ツンドラ ブルーアイス (愛蔵版コミックス)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087820409

感想・レビュー・書評

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  • 春は3日、夏は10日。
    太陽は滅多に顔を出さず氷に包まれた街のはずれに住む
    しっかり者のカラと、お調子者のノム。

    短い春と夏の真ん中にやって来る"あまのじゃく"。
    いつまでも夜のこない夏の空。
    白フクロウの羽根でつくったおまもり。

    1年間の1/4ずつ気候が違う、そんな国があったら
    すごい幸せで毎日笑っちゃうねと言うノム。

    特別なことよりも毎日を丁寧に、感謝して、
    積み重ねていくこと。
    世界で2番目にさむい国のあったかいお話♡

  • 3日間の春と10日間の夏以外は、
    ず~っと極寒の「世界で2番目に寒い国」で暮らすノムとカラのお話。

    「じゃあさ一年のうち1/4はすこし晴れ 1/4はすごく晴れ 1/4がまたすこし晴れて1/4がここくらいっていうのは? もしかあったら、きっとすごい幸せで毎日笑っちゃうね!!」
    というセリフが悲しかったです。
    その気候はまさに日本のことなのに、
    多くの日本人は、このノムとカラよりも不幸せに見えるから。

  • 刊行当時、某所のレビューで絶賛されていたのを今頃思い出して初めて読んでみた。
    ツンドラ地帯のどことも知れぬどこかで暮らす少年たちの日常。
    うーん、カワイイけど、それだけっちゃそれだけっていうか、
    自分のツボとはちょっとズレてるってことか。
    時間を置いて読み返せば段々「旨み」がわかるようになるのかなぁ……。

    -----10/03(水)追記-----

     評価を下方修正。
     かわいい男の子同士がイチャイチャしているのは別にいいんだけど、
     やっぱり私はこのベタベタ感って苦手かも。

  • 装丁までも素敵(鈴木成一さんが好きすぎてちょっと憎いくらいに)で、ノムとカラのふたりも、漫画の世界も大好きです。
    月日がたって少しずつボロくなっても、なんだか更に好きになる表紙。
    大切なまんがの一つです。
    あのペンギンが忘れられないのはなぜだろう。

  • 絵本のような漫画。
    漫画のような絵本。

    子供も大人も誰でもきっと楽しめる。

    なんだかゆったりとした気持ちになれる。

  • 安野モヨコさんの絵は好きだなぁ(^o^)

    世界で2番目に寒いところの、あったかいお話です。
    ノムとカラという2人の男の子がメイン。

    ノム&カラの3分クッキングがツボでした。スポーン(笑)

  • 世界で二番目に寒いところに住むふたりのこども。
    兄弟なのか、友達なのか、恋人なのか。
    安野モヨコはこんなのも描けるんだ!と。
    後半につれ、だんだん絵が荒くなってゆくのが残念です…
    装丁もすごく可愛いです!紙がいい!

  • 「終わるってことは・・・今まであったってことだから」
    「なかったことよりどれほどいいんだろう」

    ここの「なかったことより」のところがすごく好き。
    ああ、ほんとにそうだなあ、とじんわりきました。

  • トナカイのニンジン
    あまのじゃくの影
    オーロラ
    羽根のお守り

    寒いからあたたかい。

  • 世界で2番目に寒い国に暮らすまるっきり正反対だけど、とっても仲良しのふたり。あったかくて優しい日々。「シュガシュガルーン」と「オチビサン」の種はここにあったみたい。

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著者プロフィール

3月26日生まれ。おひつじ座のO型。東京都出身。
1989年、別冊少女フレンド増刊「Juliet」より『まったくイカしたやつらだぜ』でデビュー。
代表作は『シュガシュガルーン』『ハッピー・マニア』『さくらん』『働きマン』『オチビサン』など多数。
『シュガシュガルーン』で第29回講談社漫画賞受賞。

「2020年 『シュガシュガルーン 新装版(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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