闇闇来るり (マーガレットコミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 59
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088468518

感想・レビュー・書評

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  • 山間の旧家に代々伝わる闇を従える統主の伝統と、それを体験する一族の少女の連作物語。面白かったけど、終り方に納得がいかなかった。巻末についてた飼い猫の短編には号泣。

  • 2014.6/3 石井作品の和の世界が好きだ。旧家、闇、カラス…なかなか直球なストーリーを1冊にまとめた手腕も見事。そしておまけ?の猫のお話に涙(T.T)

  • 田舎の名主らしき一族に伝わる、闇を手懐け、付き合っていく風習。
    闇を使える直接的なメリットが微妙な割にリスクだけは高く、常人に触れられないものを奉る事による権威のみが高そうなあたり、民俗学っぽい面白さとリアルがあって好きな世界観。
    つまりオカルトよりも昔話よりな世界を舞台にした少女漫画。
    その中を主人公の少し飄々とした距離感などから来るリアルさが全体のバランスを取っていて良い感じ。

  • 闇に守られた一族の統主継承にまつわる物語。
    一番統主に近いはずの主人公智は、統主になりたくない。
    一番統主になりたがっている充は、闇に近過ぎる。
    統主になれるのは未成年のみ。あと数年で智は資格を失う・・・

    子供の頃のお話と大きくなってからのお話が収録されています。
    ファンタジー色の強い子供時代のお話の方が好き。主人公と同じ目線で怖さを楽しめました。
    大きくなってからのお話はホラー色が強め。でも怖いというよりも不思議なお話。
    今巻で終わりに見えるけど、続いてもおかしくない終わり方でした。
    できれば続編が読みたいな~

  • 闇を操る一族のお話。まだお話が序章のような気がするので、評価は低めにしたけれど、これからどんどん面白くなりそうな気がする。これってどんどん続くんだよね?

  • ゴシックファンタジーに分類されるであろう、少し不気味で、少し切ないお話
    古来より、人間は闇を恐れ、敬ってきた。文明が進んで照らされる場所が増えたとしても、闇は減るのみで決して消えたりしない
    多分、見通せない『闇』に対して怖いって気持ちを失ってしまったら、人として大事な一線を踏み越えてしまうんじゃないだろうか? 闇に飲まれる、自分から闇に呑ませる、の違いはあるにしても、結果的に哀しいことになるんだろう
    でも、闇を恐ろしいと知った上で、それを無暗やたらに遠ざけず、近くて遠い隣人として接していれば、その人は闇の中に光明を見出せるのかもしれない
    そう、しみじみと思わせてくれた漫画
    『木っ葉カラカラ』、ちょっとセンチメンタルだ、と自分でも思っちゃいるが、私は生まれ変わりを信じてるタイプです。だって、夢があるじゃないですか
    個人的には、この口は悪いけど、何だかんだで親身に世話を焼いてくれる案内人さんが主軸のシリーズを読んでみたいところ

  • 石井さんのこういうシリーズ好きです。日常のようでちょっとだけ不思議な感じ。
    話の最後、結局誰が継ぐの~と思ってしまったのですが、続編ないんだろうな。

    同時収録されていたネコの話は、ネコを亡くした経験かなと思いました。あんなふうに待っていてくれるなら、飼い主冥利に尽きます。

  • これで終わり?みたいな感じ。

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