α アルファ(上) (α アルファ) (YOUNG YOUコミックス)

  • 集英社
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本棚登録 : 201
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088645926

感想・レビュー・書評

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  • 感想は下巻で。

  • 珍しい。ファンタジーなんて・・・。
    1話目を見てそう思ったら違ってた。
    ファンタジー調の1話目は映画の中のお話。
    そしてこのマンガの登場人物たちは役を演じていた役者たち。

    大御所俳優を父親にもつ妃子。
    彼女は自分が親の七光で役をもらっているという意識があり自信がもてない。
    そんな彼女と共演するのは、実力派の若手俳優三人。
    理一は妃子のつき人のような仕事をしながら演技の勉強をする好青年。
    耀はスレダンダーで大人っぽい雰囲気をもつ美人。
    キリはクールな印象の青年。
    三人は同じ劇団出身で仲がいい。
    それも妃子には一人、蚊帳の外にいるような思いにさせる。

    「a」はそんな4人が演じる一話完結のシリーズドラマ。
    ドラマと現実世界とか交互に描かれていて面白い。
    役の中の印象と現実の印象と。

    キリの言葉。
    役者には自分の個性を役柄に押しつける自分や耀のようなタイプと役になりきる天才タイプがいて、理一と妃子はその天才タイプだ。
    というような言葉がすごく印象に残りました。
    確かに。
    役者はその2種類がいるな・・・と納得。

    構成がオシャレで、会話もオシャレで、かっこいいマンガです。

  • 最初、文庫で『α』を購入し、
    上下巻で出ているヤングユーコミックスをアマゾンで購入。
    こちらの表紙のほうが好きだし、
    ドラマと現実がテレコに入っているほうが登場人物の気持ちがわかりやすいかな…と思ったので。

    結果的には、文庫形式のほうが自分は読みやすかったのかも。
    というより、既に『α』を読んでいたので、『α』部分をすっ飛ばして読んでしまったので…意味ない(苦笑)。
    (でも、忘れた頃に再読するから、いいのです!)

    現実は、親の七光りでは?と悩む新人女優、妃子と新進俳優3人の物語。
    他の3人は考えているのかな〜と含みを持たせる感じ。
    キリはなんで三神力が嫌いなのかな?とか、理一くんは何を考えているのかな…とか。
    かがりさんの魅力は、『海の天辺』の山﨑先生を彷彿とさせたなぁ。
    スタイリッシュで自分を持った深い魅力のある女性って勝てる気がしない。

    最後にふたりが既婚であることがわかるときや
    手をとるシーンは
    最初のの話にシンクロして、
    それ以外の気持ちも最初にところどころシンクロして、
    あぁ、このまま気絶したい……と思いました。

    私も妃子と同じで、キリが演じる棟方さんや教官、きいちゃん、怪盗を好きだよ〜。
    でも、理一が演じるアサダも香本も好きだけどねっ。
    つまり、全部おもしろいしかっこよくて選べないです。><

    表紙はヤングYOUコミックスの4人の顔の表紙が好きだけど、
    文庫形式も好きなので、文庫の『+α』も購入しようと思います。

  • くらもちファンですが、この作品についての予備知識もなく、古書店で初めて存在を知り購入した。やはり凝ってますねえ・・・さすが、さすが。残念ながら上巻しかなかったのでこれから下巻探さねば・・・。(初読 2011年9月3日)
    再読 2012年9月16日

  • えっ、くらもちふさこがSF…!?と思ったら、αシリーズを演じている4人の俳優たちのお話。でも、現実と非現実は入り乱れて…。久しぶりのくらもちふさこを堪能しました。

  • 小学校の頃通ってたピアノ教室に置いてあって時間待ちで読んでたぐらいで、あまり縁がなかった系の漫画を最近やたら読んでますw
    う~ん、というわけで、これも改めて、そら私には縁がなかったわwと再認識、と言うか・・・。嫌いじゃないんだけど、こういうオサレで、かっこいい人たちが出てきます!!みたいなのがあんまりストンと来ない。かっこいい人たちがカッコ良過ぎて類型的に思えちゃうっていうね。
    三つ子の魂百までも、ってやつか・・・。

  • 上下巻。マンガのキャラが俳優さん達で、その俳優が演じた映画やドラマとその俳優さん達の日常とに分かれて載ってる。

  • その構成力に◎
    ひとつひとつ間に挟まれる役を演じているはずの話が、日常のエピソートにも微妙に反映されていたりして・・・
    その細かな面白さに気付いたら、もう一度戻って読み返したくなるはず!

  • 面白い。さすが、というか…。一話一話を楽しんで読んで、後で全体を考えてもう一度読み直す。お話の作り方が上手で構成が面白い。

  • ワイド版:全2巻

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著者プロフィール

1972年デビュー。『おしゃべり階段』『いつもポケットにショパン』など少女マンガ史に残る名作を数多く発表。講談社漫画賞受賞作『天然コケッコー』は映画化もされた。長期連載『花に染む』が2016年に完結。

「2017年 『くらもちふさこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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