きもの熱

著者 :
  • 集英社
3.74
  • (6)
  • (8)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 76
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087813272

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 表紙のデザインと手ざわりも凝っているきものエッセイ。清野さんセレクトのきものはけっこうシックで帯はオリエンタルな香りのただようものが多い。清野さんのお若い頃の古本屋通いのエピソードなども味わい深い文章でした。モデルになっているのは料亭の女将さんや謡いのお師匠さんなどで、さすがきもの姿がお似合いです。個人的には年配の方のきもの姿にハッとさせられ、美しいなあと思いました。

  • 著者の着物に対するひたむきな愛情が伝わってくる。写真は全てフルカラーで、着物の色や帯との取り合わせが素晴らしい。写真も文章も、時折本を開いては楽しんでます。

  • 資料番号:010876092
    請求記号:593.8 /セ

  • 私には到底手が出せないような着物のお写真と作者が連載していたお話が書いてある。
    モデルさんじゃなくって普通に女将さんとかやってる方々のキレイな着物姿♪写真見てるだけでも楽しい♥

    ただ、着物があまりにも高価で素晴らしすぎるため、私にはまだ早かったのかも・・・とも思う。
    もっと着物を極めた後に読みたいな。

  • きものに関する本はかなり読みましたが、これはほとんど美術書です。
    筆者は、大人になってから「きもの熱」にかかったそうですが、それでも幼少から日舞を習っていたり、セレブを感じさせます。
    出てくるきものや帯も、個性的なものもありましたが、作家さんのお名前も多々あり、読んでいて気後れします。
    写真もきものが映える背景でとても美しく、でもモデルがみな本職モデルでないところだけが、唯一の親近感でした。

  • 表紙で購入を決めた一冊。ウェブ上ではわからないでしょうが、並べられた帯締め一本一本がエンボス加工されています。中身は、落ち着いた大人のコーディネートとそれを語る文章で…憧れます。

  • ため息の出るような着物の数々。
    それを柔らかな自然光の中、着物が板に付いたステキな女性達が
    身にまとっている。とってもステキ。

  • つくづく、趣味が良いなぁと思うコーディネート。写真のモデルさんがまた良い。プロのモデルじゃなく、きもの姿が板についてる感じがいい。着慣れるのと着こなすのは違うんだなぁと思いました。
    上質のきものは手が届かなくても、現代的な色の取り合わせなどは、参考になると思います。文章も、さりげなくて素敵。きもの本にありがちな、結局自慢〜?な感じがなくて、きもの本で一番好きかも。

  • ほとんどが、渋い江戸好みの着物で、完璧好みのタイプでした。
    写真で紹介されているコーディネートがあまりにもステキだったので、自分用に一冊買おうと思います。

    (紹介されている着物と帯は高価すぎて手もでませんが目の保養に)

  • 金持ち万歳!!!私もこんなにたくさんの着物に熱をあげられるくらい金持ちになりたいです。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

群馬県出身、文筆家。能や歌舞伎など日本の伝統芸能に強く関心を寄せ、甘くなり過ぎることのない柔らかな語り口で綴られるきものの景色に、多くの支持を集める。古美術や工芸、芸能などジャンルを超えた世界に向けられる旺盛な好奇心は現在進行形で、雑誌の企画、構成、執筆活動を行う。著書に、前作『折にふれて きものの四季』(文化出版局刊)のほか、今作共著者の浅井佳代子と初めてタッグを組んだ『きもの熱』、また『清野恵里子のきものの愉しみ 帯あそび』(ともに集英社刊)など多数。二〇一七年に上梓した『咲き定まりて 市川雷蔵を旅する』(集英社インターナショナル刊)では、膨大な資料をもとに市川雷蔵とその時代の日本映画界を活写し、新境地を開いた。

「2021年 『時のあわいに きものの情景』 で使われていた紹介文から引用しています。」

清野恵里子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×