泣き虫チエ子さん 1 (愛蔵版コミックス)

著者 :
  • 集英社
4.01
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感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087824223

感想・レビュー・書評

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  • ミリさんのコミックエッセィは大好き。

    …でも、これまでは独身女性の日々徒然、心情あれこれ綴った作品が多く、
    (あ~、わかる、わかる~♪)、というよりは

    (あ~、わかって…ました?)
    気持は重なるのに、今の自分とは重ならない、ちょっとしたズレの収まりの悪さが気にはなっていた。

    『泣き虫チエ子さん』は、そんなミリさんの
    夫婦バージョンエッセィ♪
    (…なので、収まりの悪さはもう無い。)

    もう無いどころか、
    女性作家なら、女性側からの視点と言うことで『妻』の心理云々…
    描かれていると思いきや、
    男性(夫)側からの視点が、妻以上に面白く、
    つい、
    とっぷりと、頭まで家庭に浸り過ぎて、もう周りが見えなくなっていた私には、
    (とりあえず、一回出て見直してごらんよ)
    と、目線を変えてもらった様な新鮮さに、ドキドキするような感情を覚えた。

    好きで夫婦になった相手だ。
    自分の気持はチエコさん(彼女がまた感受性豊かなで、面白いんだ♪)
    が代弁してくれるとして、
    夫のサクちゃん。
    彼は夫の代弁をしてくれて、いる。と実感出来たとしたら、
    夫婦って、とんでもなく素晴しいものだな。

    …と、エッセイと心に一ミリの隙間なく、感動できるに違いない、と思えた一冊。

  • 益田ミリさんの作品が好きで、大体読んでいるのだが、今回はあんまり自分の中で良くなかった。
    Amazonのレビューでは高評価だったので、読んでみたのだけれど、今回の作品は、益田作品の「毒」がなく、おもしろみに欠ける。
    Amazonのレビューではその「毒」が嫌な人もいるようだったけれど、僕からすれば、その「毒」は自分でも感じることだし、嫌みにも感じず、ちょうどいいアクセントのようだっただけに、今回の作品でその「毒」がないと、何にもアクセントのない単一の味しかしない料理のようだった。
    僕が世間一般の人より「毒」があるということなのだろうか?

  • チエ子さんちょっとめんどくさい人ですね。
    でもこういう面倒くさい頃大昔あったなぁと懐かしく思う。今の自分はサクちゃんにそっくり。
    うーん…ほっこりする人が多いんだろうなぁ。今の自分はこういう甘々でちまちまおせっかいな感じ、懐しくも遠いなぁと思う。オットと毎日待ち合わせて買い物するとか、逆に自分ならストレスにしかならないなと(苦笑)
    わかっててやってる「ブッ」がリアルで面白かった。1ということは続編もあるのでしょうかね。続きも甘々?

  • 会社で秘書をしているチエ子さんと、自宅で靴の修理をしているサクちゃん夫婦。
    二人は結婚10年を迎えた子供のいない二人暮らし。
    お互いがお互いを常に思いやり、静かに時は流れていく。
    幸せなのに、なぜかふと悲しくなったり、相手がもしも自分より先に死んでしまったらと涙が出たり、そんな小さな心の漣を、チエ子さんは美味しいものを食べて、サクちゃんに甘えたり、一人でカフェに行ったりして、すっと流していく。
    誰にでも、ふとそんな気持ちになる時があるのを思い出させてくれる良作。
    1巻、2巻読了

  • すーちゃんの方が好き。
    私が独身だからかな?
    なんというかキレイでいいんだけど、もうちょいドロドロしたところも読みたい。
    ちょっと浅いかなー。

  • ミリさんのマンガは本当に共感できて
    泣き虫チエ子さん、なのに私が泣いてしまった。
    ミリさんとは気持ちが似ている。
    主人公とも似ている。
    なんで私の気持ちわかるの?って。

    今回は夫婦のお話。
    こんな夫婦だったら私でも上手くやれるのかな。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「なんで私の気持ちわかるの?って」
      ひょっとしたら誰にでもある普遍的なコトなのかも。今度読んでみます。。。
      「なんで私の気持ちわかるの?って」
      ひょっとしたら誰にでもある普遍的なコトなのかも。今度読んでみます。。。
      2012/05/15
    • sobakasuさん
      >nyancomaruさま
      ミリさんは私に似て神経が細かいし物事を深く考えられるので、そうじゃない人には全然理解できないかもしれません。人と...
      >nyancomaruさま
      ミリさんは私に似て神経が細かいし物事を深く考えられるので、そうじゃない人には全然理解できないかもしれません。人との関わりに悩んだりするなら共感できる部分はあると思いますよ。
      2012/05/15
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「共感できる部分はあると思いますよ」
      軽いエッセイを何冊か読んでます。表面に出さない些細なコトをやんわり表現出来る方ですね。
      これも読んでみ...
      「共感できる部分はあると思いますよ」
      軽いエッセイを何冊か読んでます。表面に出さない些細なコトをやんわり表現出来る方ですね。
      これも読んでみとうかな、、でも図書館には無いので、リクエストしなきゃ。。。
      2012/05/17
  • 図書館にて。
    本棚で見つけたから借りてみたが、何冊もあるのですね。
    ほのぼのとしつつ、鋭いことを言っているところがほかのこのようなコミックと一線を画すなと思った。
    また見つけたら読んでいきたい。

  • ずっと読みたかったチエ子さんシリーズ♡
    チエ子さんとさくちゃんのやりとりにほっこり♡
    さくちゃんの優しさとさくちゃんに対する
    チエ子さんの想いに「ステキだな〜」と
    しみじみと思った!!

    次も楽しみ〜♫

  • 夫婦の日常のひとコマ。
    そうそう、そんなことあるっていう、普段なら気づかない所を、気づかせてくれる。

  • 2人で2人の人生をつくっていく幸せを噛みしめたくなる良い一冊。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。

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