- Amazon.co.jp ・マンガ (193ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088483672
感想・レビュー・書評
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狩野を真似て髪をロングにしていた位中学時代に好きで好きで、毎月「ぶーけ」を買うのが楽しみだった。
その当時の自分の気持ちが代弁されていると感じるシーンが多く、
張り詰めた緊張感の中、入試の試験用紙が白紙に見えてしまうシーンには、そうなったらどうしよう!と本気で怯えていた。
何度でも読み返せる作品だが、今読むと大人の立場で読んでしまい、感情移入する人物が変わってしまった。主人公と同じ歳に同じ感覚で読めた事がとても幸せだったと思う。
詩的なモノローグと透明感のある絵、繊細な世界観が美しい吉野朔美の傑作。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私が持ってるのは、ぶ~けコミックス版!!
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テーマは、若者の自己肯定。
自分て何だろう。
迷い。
失恋。
若者の行動は、衝動的で、痛い。
引き戻される現実、その安心感。
これは失恋なのだろうか。喪失感。
でも、どこか清々しい。 -
何度読んでも印象が変わりそうなほど、それぞれの人物に魅力がある物語だった。
「今の自分」と「なりたい自分」をぼんやりと見つめながら
「なれない自分」もはっきり見えてるから気持ちが落ち着かないさまは非常にわかる。
しかし最も共感することが多かったのが日夏だったのは自分でも意外なことだった。
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中学生必読書にして欲しい本。
勿論大人もね。 -
私の永遠のバイブル。マイベスト朔実作品。己の中の二面性が分離してしまった話だと解釈してます。分離してしまって不安定。でも、不安定である方が自然。そんな皮肉。
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この漫画で「大人は大きくなった子供」というのを学んだような気がします。今読むと”あのときわたしも若かった”状態で照れますが。
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全6巻
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吉野朔実は、「きれいだけど、あやういもの」を描くのが上手い人。初期の作品が好きです。
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この頃の吉野先生の絵がいちばん繊細且つスッキリしていて好き❤ฺ
狩野と陸の恋愛感情でない関係に惹き込まれました。