- Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087827095
作品紹介・あらすじ
叙情派・今日マチ子が物語るもうひとつの、3.11以降の世界──。
海辺にぽつんと佇む一軒家には「あの日」からひとりになったみつあみの女の子が住んでいる。
洗濯バサミや枕たちが一日中かしましくおしゃべりしていることを知らずに──。
時代の空気感をリアルに描き出す今日マチ子が未来への願いをこめて綴る希望と再生の物語。
感想・レビュー・書評
-
図書館で見つけたコミック。
軽い感じで読みかけたら、
重いテーマも含まれていた事に気づく。
こわい感じも後半では出てくる。
3月11日のあの日から何かが変わってしまった。
直接的ではないけれどもじわりじわりと問題を投げかけてくる。
この作家さんの他の作品も読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回の手塚治虫文化賞の新生賞を受賞したので読んでみた。3.11以降のアナザーワールド的な作品で、暖かいような残酷なような、考えさせられる内容だった。それはおそらく未だ抱えていて、目をそらしてはいけないからだと思う。
-
装丁/コートデザインスタジオ
-
モノが見つめる被災後の世界。
-
日常品が語る見えそうで見えない世界
-
最初はモノが喋る幻想的な印象だったが、後半はかなりヘビーでメッセージ性の高い物語。
-
装丁が可愛くて、内容も割と好きだった。
ファンタジー?の中に垣間見れる残酷さがよかったかな…
みかこさんを読んだ後だったので、中身がカラーで無いのが個人的にちょっと残念だった。しかし、総合的にはいい漫画だった -
今日マチコの新刊三冊が出ていてまとめ買い。帯がすごい。版元が違うのにどうやってフレーズを合わせたんだろう…笑。そして、311以降の世界ーーー。というには想像力が豊かすぎるかな。ほめ言葉。
被災地を実際に見たとき、その静寂と空虚さ、取り返しのつかなさに、僕はただただ訳もなく涙してしまった。けどこういう形にすることができるのだなぁと。
感性がすごいなぁ。