JORGE JOESTAR

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  • 集英社 (2012年9月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (768ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087806502

JORGE JOESTARの感想・レビュー・書評

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  • 待ってました!
    ジョジョ+舞城、どっちも好きな世界観!!

    読んだ感想は、一言で言うと「楽しかった」です!

    マンガの小説版って必ずオリジナル設定が出てくるから苦手なのですが
    今回は「舞ジョジョ」として読めたので、むしろ楽しかったです。
    …おもしろいより、楽しいなんだよなぁ。
    ジョジョを全編読破してないと、楽しみは半減しちゃうかもですね。

    ただ、時間系スタンドの掛け合いとかパラレルとかが難しかった…
    六部とSBRをちゃんと理解力出来てないのも大きいですが…

    そして、あの方!
    私の印象では、もっと下品で悪い意味でプライドが高く、変態なのですが…(笑)
    何なんだろう、あの途方もないカッコよさは…
    原作壊したと言えば壊し放題ですが、報われたね(涙)

    三部が関わるのはいつかな、と期待していたのですが
    舞ジョジョに出さなかったのは、一番搾り愛が強いからなのかな、と勝手に思っています。

    ストーリー的には、もっと素敵な舞城作品はたくさんあると思うのですが…
    とにかく、ジョジョと舞城ファンの二つを持った人たちを大いに楽しませてくれる内容だったと思います!

    ただ、ジョージ・ジョースターって言うタイトルよりは「舞ジョジョの奇妙な冒険」の方がしっくり来るな、と思いました(笑)

  • 探偵の相方枠がカーズってもうそれだけでお腹いっぱい。
    調布で和菓子職人になってたらいいのに。
    最後が大団円なのも凄くよかった。3部ネタそんなになかったので、最後の最後でジョナサンがジョセフっぽいことをして、ちょっと感動しました。


    ジョジョって血族の物語で、因縁とかそういうものの中で、一族なんだけど養子のジョージが活躍するってのが、よかったなぁ。
    養子は養子で、一族だけど血族じゃない、その輪には決して入れない他者だって突き放してんの。それを受け止めて、自分は違うけど、この世界に合うようにやってるのがいいんだよ。
    血は繋がってなくてもお前も家族なんだ的な優しさもあったのかもしれないけど、それはそれで別のものなのだ。
    そういう立場の人間が養子のディオに対して言った「もらわれっ子舐めんなよ」って台詞はすごーくよかった。
    そういう養子云々はメインテーマじゃないし、ひとつの要素なんだけど、そこが舞城先生っぽくてよかったなあと思います。
    もちろん、こんなことはジョージに描かれてないし、私が勝手に受けとったものだけど、舞城先生の作品て、そういう自分が社会で生活しているうちに抱いた鬱憤や、卑屈になっているところや、ぼんやりとした不安や、生きる上での疑問点や、よくわからない苛立ち、みたいな感情を下敷きに愛と暴力で物語を書いてくれている気がするから本当に好きってなる。
    特に、アントニオの脱皮とか、『ディスコ探偵水曜日』の梢式とか、『短篇五芒星』の流産が気になる男とか、子どもが脅かされるものをわりと書いてるから、親から子への愛、または抑圧は色々考えているのかなと思う。

    ジョージの部分だと、意志の力=愛なところは『ディスコ探偵水曜日』っぽい。話は長いけど、テーマは単純に「愛」だと思うのだ。
    何度も繰り返される世界、ディスコ風に言うなら「この世の出来事は全部運命と意思の相互作用で生まれる」、つまり強い意志の力があれば世界を変えられるのだと思う。
    そこに決められた運命があって、どんなに絶望な場面に直面しても、祈ることをやめない。
    それはジョージの、もうすぐ結婚するし、リサリサや子どもを守りたいといったそういう愛があるから。
    愛のために祈る、それが意志であり、ビヨンドなのかなと思う。

    舞城先生のは人間のあーだこーだしたややこしい部分を描いてる物語で、トンデモ展開なだけで中身はそんなトンデモじゃないと思うのだ。
    まあ、こんなん自分の小説でやれよジョジョでやるなよって思う気持ちはものすごーーーーくあるんだけど、DIOが養子って所から、その「血」と「愛」について書いてくれたのは舞城先生らしくて凄くおもしろかったです。

  • 舞城のことだから、「僕は舞城城太郎、みんなからはジョジョってよばれている」みたいなこともしかねないぞ、と思っていたが、読み始めて見たらちゃんとジョージジョースターの話で、あーリサリサめっちゃかわいい〜なんて思ってたら、そこからまさかの舞城ワールド炸裂(しかも遠慮なし)だった。
    ジョジョの世界観をかりて書いても滲み出る舞城文体って感じじゃなくて、もう普通に舞城。どこまでも舞城。あれこれ講談社ノベルズ??という感じ。

    でもこれ、vs JOJO 企画なんですね。まあ戦ってるならこんな感じか、といったところ。舞城が押せ押せなんだけど、そういうのも包み込んじゃうジョジョの世界観の器、みたいな?それが狙いなら舞城はすごくいい人選ですね。舞城はうっかりさんだよね、という評をどこかで読んだけど、この企画でもうっかりさんっぷりを発揮して、マジでとことんジョジョに挑んでいってます。本気で喰ってかかってます。

    でも、争っている二つの世界観、ジョジョ・舞城どちらにも愛があるのは共通してますね。読み切ったあと疲れるけど何故か心地よいのは、この作品が二つの愛のぶつかり合いだからかなあ。


    ちなみに、裏表紙の絵、誰か止めろという意見には全く賛成です。笑。

  • この本を読んでから他の本を読むと、普通の文章であることのありがたみがよく分かると思います。値段は2000円近くしますし、どうしても表紙の絵が見たい、手元に置きたいという人以外には買う価値がないでしょう。

  • ジョジョの奇妙な冒険スピンオフ。1部主人公ジョナサン、2部主人公ジョセフのあいだに存在したジョージ・ジョースターⅡ世の物語。

    ジョージ・ジョースターなんて渋いなあと思いつつ大量のトンデモ死体と探偵の出てくる話だったりして(まさかね)という気持ちで読み始めたら大量のトンデモ死体と探偵の出てくる話でした。わあ。
    本編ではほんの数行でしか語られないジョージⅡ世の半生に対する大胆すぎるアレンジが熱い。第5章「箱」のような落ち着いた語り口でジョージの数奇な運命を真面目に描写する方向もあったかもしれませんが、1-7部(8部もあるよ)入り交えてのパラレルジョジョ大戦もそれはそれで。悪ノリしているようでいてジョジョ世界の根っこの部分はきちんと押さえたファン作品だと思います、たのしかった。名探偵ジョジョ!

  • 悪い意味で予想外。
    JOJOのストーリーでほぼ出番の無いジョージ・ジョースターを主役にしたパラレルワールド。キャラクター総出演して波紋・スタンドなどゴチャゴチャ。
    ジョジョと舞城王太郎の作品が好きなら良いかもしれない。オリジナルストーリーではなく、メタ作品もしくは同人誌として読むのが正しい。

  • ジョージ・ジョースターの話かと思ったら、これは舞城による1~7部のジョジョ解釈本だった。舞城節はかなり抑えられていて、読みやすいけれども、舞城ワールドで組み立てられたジョジョの世界は、残り10ページでビシャン!と伏線が回収されて、爽快感が頭の中を襲ってくる。

  • 厚み4cmの超長編。
    登場人物の関係で原作の1部2部辺りが中心となるが、他の部の要素も多少あり(ただし3部6部は薄い)。
    各章の区切りは細かいが、話がぽんぽん飛ぶので何度か読み返しが必要になると思う。
    大体でいいので挿絵のページ数を覚えておくとよい。

    長さ的にも内容的にも合う合わないがはっきりと分かれる作品だが、あくまで原作者ではない作者の発想で書いたものだということを念頭に置いておくと多少楽しみやすいかと。

    自分の中ではとてもアリな作品。
    かなり楽しめたし、ここから舞城さんの作品に興味を持った。

  • 【資料ID】155044
    【分類】913.6/A64
    文学のコーナーに並んでいます。

  • 舞城の《九十九十九》シリーズと呼んでもよいのだろうか、とにかく回を追うごとにスケールを大きくしていく、はちゃめちゃ大冒険活劇のシリーズ第三弾だ。正直、途中で何回も「えっ、こいつどこから出てきたの?」と疑問に思ったりもしたが、最後には全て丸く収めるというのがすごい。

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JORGE JOESTARの作品紹介

ジョナサン亡き後、カナリア諸島ラ・パルマ島でエリナと暮らす少年ジョージ・ジョースターは、リサリサと愛を誓い。成長してパイロットとなり世界大戦の空を駆る。その一方、日本では福井県西暁町のジョージ・ジョースターが運命とともに杜王町へ向かう…。超ドドド級スケールで描く「舞ジョジョ」ここに誕生。

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