カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ!?

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087860801

感想・レビュー・書評

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  • 統合型リゾート、IR
    似て非なるもの
    2020年代、四国の1.5倍の人口減
    リスクテイカー、リスクをとって勝負する
    シンガポールはIR成功例
    世界7位のGDP
    IR、カジノプラスホテル、レストラン、ショッピングモール。
    家族連れを呼ぶ
    ギャンブル依存症になれば立ち入り禁止に
    ジャンケットという仲介人が金の流れを不透明に
    マリーナベイサンズ、シンガポールのIR
    統合型リゾート、一つが赤字でも問題ない
    1万人いても待たされない食事、エスカレーターの上下専用
    VIPには高待遇
    プライベートジェット、顔を見られない
    日本人だけが英語を話せない
    自国民を守り、外人を相手にする
    マルチランゲージ国家
    国土の55%が緑
    タバコの持ち込み、罰金37万
    チューインガム、75万
    MRTで水を飲む、5万
    地下鉄
    ゴミのポイ捨て、信号のないとこでの横断
    5万
    多民族国家で共存を図るため
    フィリピン、薬物に強気
    密売人殺人、400人
    57万人が自主出頭
    中国、賄賂が横行
    マカオ、ラスベガスの七倍の規模
    最高4兆7620億円
    ジャンケットが胴元に
    引き際が大事
    勝っていてもやめる
    現在は規制されている
    フィリピンは自国民にも賭けさせる
    故にレートが低い
    casa、イタリア語で家とino、小さいの縮小辞
    ヨーロッパでは10ドル程度で入場できる
    フランス、バカンス法がある
    フランスはパリしかない
    リピーターが少ない
    IRではなくカジノ
    パリから100キロにカジノを置けない法律
    しかも収益の分散化
    ラスベガス、元はマフィアの町
    ホテルでは噴火やイルカのショーが行われていた
    ビジネスマンに特化したホテルも
    コンベンションとカジノの両方
    アトランティックシティ、周辺の競争に負ける
    ニューヨーク、低所得者向けカジノ
    日本人は二十人に1人がギャンブル依存症
    立派なギャンブル大国

  • 軽い印象を与えるタイトルよりもかなりしっかりした内容。シンガポール、ラスベガス、マカオ等の成功例、失敗例の紹介、分析がなされ、わかりやすい。IRをつくれば必ず成功するわけではなく、失敗する確率のほうがずっと高い。小さい島国であるシンガポールの成功例を手本とすることを薦める一方、よほど危機感をもち、計画的にやらないと難しい。羽田空港の近く、英語の問題、ど肝をぬくような建造物、日本人のギャンブル依存の高さ、をクリアしないと必ず失敗する。

  • 日本のカジノ構想を見事にさらったのが、現在、IR事業において大いに成功しているシンガポールだ。2004年に3代目の首相となったリー・シェンロンの動きは実に早かった。就任直後にIR検討を表明し、翌年、IR導入のためにシンガポールの法律そのものを変えた。そしてその5年後には、2つのIR施設をオープンさせたのだ。

  • 題材的には2016年12月の現在、とてもホットな話題だと思います。
    高城剛はドローンの本の時にも思いましたが、自分の足で取材しながら執筆している姿勢が高感度及び好感度が高いです。簡単に言うと信頼出来るというやつです。
    日本のカジノプランは、大分前から出ては消えを幾度も繰り返していますが、
    それを飛び越えて綿密なプランを立てたシンガポールの躍進について、とても詳しく書かれていて、特段カジノもIRも興味が無い自分でも、面白く読み進めてしまいました。

    また、IR全般についても成功した地域だけではなく、失敗した地域についても考察を述べている部分が面白かったです。

    良く思うんですが、日本も観光庁が設立されて、観光立国とかクールジャパンとか微妙なセンスで政府が旗振りしていますが、果たして彼ら役人達は、休暇をしっかり取ってバカンスを過ごして居なさそうなのに、IRとか観光の真髄がわかってるのかなと。分かってないから勘違い路線で突っ走ってるんだろうなあ。と改めてこの本を読みながら考えてしまいました。

  • ‪カジノ法案の強行採決で注目のIR。シンガポール、マニラ、マカオ、フランス、ラスベガスの成功と失敗の事例を交えて、IR(統合型リゾート)が及ぼす効果を探る。旧態然のやり方では失敗し日本の未来は絶望的である。‬

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著者プロフィール

高城 剛(たかしろ つよし)
1964年東京都葛飾区柴又生まれ。
日本大学芸術学部在学中に、「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。自身も数多くのメディアに登場し、NIKE、NTT、パナソニック、ソニー・プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。2008年より、拠点を欧州へ移し活動。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。著書に『世界はすでに破綻しているのか?』『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか?』『カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ!?』(集英社)、『ヤバいぜっ! デジタル日本』『オーガニック革命』(集英社新書)、『2035年の世界』(PHP研究所)、『人生を変える南の島々』『LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵』(パブラボ)などがある。

「2017年 『不老超寿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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