- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087807554
作品紹介・あらすじ
選ばれた12人の戦士たちが命を賭けて戦い、優勝者一人のみがどんな願いでも叶えることができるという「十二大戦」。生き残り、願いを叶える者は誰か…!? 衝撃のバトルロイヤルノベル、ここに登場!!
感想・レビュー・書評
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十二支をモチーフにした、バトルロイヤル。
干支を冠した異能の戦士達の戦いを描いた小説。
作者原作の漫画を読んだ事はあったけれど、小説は初めて。各々の特殊技能や、言葉遊びのような文体が独創的で面白かった。
章題の人物が主人公となって、話を繋いでいく。キャラクターが魅力的。特に卯は、現実にいたら嫌だけど、非現実だから許される人物。如何にも西尾維新という感じで好き。
暁月あきら作画の漫画や、アニメも見てみたいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
痛そう、怖そう…と思いながら遠巻きにしていた西尾維新作品を初めて読んでみました。
おそるおそる手に取った理由は、ずばり中村光さんの装画。
『聖☆おにいさん』や『荒川アンダーザブリッジ』とは一味ちがう雰囲気への興味が勝りました。
干支の名を持つ12人の戦士たちのバトルロイヤル。
展開が速く、ゲームをやっているような感覚であっと言う間に読了でした。
結構怖い場面もあったのですが、ゲームっぽさにコーティングされたせいか、思いのほかすんなり読むことができました。
個人的には、ストーリー云々よりも、個々のキャラクターたちがどんな想いを抱えて戦い、どんな結末を迎えたのかがわかっただけで満足。
十二支がモチーフになっていると、なんだかんだで自分の干支への思い入れが強くなるな…と、自分の単純さに苦笑しつつ。 -
漫画読みたい
買うしかないだろ!
この終わり方!
叶えたい願いごとかぁ
なんだろ?
何を叶えたいかな?
なんか何にもない気がする
死にたくも生きたくも生き返りたくもない
難しい問いだなぁ
やっぱり特にないかな
自力で叶えられない願いごとに価値はないでしょ -
旦那がアニメを観て面白かったからと薦められて読んだ一冊。期待せずに読んだら…これが面白かった!
『丑』と『寅』に感動! -
清々しいまでの厨二病っぷりである(このパソコン「厨二」変換できたよ…)。さすがに年齢的に厳しく感じてくる部分もあるな…。いや、前から結構苦手だったか。
十二人全員にちゃんとキャラ付けされているのはさすがと言った感じ。さくさく死んでいくのも良い西尾維新っぷり。だらけることも多い西尾作品だけれども、これはコンパクトに纏まっていてよかったと思います。 -
どうしてもハンターハンターのイメージが拭えない。
各戦士は簡単な経歴もそこそこに死んでいく。
章のはじまりで次はコイツが死ぬのかとわかる。
サクサク読めてバタバタ死ぬ。
主人公は寅ですかね?
歴戦の戦士のわりに ウッカリさん が多い気がするな。 -
西尾維新の最新作。
干支をモチーフにした12人の戦士たちによるバトルロワイヤル。景気よく登場人物が死んで行く姿がいっそ清々しいw
勿論、最後に残った1人が勝者なのだが、『誰が生き残るか?』については、著者の作品をこれまで読んで来た読者なら、予想するのは難しくない。
作品の雰囲気は初期の『戯言シリーズ』を思わせ、なんやかんやで長いこと読んでいる身としては懐かしかった。
中村光のキャラクターデザインもユニーク。