ハチミツとクローバー 9 (クイーンズコミックス)

著者 :
  • 集英社 (2006年7月14日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088653525

感想・レビュー・書評

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  • 物語はいよいよ佳境に入るけど、あとがきを読むと掲載誌も波瀾万丈だったんだなぁ…自分の生きる意味を自分で掴み取って生きる。そこへ辿り着ける人はどのくらいいるんだろう…

  • 全10巻中私の中の神巻。カオル兄さんの想いと、はぐちゃんの神さまとの「約束」で涙。

  • 金儲けに奔走してきた森田兄弟。その理由と彼らの過去が明らかになる。そして、はぐみの身に起こる衝撃の出来事とは一体…!?終わりの始まりの幕が上がる最高潮☆第9巻!!

  • 野宮さんが好きです。あゆも好きです。
    ふたりは最強です。うがーむずむずしちゃうわけです!
     
    いろんな恋の形が散りばめられていて。
    きらきらしているだけじゃなくって、弱弱しい光だったり、ぐしゃぐしゃの紙だったり。

  • 森田さんのおとうさん登場
    (回想として)
    はぐちゃん大けがする

  • 森田さんの過去の話なんかも出てくるこの巻。
    父は恨んだってどうにもならないってことを言いたかったのだと思う。
    それは自分がやるから、お前らは復讐なんかするなよって。
    でも、森田兄の気持ちもわかる気がする。
    光なんか見えない状態でどうやって光の方にいけばいいんだって。
    自分たちの復讐が新たな恨みをうみ、復讐されてもおかしくないってわかってるんだね。
    受けてたつみたいなこと言ってたけど、森田兄は意外と繊細そうで心配になるな。

    「そしてボクらは 楽園をあとに 底のない夜に飛び込まねばならなくなった 誰をうらんだらいいのかもわからないまま」

    「コイツを呪うのも恨むのもオレの役目だ ゆずんねーよ? だからお前らは前へ進め いいか?前へだ」

    「黒い気持ちに追いつかれるな 光の方へ」

    「ダメだ 父さん オレはダメだ オレはアイツみたいに速くは走れないんだ だって父さん オレは解っちゃうんだもの おじさんの気持ちが 父さん だって父さんオレは なんにも持ってないんだもの−−そう オレだって…自分にも 自分にしかできない事がきっとあるって思いたかった」

    「家族はいました みんなにいたんです 私にも 達夫にも 司にも この子たちにも」

    「復讐しに来ればいいよ オレたちがこうしてここに来たみたいに 何十年もみっちり時間かけて 受けて立ってやる 何度でもな!」

    「お前には見えたんだろう?でもオレには見えなかったんだよ 光なんて どっちから射してるのかもな」

    そして、はぐの怪我。
    手の痛みを感じるために薬を飲まない寝ないってすごいなって…。
    はぐを支えてる修ちゃんも、強い…と感じた。

    「口にしてはだめ ずっと一緒に戦ってくださいとは……彼には彼の人生がある 私には 私には それを奪う権利はない」

    「大好きなひとの大事な人生を変えてまで選ばなければいけない道って何?私はそれとひきかえに修ちゃんに一体何をあげられるんだろう」

    「とらなくっていいよ だって 天使みたい だもの」

    「−−いいよ もう描くな 描かなくていい 何かを残さなきゃ生きてるイミがないなんて そんなバカな話あるもんか 生きててくれればいい 一緒にいられればいい オレはもうそれだけでいい」

    「でっかいものを作ろうとしてはじめて知った でっかいものを作るにはそれよりでっかい足場を組む作業が必要な事 そしてその作業は地味で単純で果てしない事−−でもなんか今は大丈夫なんだ 稚内まで自転車で走ったって言うと みんなスゴイって驚いてくれるけど 僕はただ 左右交互にペダルを踏んだだけ 右 左 右 左 ただ果てしなく それを知ってるからもうボクは大丈夫」

    竹本のこの言葉が印象的だった。
    こつこつやっていくしかないんだなぁって。

  • 金儲けに奔走してきた森田兄弟。
    その理由と彼らの過去が明らかになる。
    そして、はぐみの身に起こる襲撃の出来事とは一体・・・!?
    終わりの始まりの幕が上がる最高潮☆第9巻!!

    購入ポイントはこちら!
    森田兄弟は目標を果たしたのに・・・復讐なんて最後は虚しいだけなんだろうか。
    そしてはぐちゃんも・・・。

    あと1冊で最終巻です。

  • 森田兄弟の過去と因縁の行方の話。
    目標を果たしたお兄さんがなかなかに淋しいです。

    はぐちゃん・・・
    自分の将来が懸かってたとしても痛みに耐え続けるのは容易ではないはずです。

  • こんなことになってほしくなかった。
    だけど現実って、こういうものなのだ。さっきまで当たり前だったことが、
    もう当たり前じゃなくなる。普段忘れているけど。
    そういう厳しさは、はぐちゃんみたいな子にもあっさり襲ってくるのだ。
    もちろん私にも。

    いつものことだけれど、特にモノローグが秀逸で、涙無しには読めない。
    好きな人の手を握るために人生はあるのじゃないか、
    でも自分が重荷になるのでは、
    花本先生や真山と比べてあまりに子供な自分に頭を抱える竹本くんの、
    ぐるぐる巡る悩みの全てが本当のことだと思った。
    どれも間違ってない。きゅんとした。

    あゆが「二十日大根」って真山に言ってあげるのも、
    野宮さんが追いかけてきてくれるのも、自分的にはツボでした。
    でもやっぱり、森田さん。
    初めて素の森田さんを見たというか…
    男だった。かっこよかった。それが良いか悪いかとか、
    花本先生や竹本くんの気持ちとかもあるんだけど、でもかっこよかった。

    やっぱり、背負っていたものが終わったことも大きかったのでしょうか。


    最近いろんな雑誌やフリーペーパーなんかでも、
    映画ハチクロがとりあげられていて、それはまあいいし、
    花本先生とはぐちゃんと、まああゆ、の配役はいいかなと
    思っているんですけど。
    でもその他がちょっと…なんですが、まそれはここではおいとくとして。
    結構批評に、
    『原作ではただの変人森田もこの伊勢谷くんが演じると
    すごくかっこいい森田に仕上がっています!』
    みたいな書き方がしてあることが多くて。
    いやちょっと待って?原作でも森田さんはめっちゃいい男でしょう。
    わかってないなあ。
    結婚するには大変そうだけどさ…。でもかっこいい人ですよ?と思う。

  • 今更ながらに気づいたんだけど、『好きになる』と『惚れる』ってぜんぜん違うな。あと、『惚れる』と『恋人になりたい』も違うな。あれえ?

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著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。

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