JIN―仁― 4 (ジャンプコミックス デラックス)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088594477

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  • ペニシリン
    青カビから作ることができる
    皮膚の細菌感染を防ぐ。
    ペニシリンに対するアナフィラキシーを考慮して、パッチテストを行う。

  • 感想
    野風といよいよ結ばれる時になって火事発生!タイミング悪い。

    あらすじ
    皮膚移植手術を実施。医学所のペニシリン製造所が放火される。濱口梧陵の助けにより、醤油の醸造所でペニシリンの製造を再会。緒方洪庵死す。クロマトグロフ法によりペニシリンの純度を上げることに成功し、敗血症を治す。新門辰五郎との出会い。

  • 皮膚の移植手術を始めて試みる南方仁。その時に治療に必要なペニシリンの製造工場が火事で焼けてしまう。あまりにも急進的に登場した仁の存在を疎ましく思った同業他社の人間の仕業なのか。いつの時代も恐ろしいのは人間の嫉妬に違いない。火事の責任から行方知れずになっていた山田純庵から新しいペニシリンが送られてきて何とか術後の経過も良くやがて快方へと向かう。手術を立ち会い見学していた濱口儀兵衛という造醤油業ヤマサの当主(おそらくあのヤマサ)が協力を申し出てくれたのだった。これもあの緒方洪庵が繋いでくれた縁であるがその緒方洪庵が肺結核で亡くなってしまう。享年五十三。南方仁の数少ない理解者の一人であったが死の直前に仁が未来から来た事を見抜いてその孤独と苦悩を憐れんで、その半分を自分にあの世に持って行かせて欲しいと泣いて願ってくれた。そこまで言ってくれた仁の喜びはいかほどか。たった一人でもそういう人が居てくれるだけでどれほど嬉しいだろうか。人の心を自分のことのように受け取れる人こそが人物なのだろう。またその次は敗血症の治療にかかる仁。その治療に当たる上で今までよりもより純度の高いペニシリンが必要になりその為には四百両もの大金が必要だという。濱口儀兵衛に話を持ちかけるがその大金ですぐに救える命と天秤にかけるわけにはいかないと断られ、ならば自分で集めてみてはと器を試される。それならばと相手(花魁を孕ませ堕ろさせたと思われる)の歌舞伎界を代表する人気女形守田座の澤村田之助に駆け寄ってみるが花魁や歌舞伎で生きる人間は同じ穴の狢、そういう人生を受け入れていると。もし先生が本当に助けたいのであれば自分の身を売ってでも助けてみよと突き返される。ならばと当時の堕胎専門の医者として繁盛していた中条流にそのペニシリンの製造方法を教える代わりに持ちかけるとここ最近の仁の活躍が聞こえていたのも手伝って二つ返事で了承してくれた。何とかペニシリン製造を稼働させることができたが火鉢の火を見ながらニヤッと笑う女医はやはりなにか企んでいた。七年後の返済と書いてあった証文を七日後に返済の証文に変えられていた。おそろしく分の高い借金をしたことになったがそこへ田之助が登場。四百両をスパッと払ってを男を上げた。まさに機を見るに敏。最後の最後に出てきて美味しいところを掻っ攫っていくのが千両役者とばかりに見え切ったかぶきもん。真面目に生きてる人からしたらそら嫌われるやろな。その気持ちも十分わかった。楽しそうやしええとこどりやしおいしいところ全部持っていってそら腹立つわな。恨まれるのもこの世界。楽しそうに見せるのもこの世界。それにしても現代の友人の友光が色々と手作りで作る方法を考えるオタク気質な人だったのがかなり効いているなと思う。それこそ友光くんがタイムスリップしてたらもっと話早かったねとちょっとイジワルなこと思った。(写真①火鉢越しのニヤ)(写真②濾紙クロマトグラフィーの説明をする両手わ挙げた友光くん)

  • ペニシリン製造の危機に直面し、濱口儀兵衛との出会いと、緒方洪庵との別れは、物語を大きく進展させる。澤村田之助から新門辰五郎へと出会いが続くとは……

  • 看板娘の顔のやけどのオペ。

  • 高純度ペニシリンで植皮手術も成功させたし、敗血症も完治させた、か。

  • タイムスリップして自分は世の中に役に立つのだろうか?医師だから役に立つのかな?

  • 読了。

  • テレビドラマの影響で読み始めました
    原作もなかなか良かったです
    ただ、オペの際に脳内摘出された胎児?が結局筋書きにどう絡んだのか良く判らなかったです…
    ペニシリン精製のあたりは苦労が伝わるシーンで特に面白かったですね

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著者プロフィール

1951年生まれ。高校卒業後望月あきらのアシスタントを務め『COM』に作品を投稿(佳作入選)。1972年『週刊少年ジャンプ』で漫画家デビュー。実力派漫画として第一線で活躍し続けている。漫画賞多数受賞。

「2022年 『村上もとか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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