- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087806632
感想・レビュー・書評
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2015/08/05
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様々なジャンルについて、普通とは違った視点から解説している本。
バックデータのない持論も混ざっている?とは思うが、どれも自分とは違う考え(または考えたことがない)で面白かった。 -
社会の諸問題に対して、経済合理的に解説を加えてい。
不都合な出来事にも、参加者の合理的判断が働いている結果なので、その帰結は必然と言えるのだ。
週間コラムを一冊にまとめたものなので、さくさく読めるが読み応えとしてはアッサリ。 -
読むのに時間がかかったのは、自分に今までなかった考え方だったからだと思う。
新しい考え方を知れた。 -
雑誌の連載をまとめたものなので、1つのことにたいしての4ページくらいなので、さらさらと細切れ時間で読める本。
でも、目の付け所は、さすがです。 -
世の中の殆どは行動心理学で説明できると説く著者。生物が進化論の過程で獲得してきた行動のあり方は人についても当てはまる。進化論が言う生き残ったものだけが生き残るという当たり前の出来事が、効率よく子孫を多く残せる行動として人を導いている。元旦に地球が出来たとすると、4/8に生命が誕生するが11/1まで単細胞生物のみであった。11/26に魚が生まれ12/9~26までは恐竜の時代。12/25最初のサルが生まれ、12/31PM8:10に人類が誕生。文明がエジプトで始まったのは大晦日PM11時59分30秒である。であるから文明より遺伝的情報が優越するのは当然ということだ。他にも日本の財政は消費税を30%にしてようやく赤字がとまる計算だが、そうすれば消費税抜きの取引が横行すること。ベトナムやアフリカを例に取り、幸福に最も大きな力を発揮するものは市場であること。その市場は暴走やクラッシュを繰り返すが、最も効率的であり、国家が管理することは不可能であること。など為になる話が満載だ。また、「レイプオブ南京」でデビューし全米から絶賛されたアイリス・チャンが自殺していたことをこの本で知った。彼女は意欲的な次作(アメリカにおける中国人への攻撃)がアメリカで全く相手にされなかったことから精神を病んでしまったらしい。日本が中国人にした事(南京における多くが作り話か誇張であったとしても)を暴けば拍手を送り、自分達が中国人にしてきたことには目をつむる。実にアメリカの性質をよく表している。
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バカ〜の本の前段で出された本。
こっちのほうが、勢いで書いてるような粗さがあるけれど、よく勉強している著者だとつくづく思う。
世間の一般常識と言われているものを信じて疑わない人に読んでほしい。
ただすべては正しい考えではなく、あくまでも独断と偏見で世間一般と異なった視点で書かれている本とご理解ください。 -
本書は、「週刊プレイボーイ」に連載されたものである。
なるほど!と思ったこともあったが、反対に首をかしげたくなることもあった。
面白いのだけれど、あまり内容が頭に残らなかった。 -
○作家の橘氏の著作。
○日々の出来事を、独自の視点・観点で分析した、週刊プレイボーイでの連載エッセイをまとめたもの。
○硬軟織り交ぜた書きぶりがおもしろい。 -
ダーウィンの進化論に沿って2012年の政治問題を始めいろいろなことについて書かれています。
結構、目から鱗が落ちました。
●「生き残ったものが生き残る」という単純な原理から、愛や心について簡単に答えが出せる。遺伝子をより多くの子孫に効率的に残す、という単純な答え。
●心はシュミレーション能力。
●正義をテーマにした話はその結末や内容に問わず、とにかくエンターテイメント性が高い。
●日本の累積債務は2000年には500兆円、それが今(2012年)では1000兆円という恐怖。
その他もろもろ。
地球の誕生を1月1日とすると、人類が登場するのが12月31日20時。エジプトに文明が誕生してから現代まではわずか30秒。進化論を語るときにこの30秒でしか判断していない。むしろ人類が誕生する前史にこそ答えが隠れているという話に心ときめきました。
世の中にはいろいろな分野でそれぞれの考え方があって、そのことを知る事と知らない事とでは大きな差がある。ほとんど好奇心からではあるけれど、この知識を自分の仕事に落とし込んでいかなければもったいない。