氷の巨人 コーリン

  • 集英社
3.54
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本棚登録 : 84
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087815269

作品紹介・あらすじ

フィンランドのアンデルセン、トペリウスの原作を、スズキコージが描きおろし! 100年に一度目を覚ます巨人と子どものなぞなぞ対決──賢くて意地悪な人より、少しマヌケでも優しい人のほうが素敵です。

感想・レビュー・書評

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  • 2年。スズキコージさんの絵がとにかく綺麗で、お話の個性的なキャラクターたちにぴったり。昔話の
    ようなストーリーは、読み進めるごとに巨人へ愛着が湧いて、終わりが心に響いてくる。

  • 絵ははくりょくがあっていい。

    氷でできていることを忘れてしまったコーリンがくずれるところはちょっと悲しいけれど、チビッコが残念に思っておはかを作ろう、と言った終わり方はよかったです。

    「この巨人は 大きくて、ちょっとまぬけでしたが
    悪いことは なにもしませんでした。かしこいことは いいことです。
    でも、かしこくて いじわるな人よりも
    少しまぬけでも やさしい人のほうが、ずっと すてきです。」

  • 2014
    北欧ラップランドの氷山の中で100年ぶりに目がさめた氷の巨人はこどもとなぞなぞ合戦をすることに~

    ヨートゥンヘイムという村に、
    氷の巨人とよばれる人が住んでいた

    雷の神トールと氷の巨人たちがたたかって
    氷の巨人はひとりしか生き残らず、その名をコーリン
    といった
    かくれて住んでいるコーリンは
    何歳だかわからず
    大きさもわからず
    つかえるのは黒チビのデビルキン

  • サカリアス・トペリウス (原著), スズキ コージ (著)

  • 「コーリンは氷の巨人の生きのこり。100年ぶりに目をさましました。世の中を見てまわろうとしますが一歩で70キロメートルすすむ長ぐつでは思ったところに行けません。ずっとひとりぼっちだったコーリンは、出会ったこどもとなぞなぞあそびをします。」
    フィンランドのアンデルセンと呼ばれるトペリウスの原作をスズキコージが構成した創作絵本。雷の神トールと氷(霜)の巨人は北欧神話を元にしている。
    遙か北の彼方にすんでいた氷の巨人は、雷の神トールとの戦いに敗れ、コーリン一人が生き残りました。コーリンは北のみさきの氷山にひっそり隠れ、100年に1度目を覚ますのでした。コーリンには何でもすかしてみることが出来る黒チビのデビルキンに自分が眠っている間見張りをさせていました。ある年コーリンはクリスマスの少し前に目を覚まし、人間の子どもとなぞなぞの勝負をすることになります。
    この勝負に負けておかしくなって笑い転げたコーリンは溶けて崩れてしまいます。人間はやさしかったコーリンを記念しておはかを作りました。「かしこくていじわるな人よりも少しまぬけでもやさしい人のほうが、ずっとすてきです」
    青を基調としたダイナミックなパステル画。小型の絵本だがコーリンはいつも画面に入りきらないほど大きくかかれ巨人であることが強調されている、易しい漢字がルビ付で使われている。

  • チビッコのやつ、なんかムカつく。S10

    たった一人、生き残った氷の巨人コーリン。
    100年に一度、目を覚まして世の中を見回すのです。
    ある日目覚めたコーリンが見た世の中は鉄道が走り、電線が足に引っかかる世の中でした。
    そんな中、コーリンはソリで遊ぶチビッコたちに会って。
    チビッコのナゾナゾが難しい…。


    表紙裏の絵が素敵ー!
    相変わらずスズキコージの色鮮やかな絵が楽しい。コーリンの困った表情、チビッコの生意気な様子が生き生きと描かれる。
    最後はちょっと寂しい。

  • ★★★★★
    北の山で目覚めた巨人コーリン。
    おともを従えて、久しぶりの世界を見学にいきますが。。
    子どものなぞなぞが理系だ!
    絵が北の国の冷たさと登場人物のぬくもりがつたわってきてよいなあ!
    (まっきー)

    • knslさん
      なぞなぞはなかなか難問でした。北欧神話な感じ(どんなんや)がすてきでした。
      なぞなぞはなかなか難問でした。北欧神話な感じ(どんなんや)がすてきでした。
      2014/12/11
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著者プロフィール

1818年1月14日生、1898年3月12日没。フィンランドの作家・ジャーナリスト・歴史学者。特に童話が名高く「フィンランドのアンデルセン」と呼ばれる。

「2018年 『星のひとみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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