ハチミツとクローバー 5 (クイーンズコミックス)

著者 :
  • 集英社 (2003年8月19日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088651392

感想・レビュー・書評

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  • 父を早くに亡くし、母のために生きてきた竹本。今でもなお「ボクがちゃんと卒業して就職して」と心配をかけさせないために頑張ってしまっている。
    「オレに無いのは目的地なんだ」
    与えられた目的地じゃなく、自分が行きたい目的地へ歩むこと。
    当たり前のことかもしれないけど、真面目に生きてきた彼には難しい。

    「『迷惑をかけるわけには…』とかいってさぁ けどよう オレぁそーゆー風に言われるたびに『ほっといてくれ』って言われてるよーな気持ちになっちまってよ…」
    「縁あって一緒になったんだ だからちゃんとあんたらの人生にかかわらせて欲しいだけなんだ そしてそゆことを迷惑とは言わねんだぞ?」
    カズさんの言葉も行動も心にしみる。
    「そうやって自分を追いつめ続けて辿り着く先はいったい…何処だというんでしょうか」
    独りで我慢して悩んでゆがんだ塔を建てなくてもいい。独りきりだと思っても、見ている人は誰かいるんだよ。

    「『努力する』か『諦める』か どっちかしかないよ 人間に選べる道なんていつだってたいていこの2つしかないんだよ」
    花本先生のこの言葉が胸に突き刺さる。
    言わなかった3つめの答え。ぼくは『時間』かなと思った。自分が変わるんじゃなく、相手(自分)が自然と変わるのを待つ。道は切り開くだけじゃない、開かれることもある。ただ、人生に受身になってしまうから言わなかったんだと。

  • やっぱり森田さんは異才なんですね

    かの有名な世界の授賞式?!にいきなり登場した金髪の森田さんは超カワイイです

  • なんというか…なんとも言えない巻だなと思いました。なんでこんなに評価が高いんだ?もうおれがおっさんで感受性が鈍っているのか?テンションの高さに読んでて少し疲れてしまう感があります。モカデミー賞のくだりはさすがに現実離れしててげんなりしてしまいました。

    「また来た スキをみせたらだめよっあゆ」の山田さんと、「あの犬には会いたい…犬には…でも…」の理花さんが可愛かったです。結局この2人が好きなんだな。

    花本先生は何でこうも竹本の恋を邪魔するんですか?言っても位置付けは親戚でしょ?見ててイライラしてしまう(最後まで読んだ上で感想書いてるので分かってはいます)

  • 【中古】森田さんお帰りなさい‼︎ そういえば編入してたなぁ……。野宮さんもようやく動き出す? 青春甘酸っぺー‼︎

  • 1話1話、目まぐるしく展開が変わっていくのだが恋愛ってまさに目まぐるしく状況が変わるし、当たり前かと納得。あゆの気持ちがすごくよくわかるだけにこちらまで苦しい。切ないし、苦しいしで逃げ出したくなる。

  • 今巻で一番印象的だったのは森田さんの卒業祝いのシーン。
    皆で飲み会をして、夜連れ立って帰ってゆく場面が印象的だった。

  • 5巻

  • やっぱり森田さんが好き。

  • 巻が進む毎に一方通行の恋は増え続けるばかりで、切なさは益々加速して、自分の見えなかった見たくなかった心に気づいていく。まさに青春。自分の青春にもっと真っ正面から向き合うべきだったのかと今さらながら少し後悔するかも…

  • 真山の会社が分裂。
    鳥取にとばされる予定だった真山は、理花の会社で働くことに…。
    てゆうか、真山は強引なとこあるよなww
    それから、双子の社長はインパクト強いなぁ…!
    リラックスしてる美和子さんが仕事の指摘をさらっとしてたのがかっこいいと思った☆

    「必死の思いでーーさんざんもがいて なのにわかった事はほんの少し 想うだけで胸がやぶけそうに痛むこと 離れられない理由なんてこの痛みひとつでじゅうぶんだということーー」

    竹本の青春の塔はなんかおもしろかった。
    …修ちゃんが勝手にタイトルつけて、おじいちゃん先生がやけに共感してるのが(笑)
    作品を作ってる竹本にお茶をいれるはぐがいいと思った。

    「ーたしかに今オレは迷ってて そしてそれはどんなに目を背けても作品に出てしまって……ーでも迷っているオレもたしかに……そんな自分を正直にぶつけて 全部出して 今の自分を焼きつけるしか……それしか今は……」

    入院することになって、留年することになった竹本。
    義理のお父さんが優しい…
    就職活動やら卒業制作やらで疲れ切っていた竹本が、この件でちゃんと自分と向き合えたのかな…と思う。

    「オレはかしを作りたいんでも恩を売りたいんでもない 縁あって一緒になったんだーだからちゃんとあんたらの人生にかかわらせて欲しいだけなんだ そしてそゆことを迷惑とはいわねんだぞ?」

    「…なんだか彼女の笑顔をみた時彼女に会ったのが久しぶりなようななつかしいような気がした それ程にボクは自分の事しか見えてなかったのだ この半年もの間ずっと ずっと その間彼女はずっとずっとボクの事を心配してくれていたのに こんな近くで」

    「止まっていた時間が動き出したーーいや……止まってなんかいなかった 流れ落ちていたのだ時間は 滝のように」

    そして、インパクト大な方法で戻ってきた森田さん(笑)
    そして、8年かかってやっと卒業…!
    教授にお疲れさまって言いたいけど、また別の科にはいってくるんだよね…☆
    森田さんが教授おぶってる場面何気に好き。
    やっぱり森田さん絡みの場面は読んでておもしろいなww

    「いったい教師というものは……永遠に卒業できない学校の亡霊のようなものなんだろうかの?そう思わんか 花本君…」

    春、森田さんとはぐがお互い自分の作品を見せてたとこ微笑ましかった。お前がいない間、こんな作品作ってたんだぞ!どうだすごいだろ!!いやこっちのがすごい!…みたいな感じで(笑)

著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。

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