鈍感力

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1738
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087813722

作品紹介・あらすじ

今を生き抜く新しい知恵。渡辺流!男と女の人生講座。

感想・レビュー・書評

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  • 鈍感力が素晴らしいことは分かっていたから、どうしたら鈍感力がつけられるのかを知りたかった…

  • かれこれ15年前に話題になった本だったなぁと読んでみた。
    んー勝手に私が思っていたのとは違った。かなり男性よりの見方で…今の時代では、当時のような反響は起きなかったのではないかな?
    せっかく読んだので参考になったところは素直に受け入れてみたいと思います。

  • 感想は「まあ そうかな」という感じ。
    どうしてこの本を読もうかと思ったかというと、とにかく渡辺淳一氏の本が読みたくて本屋さんへ行ったら、ドンと積んであったのがこれ。
    以前 京都のバーへ行ったところ、実はそこは渡辺淳一氏の行きつけだった。
    元 芸子さんのママさんがとってもいい方でサインならいつでももらってくれるし、居合わせたら紹介してくれるとのこと。
    で、読んだことが無かったので、読んでおかなきゃって買ってきたが、もっと代表作を買ってくればよかったと後悔。
    このGWに読む本とDVDは用意済みなので、渡辺淳一氏の代表作を読むのは先送り。

  • 早寝早起きがなにより苦手な自分は、即寝即起き的な章に魅力を感じた。ちょっと頑張ろう、と思えたのが収穫。

  • 鈍感でないヒトにオススメ。
    のんびりしているヒトにはムダな本。

  • 参考図書

  • 「鈍さ」こそ、生きていくことの源になる才能

    【感想】
     筆者が考える鈍感力について、17の章で論説する。鈍感力を発揮するいろいろな事例についてのエッセイ。読んで分かるのは、「どうしたら鈍感力が身につくか」ということではなく、「どのような場面で鈍感さが大切になるのか」ということ。日々、神経質に生きている中で、手に取って読めば、どうしたら鈍感であれるか、ということを考えるきっかけになる。鈍感力について著者のなかで練り上げられているコンセプトあるわけではないので、読みながら自分にとっての鈍感力を考えていくといいと思う。
     著者は女性を特別視している。文庫版の序説で、鈍感力を身に着ける方法として「おおらかなお母さまに育ててもらうこと」と説く。女性は男性よりも鈍感力があり、「母としての愛」は、男性や出産を経験していない女性には持ちえないものだという。「出産を経験している女性とそうでない女性では、鈍感力が決定的に違う」というこの論説は、今の時代では言いにくいものであり、過去の本だが新鮮に感じた。

     本書を読んで考えたのは、「鈍感力」というコンセプトが流行するということは、問題が起きても、当人にとって本質的に、生命や社会生活に甚大の影響の与えるような事態は、めったに起こり得ないのだな、感じた。「敏感」であることよりも、「鈍い」ほうが、心地よく生きていくにあたって、都合がいいなぁと感じているから、この本が100万部も売れるのだろう。 私も、もっと、防御的に、自己中心的に、生きてもいいのかもしれない。情報過多で刺激が多すぎる現代においては、周りの感情や要望を敏感に感じ取る力よりも、自分が大切にしていること、大事にしたいことをじっくり推し進めていく鈍さも養いたい。10代から20代前半にかけては、周りの要望を感じ取る、推し量って動く敏感さばかりを磨いてばかりきたような気がする。

  • 人が多くなればなるほど、ストレスが生まれる。
    故渡辺氏は鈍感になる力こそ必要だという。

    本著は人間関係や健康、恋愛など様々なことへのエッセンスが説かれている。
    何かを気にしすぎることが多いので、本当に参考になった。

  • 今の世の中、敏感より鈍感の方が大物になるかも!?

    精神の安定には間違いなく鈍感の方が良さそうですね。
    周りがどう思うかは分かりませんが(笑)

  • 鈍感。
    そう生きることができれば、とてもラクだと思う。
    適度な鈍感力。そして、人の痛みが分かるような繊細さ。
    両方をバランスよく持ち合わせて、生きていきたいものだ。

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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