くうのむところにたべるとこ (マーガレットコミックス)

  • 集英社
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本棚登録 : 1191
感想 : 92
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088451732

作品紹介・あらすじ

焼肉をはさんで女がふたり。生ハムを前に男は妄想。糠に手を入れ、女が思う。恋を知らない者にはソーセージの奇跡を。鬼才・ヤマシタトモコが贈る、恋と食欲を謳うオムニバス!

感想・レビュー・書評

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  • 食をテーマにした14の短編。食はそのまま性欲に繋がるので、ちょっとだけ色っぽい話が多い。例えば、お互い気のある女子同士による焼肉を挟んでの微妙な駆け引きだったり、糠床混ぜながらムラムラする処女の話だったり。笑いをまぜつつ、人間関係の機微を非常にうまく描いている。期待通りに面白い。

  • とても好きで何度も読み返しています。
    シュールでたのしいオムニバス。

    他のヤマシタさんの作品と比べるとドッと疲れるくらいの真に迫る重さはないです。テンポの良さや、ちょっと妙だけどいそうなキャラクター達の描写はそのままです。
    ちょっと妙な感性やヘキを持っている自覚がある人は、共感こそできなくても特に楽しめるかもしれないです。

  • 一度読み終わってナンダコレと思い、しばらく置いてから読み返したところ、食べ物と性欲にまつわる話と自分の中で落ち着いた。
    ワタシもカウンターの上のプロシュートを見て武器になりそうと思ったことがある。

  • 感想は他の方のを参考にするとして、帯! 帯が秀逸だとおもうんです。だってベーコン! 終始ストーリーに肉が絡むのですが、帯までベーコン!
    この発想が素敵すぎてもうベーコン

  • 欲望に素直なので、女性同士の関係性もどんどん書いて欲しいですヤマシタ先生。

  • 帯がベーコンだったらしい。何それ欲しい。帯付き買いなおしたい。

  • すげぇ。なんだこれ面白すぎるw

    ヤマシタトモコ先生のショートショート作品集ですが色々な登場人物が絡んだり絡まなかったり。


    年末の楽天安売りで超特価先着10名様限りのプロシェットを買おうとしたのを思い出した。

    ...あれ....生ハムだったんだ....

  • 普通の少女漫画って、読者が主人公に感情移入できるように主人公にはある程度ステレオタイプな女の子だったり、読者の最大公約数的なキャラ付けをするけど、ヤマシタトモコの作品には色んな女の子がいる。(オタクが好みそうな)綺麗なとこだけじゃなくて、女の醜い、打算的なところもちゃんと描く。そこが好きだ。登場人物たちが、とてもリアルに感じられるし好感が持てる。

    女の子2人の話、萌えました。最初はただの友達っぽいのに、雰囲気がエロい。(黒髪ロングのお姉さんがエロいだけかも…

  • 食にまつわる話と聞いたので読む。

    各話ヤマシタさんらしいユーモアが溢れてて、全話通して読んでもキレイにまとまっていて読みやすい。
    個人的にはプロシュットをぶん回す話と老夫婦の話、クソまずいラーメンの話が好き。
    短い話でもキレイにオチをつけるのが本当に上手くて、流石だなーと思わせる。
    最後の各話出演者のまとめ小話もかなり好き。

  •  改めて、食欲と性欲ってつながりあっているなぁと感じた。恋人同士としてのお付き合いに至るまでにほぼ確実に通る食事、そこに渦巻く両者の下心。「食べる」という行為そのものに漂う生々しさ。それらがギャグを交えながら描かれていてとっても面白かった。とりあえず今、焼肉が食べたい…。

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著者プロフィール

1981年5月9日生まれ。 2005年のデビュー後、すぐに「ねこぜの夜明け前」で講談社「アフタヌーン」主催の四季賞、夏・四季賞を受賞。 19年には「違国日記」がマンガ大賞4位に入賞する。主な作品に『BUTTER !!! 』『ひばりの朝』『さんかく窓の外側は夜』(本書原作コミック)『花井沢町公民館便り』などがあり、幅広い層の支持を得ている。

「2020年 『さんかく窓の外側は夜  映画版ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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