雪とパイナップル

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087813074

感想・レビュー・書評

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  • チェルノブイリの原発事故によって患った白血病と戦う少年と、それを懸命に支える医療スタッフ、その全てを受け入れる母親の姿から、命の切なさや大切さ、幸せとは何かを考えることができる
    ◾️一番大切なものを失ったときでも、人間は感謝することができる
    ◾️言葉や歴史、文化、宗教が違っても、人間は悲しみや苦しみや喜びをわかちあえる
    ◾️幸せは、幸せを目指しているプロセスの中にあるのかもしれない
    ◾️苦しみや悲しみの中にいる人だからこそ、幸福になれる可能性がある
    ◾️許すこと、感謝すること、微笑みあうことを忘れない

  • 「子どもの涙は、人類すべての悲しみより重い」
    短い時間で読了できるものの、多くのことを教えてくれた本でした。すらすら読めますが、あえてじっくりゆっくり読んでほしい1冊。

  • チェルノブイリ原発事故の被害地での医療の話をもとにした大人のための絵本

    希望や人間の繋がりや温かさについて考えさせられた。
    読みながら涙を流してしまった。

  • チェルノブイリの救済活動に参加した医師の実話。
    感動した。
    白血病を患った子どもの命を救おうと奮闘したチーム。治療を行うにあたり、本人だけでなく家族とともに人生に向き合う姿勢に心打たれた。

  • どんな状況であっても、その中にあるわずかな「希望」を見失う事なく追い続けることが、人と人を深いところでつないでいき、物事をかえていく力になるんだとおもいました。原発事故の起きている今、特に現実味をもって迫ってくる作品です。

  • 泣きました。 

  • チェルノブイリ事故の影響で白血病になった少年家族と、治療に関わった日本人の話。
    半泣きになってしまった、、、。

  • どうしても早く読みたくて、読みたくて…。人の多い会議の途中に、目立たないだろうと思って読んでいたら、不覚にも涙しました。あ〜、ショック。ひとりっきりで読みたかった。衝動的に「森のえほんやさん」に8冊も仕入れました。

  • 帯に「心あたたまる感動の絵本」とあるので絵本に分類しました。「一番大切なものを失ったときでも人間は感謝することができることを知りました。」暗闇の中に光を照らされたような、救われた気持ちになりました。大勢の人に読んで欲しいと思います。

著者プロフィール

諏訪中央病院(長野県)名誉院長。「住民とともにつくる医療」を一貫して提案、実践。チェルノブイリの救護活動、イラクの小児病院への医療支援なども行う。

「2006年 『どうして勉強するの?お母さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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