- Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088455365
作品紹介・あらすじ
食にまつわる探偵奇譚!
事件のカゲには食があり食の裏にはナゾがある… 名探偵・明智五郎の華麗なる推理劇、幕開け!
読切版「美食探偵」も収録!
【収録作品】美食探偵
感想・レビュー・書評
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「探偵」というタイトルだと
ついつい手を出してしまう、悪い癖(笑)
支払いは常にカードの、謎のセレブ
表参道の一等地で探偵を営む男、明智。
今回彼のもとを訪れたのは夫の浮気を疑う妻。
彼はしっかりと仕事をこなし
依頼者に報告したのだが…。
犯罪の陰に「食」ありってところが面白いね!
最初の事件は単発の作品だったみたい。
そこで司法の手を逃れた犯人が
連載になってから黒幕のように姿を見せます。
その理由がブラック~。
軽いタッチのコメディミステリにみせかけて
うずうずしちゃうわ。
キッチンカーで明智の腹を満たす
料理上手な助手の小林君(女子です)が
巻き込まれていろいろ大変そう。 -
無料公開されてたの読んで、これはおもしろい!とまんまと続きを借りてる。
明智さんちょう好き。見た目も話し方も好き。
マリアさんどんどん凄みを増していくなぁ。
とりあえず4巻まで。 -
いつもの東村アキコ先生の作品に比べ、シリアスなシーンが多くて新鮮。
「セックスはいずれ年をとればしなくなる、食事はもっと長く続く夫婦の営みなのに」「私は10年、味噌汁と焼き魚を作って出していた。でも夫はあの女の手料理を食べていたことが許せない」という台詞が印象的でした。 -
これも東村アキコ先生の作品。
いやいや一体いくつ同時製作してるのん!?
しかもどれもこれも面白いってどゆこと!?
ファンには堪らんけどね~、好きな漫画家の漫画を同時に何作も追いかけられるのってw
我が家でも現在3作品追いかけ中w
アシスタントの数も多いけどね、アキコ先生。
それにしたってネームを同時であげてくんだから
もう頭の中でストーリーが湧いてきちゃうんだろうか、凄すぎるわ~。
今回のは探偵ものなので、分かりやすく言うとコナンみたいな。
事件が起きて、探偵が推理していく、って感じ。
最初読んでいると、
え?探偵もの向いてないんじゃない?そんなに面白くないよね、
今回はハズレかぁー、、、
と思ってたら
思ってたら!!!
読み進めるうちにくっそ面白くなってきた@w@www
テーマがあるんですね。
タイトル通り、探偵はグルメなんですけど
関わっていく事件も「食」を通じたものばかりで
それが一冊読み終わると点が繋がっていって非常に面白い仕上がりになっています。
タラレバ娘もそうだし、雪花の虎もそうだし、今回の美食探偵もそうだけど
ほんと女性心理を描くのうまいよね。
まぁ女性漫画家だから当然っちゃ当然だけど
それが男も読める仕様になってるのが凄いと思う。
健蔵なんかあんまり小難しいの好きじゃないし
バトル系じゃないと読まないんだけど
そのタイプの男が面白いって言って読んでるんだからねw
ルーティンにこだわる旦那に、
ただただ毎日同じ料理を作り続けていた妻。
それが他の女が作った変わった手料理を毎日食べていたと知った時の感じとか、
遠距離恋愛で応援の為に実家の林檎でジャムを作って送っていた
そのジャムを浮気相手がオシャレにクラッカーに乗せて食べてるSNSを見た時の感じとか。
浮気=性行為って図式だけどさ
この漫画ではそういう描写やそこに焦点を置くのではなくて、
「食」を通じて、どれだけ精神のつながりがあるかに重点を置いてるのね。
そこがね、、、分かっちゃうんだよね~!!!
そこが、面白いんだわー!
一人目のその他の女の手料理を毎日食べてた、っていうのだって
実際不倫かどうかって言ったら不倫とは呼べないかもしれないんですよ。
肉体関係はないのですからね。
ただ、妻には毎日同じ料理を作らせて
その若い女には夢を応援するっていう名目でいろんな料理を食べてあげてたんですよ。
奥さんは私だって色んな調味料をそろえて、色んな料理作ってみたかったって。
いや分かるでしょ!!!!
もう肉体関係だとかどうとかじゃないよね。
私も許せん!!!!!!!!
という具合に、感情移入させられるというか
すごく共感してしまう、アキコ先生の本はw
同じ料理を作らされてなくても腹立つと思うよ、私はw
もしも健蔵が、仕事場でほかの女に弁当作ってきてもらって
それを美味しい美味しいと食べてたら
正直私は許せないねw
そこに肉体関係はなくても、だよ。
そりゃマンガみたいに殺しはしないけどwww
もう二度と、こいつの為に料理はしねぇ、と私なら思うw
一生そのばばぁの飯でも食ってろ、このくそ鼻毛!って感じかな@w@
人間の三大欲求の1つだからね。
性欲と並んで、食欲も本能的に大事だと感じるのだろうな、って
この漫画読んで思ったよ。 -
めちゃめちゃ面白かったです。
上遠野さんの登場の仕方とか、物語の進行とか、読者に飽きさせないところとか、あらゆる面で東村先生は神だなーと思いました。 -
中村倫也さん主演ドラマ化で注目!
事件のカゲには食があり食の裏にはナゾがある… 名探偵・明智五郎の華麗なる推理劇、幕開け! -
美食好きな御曹司の私立探偵・明智とデリカーでお手製弁当を売る苺の凸凹コンビがメインの推理もの。
原則犯人はわかっても事件はスッキリ解決されないので、その種の爽快感を期待して読むと肩透かし。
殺人者が裁かれず終わるので後味は悪い。
もちろん被害者も悪いとか非があるとか言いたいことはわかるんだけど、「殺されるほど悪いことしたかコイツ??」と問われると首をかしげざるえない。
かといって擁護も同情もできないしたくない程度の卑しい「悪」として描写されるので、なんともモヤモヤ。
いや、後の巻に登場するDV夫とか、読者の感情移入の度合いによっちゃ「死んで当然!!」となるんだけど……
食べログやヤフー知恵袋、地下アイドルなど昨今流行りの社会現象や時事ネタを題材にしてるのは意欲的な試みだが、殺人教唆の黒幕であるマリアへの接触の仕方がいくらなんでも杜撰すぎ。
ヤフー知恵袋の回答のリンクから飛べるとか、マリア・マクダレーナで検索したらトップに表示されるとか……おいおい……そんなの警察にすぐ見付かるぞ……
でも何故か警察も明智(ネットしてないからか?)も全力スルー、無能すぎないか……
明智と苺のとぼけた掛け合いや美食の蘊蓄はコメディタッチで楽しく読めるのだが、犯人側のお粗末さが水をさす。
影のフィクサーのマリアにカリスマ性を感じられるか否かでふるいにかけられる読者は多い。私は微妙。
精神的にギリギリまで追い詰められてたのだとしても、あんな短い尺の短い対話(しかも画面越しのやりとりで)あっさり陥落してしまう加害者も解せないし、推理ものとしてはご都合主義がひっかかる。
ハイテンションなギャグで押し切るコメディなら都合よすぎる展開の連続も気にならなかったのだが……。
ただ「キッチンハラスメント」など、見過ごされがちな善意の押し付けを描いてるのには好感が持てる。
モラハラ・パワハラ・ストーカーetc、名付けられることで初めて問題として認識されることってたくさんあるからな……
あとがきは相変わらず身も蓋もなく面白いが、三巻あたりで「パスタ?あれは料理じゃありませんから(笑)」とディスってるのはイラッときた。
「こういう人嫌われます」と一応セルフツッコミしてたけど……まあ料理上手な人から見ればそうかもしれないね!
それらを含めてアキコのキャラだなーと笑って許せる人向け。 -
タイトルからしてコメディなのかと思いきや、
その要素はもちろんありつつも、なかなかどうしてミステリアス。
僕的には『かくかくしかじか』『ひまわりっ』からの3作目なので、
ずいぶんと違うイメージを受けました。でも面白いですw。
明智とマリア…どうなる!? で、小林くんはどういうポジションに!? -
最新シリーズ。
悪くない、悪くないけどちょっとパンチが弱い。(笑) -
どんな内容なのかなーと思っていたら、普通にサスペンスだし、ストーカーだしで今までの東村作品とはちょっと違う。
でもあんまり好きな感じではないなぁ‥。
推理がちゃちいのかな。
キャラクターのノリはいつものギャグのままだからめんどくさいのかも。 -
美食家で探偵の明智五郎と移動販売でお弁当を売っている小林苺。
ふたりが巻き込まれる事件。
ちょっと切ない動機のもの。
1話での依頼人がそのあとも犯罪を犯してるのがびっくり。
でもおもしろい展開。
食に関連している殺人が多い。 -
意外と 東村先生の絵に
この黒蜥蜴的な 耽美でダークな世界が
似合ってる気がする -
どうしても喰いタンとイメージが重なってしまって読みにくい。
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面白かった。
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今までのとちょっと違う印象……
嫌いじゃないけど買わなくていいかな…東村さんだいすきなんだけどね…
何かくどいね、雰囲気と主人公のセリフだとかが -
端的に言ってしまえば、とっっっても面白い
それこそ、少女漫画の枠に収まらないレベルで
私にとって、この『美食探偵-明智五郎―』は、二作目に読んだ東村先生の作品。初体験が『雪花の虎』である事を思うと、もしかすると、先生の作品の中でも特に濃い目の漫画を選んでいるのかも知れない
コンセプト的には、『喰いタン』(寺沢大介)に近いが、パクリ感は皆無。私がそう感じる理由は恐らく、二人の先生の漫画家としての実力が同格・・・・・・いや、東村瀬性の方がちょびっとだけ上だからか
推理モノとして本格派・正統派か、は少し微妙かな。どちらかと言えば、再現が難解なトリックよりも、感情の爆発から罪を犯す者の心理、その罪を正義感っつーより、ほぼ習性で暴く者の心理を描く事に重きが置かれているように感じた。私なんぞが言っちゃいけないだろうが、東村先生らしい探偵モノ
ただ一つ、注意しなきゃいけない事がある
この『美食探偵-明智五郎―』は夜に読んじゃいけない作品に入ると思う
いや、『ワカコ酒』や『忘却のサチコ』のように食欲が刺激されてしまうってコトは、まずない。正直な感想としては、描写されている食事は、そう美味しくなさそうだからだ。これは東村先生の描く技術云々の問題でなく、単にコマの大きさや、この作品のテーマの中で食事の位置が、他の食系の作品とは異なっているからだろう
何故、私が「夜に読むべきじゃないな」と感じるのか、それは、要するに、絵もストーリーもキャラもクドイからだ。作品のレベルがあまりにも高すぎて、夜に読むと、漫画読みとして胸やけと胃もたれを確実に起こす。ぶっちゃけ、夢見が悪くなるのだ
特に濃いな、と感じたのはキャラだ。キャラが立ちまくっていてこその東村作品の中でも、この『美食探偵―明智五郎―』の登場人物らは別格、と私にすら感じさせるほど
主役の明智五郎も、人間として探偵としても、実にズレた個性の持ち主だが、そんな彼の主人公としての魅力を引き出しているのが、永遠のライバル(?)的なポジションに優雅に腰かけている、「マグダラのマリア」だ。彼女の存在は、『金田一少年の事件簿』で言えば高遠遙一、『サイコメトラーEIJI』で言えば沢木晃に並べても、何ら違和感を覚えないレベル。絶対悪、完全悪、究極悪と評価してもいいほど、自分の心の振れ幅や高潔な美学を優先して、他人の命を躊躇わずに奪い、目的を達そうとするトコには恐れと共に、憧れすら覚えてしまうほどだ
このような、読み手を痺れさせるキャラクターを生み出し、動かす(もしくは、暴れないように制御できる)事が出来る東村先生の実力は、やはり、群を抜いている
これから、どんな事件が起こるのか楽しみであるが、明智の気まぐれに振り回されまくる小林一号もとい苺さんの心労を考えると、少し気の毒になり、期待するのに抵抗を感じてしまうな。そうそう、明智と小林さんが恋愛感情で繋がっていないトコも、この作品の魅力っちゃ魅力だ
この台詞を引用に選んだのは、背骨が引っこ抜かれるかと思うほど、マグダラのマリアが放つ毒気がおぞましかったからだ。安易にこんなことを言ったら、蔑視と言われかねんが、ホント、女っておっかねぇな。まぁ、この作品においちゃ、そんな女にロックオンされている男も、結構な怪物を心の中に飼い慣らしている感がある訳だが -
まさか一話目の彼女がずっとキーマン(キーウーマン?)になるとは!ルームサービスってワゴン移動の際はあの半円型の蓋をするんじゃないの?してないよね?それとも苺ちゃんが持ってってるからし忘れてるだけの設定とか?明智さん、あの仕事量に対して食にかける(かけてないこともあるけど)金額で生活なりたつの?って思ってたんだけど、ボンボンか。
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ギャグが少ない(*_*)
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軽いノリで、古典的な 悪女vs名探偵。おもしろいー。苺ちゃんいい助手ぶり。
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個人的に、弁当・惣菜移動販売の「小林苺(一号)」の探偵助手役に興味が惹かれた。
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東村さんのミステリとは。
思いの外オーソドックスにおもしろくて意外でした。
マリア氏の怖さがもっと出てくることを期待。