天使の梯子 Angel's Ladder

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著者 : 村山由佳
制作 : 小瀧 達郎 
  • 集英社 (2004年10月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087813197

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天使の梯子 Angel's Ladderの感想・レビュー・書評

  • 消えない後悔抱えて十年。また桜が咲く季節になった。

    『天使の卵』から十年後の設定のお話。この話があるから、前作が深みを増す。主人公は新しい人物だが、あの二人はいったいあの後どうなったのかという読者のかゆい所に手が届いた作品。前作があってこそなので、未読な方はまずそちらからおすすめしたい。
    本当に言葉ってすごい力があるんだと改めて感じた。たった一言で、人を傷つけるし喜ばせる。何年も前に読んで、気をつけようと思ったことは覚えているのに、振り返ればあの一言は余計だったということが多々ある。そんな自分が厭になるけど、これも抱えて生きていかなければと強い気持ちになれる作品です。

  • 完結編。救いのある内容で、でも歩太が彼女を想う様子がやっぱり切なすぎる。夏姫はいいけど、彼の今後は?と気になる…。

  •  歩太のところのどこかの国からきた社長がいい味をだしていた。
    裏のない、心の底からあたたかいもので満たされているような人柄だった。
     どんな人たちがまわりにいるかということは本当に大切だと改めて感じた。
     大きな傷を負い、それを手放すことも癒すこともできないのに
    何とか歩いていられるのは”人の心遣い”があるからだろう。
    「結局、忘れるということは本人にしかできないことダカラ」という言葉にはっとさせられる。

     慎一の夏姫への想いは受け入れられるのかと葛藤していた分
    わかりにくかったけれど本物であってよかった。それをわかるきっかけを作ったのが
    社長と歩太であったのもよかった。

     天使の卵の続編だが、これ一冊でも楽しめる。

  •  先に読んだ『天使の卵』の続編。春妃が無くなってから10年後の話。
     間を空けずに続編を読んだせいか、作品内の時間の経ち方に少しとまどいがあり、少し間を空けて読んだ方が良かったのかも、と最初感じた。
     本作品での主人公は、春妃の妹の夏姫に恋をする古幡慎一。あの頃の春妃と歩太と同じように年下の男子だ。
     前作はとても整ったお話だったのだけれど、本作はとても小説っぽい起伏に満ちたものになっていて、流石に作家の成長を感じる。『天使の卵』も(予想以上に)良かったが、断然こちらの方が好みだ。
    (以下ネタバレ)
     特に、慎一と歩太が対面するくだりが良い。前作を読んでいる読者は背景がわかっているので、慎一の抱く感情を見守ることができる。若者が悩み苦しんでいることに心を寄せ、応援したくなる感じ。常に冷静な歩太の姿勢も心強いというかとても好ましい。うまく読ませるなぁと思う。
     続編であることをうまく活かした、心地よい作品だった。

  • 「天使の卵」のあと 直ぐに 読んだ。3人(歩太、春妃、夏姫)の間に 槙一が 無理やり 入ってきた感が あると思ったのは 私だけでしょうか!?

  • 夏姫さんが大人過ぎて
    慎君が余りに子供っくて
    歩太君も大人でだからドロドロな感じがしなくて読み易かったけどけど

  • 天使の卵シリーズ。
    「赦し」がテーマ。
    死の直前に言ってしまった言葉が心に刺さったまま。
    前作から10年後、夏妃の姉と似たような状況の恋愛をする。
    「あなたと出会えてなかったら、自分を赦せてなかった」

  • 一気に読めてしまった。
    天使の卵のレビューで星3つを付けてしまった事に非常に後悔してしまうほどに、入り込めた。

    最後の余裕の歩太、焦る慎一の辺りは特に楽しかった。
    あの夏姫も歩太もそれぞれ、成長?と言うか、それぞれ、あの時の事を消化し始めていて。

    天使の卵、共々また読みたい!って思えた。

  • 天子の卵のその後の話でやっぱりきれいな文章を書く人だなと思った。

  • シリーズ2作目。「贖罪しきれない後悔と向き合い、どう生きていくか」という点では普遍的なテーマを扱った話(シリーズ)とも言える。

  • たまたまですが舞台設定と同じ桜の季節に読んだこともあってか前作よりも楽しめました。「天使の柩」も読まなくては。。

  • 「天使」シリーズの続き。
    「天使の卵」でラスト死んでしまった春妃の妹夏姫の話。

    昔国語教師をしていた夏姫は数年後、教え子のフルチンこと慎一とカフェで出会う。生徒のいじめを見抜けなかったことで思い悩み、教師を辞めたと告白する夏姫に思いを募らせる慎一。そんな時、慎一が酷い言葉を吐いた次の日に育ての親であるおばあちゃんが死んでしまう。

    人の生き死には本当にどうしようもなくて、どんなに後悔しても、時を巻き戻したいと願っても叶えられるはずもなく、ただ、痛みが過ぎるのを待つことしか出来ないのだけれど、そんな時に心を許せる相手がそばにいてくれるのはなんと幸福なんだろうか。

    お互いにそんな存在になれると気づいた夏姫と慎一は幸せだと思う。

  • 天使の卵を読んだのでせっかくなので続編も。
    卵のときはそれほどでもって思ってたのですが、なぜか前よりもハマり 笑

    夏姫があまりにもオトナになっていてビックリしました。

    めちゃめちゃ引き込まれるストーリーではないのかもしれないけど、その雰囲気が好きです。

    引き続き、天使の柩を読んでみます。
    ヘヴンリー…はどうしようかなー 笑

  • どうもハッピーエンドが嫌いなのか
    私は、好きになれなかった



    天使の卵で終わっていた方が美しかった
    美しいままであって欲しかった

  • 慎の嫉妬心とか、ややもすれば女々しいとも受け取れる彼の行動や言動は夏姫が好むのもではないと思いつつ読み進めた。結果は私の想像とは異なるものだったが。「ヘヴンリー・ブルー」という夏姫目線で描いたアナザーストーリーがあるのを知った。読んでみよう。

  • 『天使の卵』続編。
    夢中で読んで、すっごい泣いた。『天使の梯子』の切ない話も、この続編があって救われる感じ。
    やっぱり人が亡くなるのは悲しいし、その直前にひどい言葉をぶつけてしまうのは嫌だ。でもだからといってケンカをするな、というのは無理な話だし、人が亡くなるのも予測できない。不運だったと言うしかないのかもしれないけど、そんな一言で片付けてしまいたくない物語だった。

  • やっぱこの頃はよかったなー。
    最近のやたら刺々しい被害者意識ベースのような押し付けがないだけでもほっとする。
    ばあちゃんの話は何度読んでも泣かずにはいられない。
    最新作に期待。

    【図書館・再読・12/12読了】

  • 『天使の卵』から10年後の舞台で、10年前に傷を負った夏姫が、慎一に心を開いていく姿に人間の健気さと弱さを感じる。

    長崎大学:くらげ

  • 裏でこそこそするような人は信用されないと思う。きっと長くは続かない。私はそう思う。正面切るか、待つか、でなければ先は見えていると思うのだが・・・

  • 緻密な描写が印象的。どこまでもリアリティがあって感服。

  • 苦しい幼少時代を過ごしたために、同世代の人間より醒めた態度を取る少年。そんな彼が好意を抱いた女性が夏姫。年の差(大)の恋愛の過程で起こるいくつもの波乱。
    強力な恋敵一本槍、俺、夏姫。三人はいったいどうなる?

  • 再読。
    みんな、許されて希望が見えて良かった。きっと歩太くんの画みたいに、村山さんの物語も光がさしてる。
    文章がステキで、穏やかで、夜カエルの鳴き声をBGMに一気に読んだ。
    あぁ〜やっぱりスキです村山さん。
    あと、装丁がとても美しい!

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天使の梯子 Angel's Ladderの作品紹介

『天使の卵』から10年。歩太・夏姫、29歳。8歳年下の男に熱愛される夏姫…。再び、あのせつない恋物語が甦る。

天使の梯子 Angel's Ladderの文庫

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