- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088602738
感想・レビュー・書評
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第13話「月の桂」:夏目漱石の「夢十夜」へのオマージュになるのだろうか。第14話「JUNGLE FLOWER」:3色カラー(一部フルカラー)による、台詞無しのサイレントコミック。第15話「恐怖のおともだち」:小学生・春野あかりの家には、お母さんが入院している間の家政婦として白玉という女性が来ている。生傷が絶えないこの家政婦を、痛さや恐さに敏感なあかりはひそかに恐れていたが・・・。第16話「淡水魚」:社薫(やしろかおる)は、兄の愛人・原田蓉子の家にやってくる。薫はあることを伝えにきたのだが、なかなか言い出せずに時間だけが過ぎていく。静かで悲しい物語。
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第14話は、台詞のない絵だけが続く異色の作品。生傷の絶えない臨時家政婦、白玉が身近にいたら、怖がりの小学生、春野あかりでなくても怖いと思う(第15話)。1992年7月20日第1刷発行。定価600円(本体583円)。
第13話「月の桂」
第14話「JUNGLE FLOWER」
第15話「恐怖のおともだち」
第16話「淡水魚」 -
●月の柱 盗作の背徳感
●JUNGLE FLOWER チッチとサリー?
●恐怖のお友達 わからない
●淡水魚 最後の魚のカットが憎い -
ふわりとした絵の中に広がる不条理な世界。矛盾した幸せ。