みつあみの神様 (愛蔵版コミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 255
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087827095

作品紹介・あらすじ

叙情派・今日マチ子が物語るもうひとつの、3.11以降の世界──。
海辺にぽつんと佇む一軒家には「あの日」からひとりになったみつあみの女の子が住んでいる。
洗濯バサミや枕たちが一日中かしましくおしゃべりしていることを知らずに──。
時代の空気感をリアルに描き出す今日マチ子が未来への願いをこめて綴る希望と再生の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で見つけたコミック。
    軽い感じで読みかけたら、
    重いテーマも含まれていた事に気づく。
    こわい感じも後半では出てくる。
    3月11日のあの日から何かが変わってしまった。
    直接的ではないけれどもじわりじわりと問題を投げかけてくる。
    この作家さんの他の作品も読んでみたい。

  • 今回の手塚治虫文化賞の新生賞を受賞したので読んでみた。3.11以降のアナザーワールド的な作品で、暖かいような残酷なような、考えさせられる内容だった。それはおそらく未だ抱えていて、目をそらしてはいけないからだと思う。

  • 装丁/コートデザインスタジオ

  • モノが見つめる被災後の世界。

  • 日常品が語る見えそうで見えない世界

  • 最初はモノが喋る幻想的な印象だったが、後半はかなりヘビーでメッセージ性の高い物語。

  • ほろほろと少し泣けた

  • 装丁が可愛くて、内容も割と好きだった。
    ファンタジー?の中に垣間見れる残酷さがよかったかな…
    みかこさんを読んだ後だったので、中身がカラーで無いのが個人的にちょっと残念だった。しかし、総合的にはいい漫画だった

  • 近未来の社会を描いた作品。塀の内と外に分けられ、暮らしている人たち。一方には過酷な未来が待ち受けている。あり得ないと否定しきれないほろ苦みが残る。

  • 今日マチコの新刊三冊が出ていてまとめ買い。帯がすごい。版元が違うのにどうやってフレーズを合わせたんだろう…笑。そして、311以降の世界ーーー。というには想像力が豊かすぎるかな。ほめ言葉。
    被災地を実際に見たとき、その静寂と空虚さ、取り返しのつかなさに、僕はただただ訳もなく涙してしまった。けどこういう形にすることができるのだなぁと。
    感性がすごいなぁ。

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著者プロフィール

東京都出身。東京藝術大学、セツ・モードセミナー卒。自身のブログで、ほぼ毎日更新している1ページのショートマンガ『センネン画報』が単行本化され注目を集める。2005年に第1回「ほぼ日マンガ大賞」入選。2006年と2007年に『センネン画報』が文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に2年連続で選出。2010年に『cocoon 』、2013年に『アノネ、』がそれぞれ、文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に選出。2014年に『みつあみの神様』で手塚治虫文化賞新生賞、2015年に『いちご戦争』で 日本漫画家協会賞大賞(カーツーン部門)を受賞。その他の作品に『みかこさん』『かことみらい』『U』『5つ数えれば君の夢』など多数。

「2023年 『From Tokyo わたしの#stayhome日記2022-2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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