ハガネの女 1 (クイーンズコミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 89
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088654713

感想・レビュー・書評

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  • 小学校の教師・芳賀稲子(=ハガネ)の印象は、初めて会ったら「怖い先生」、よく知ると「信頼できる先生」かな。
    子供たちの、表面上だけではわからない問題を全力で見つけ出す姿はカッコよかった!
    いじめっ子に見える優介の問題点を浮き彫りにしていくうちに、クラスの中の「良い子」れもんの問題も見えてきて、最後には両方終着点を見つけられた。解決したとはいえないけれど、その辺が現実的だなと思う。1巻で大きな問題が解決するので、読み終わってスッキリする。

    10年のキャリアを元にして、でも新鮮な気持ちで子供たち・保護者と向き合ってくれるハガネ。こんな先生が担任だったら安心して子供を任せられるだろうなぁと思う。反面、作中でハガネ自身が言っているように、これだけ子供たちに自分の時間がさけるのは、自分が独身で「家に帰れば寝るだけ」だから…というのが、寂しい。問題の多いクラス担当だからというのもあるけれど。やっぱり両立は厳しいんだろうか。

  • 実写化されると思ってたらやはり。

  • 面白かった。以前実写化?かなんかで少し話題なっていてタイトルは知っていたので試し読みしてみた。

    感想、とても良かった。絵も最初はヘタウマな感じかと思ったけどそんなにクセもなく読みにくくはない。なにより話がじっくりと作り込まれていて、なかなかに引き込まれた。

    タイトルの通りまさにハガネの女。強いな、と思った。常に全力。それと同時に教師の大変さみたいなものも描かれていた。現実ではみんながみんなハガネの女になれるわけではないよね。それでも子供に、親に、真っ直ぐにぶつかって行く主人公には胸を打たれた。

  • しっかり大人な考えを持っている小学生の子ども達と厄介なモンスターペアレントとの戦い。自分のことを後回しで奔放するハガネには早く幸せになって欲しい。(塩田先生とは破局して良かったと個人的には思う)ホント学校の先生ってお勉強だけでなく人格そのものまで問われるので勤め上げるのは難しいなと思う。「独身彼氏なし37歳。負け組かもしれないけど負けている気はしないな!」自分を評価してくれる目があれば全然よゆーで勝ち組!頑張る人全てを肯定してくれるハガネの姿勢に勇気付けられる。

  • 学校で起こる様々な問題と真摯に向き合う主人公ハガネ。学校を舞台にしたマンガには青春モノと問題提起モノがあるけど、これはその中間で面白くもあり考えさせられたりもする。価値観が多様化してる社会にはどんな意見も意見なのですよね。うーむ。

  • 個人的に教職ものって美化されすぎてるか、生々しすぎるかで敬遠しがちなのですが・・・。
    どちらかといえば生々しい感じながら、面白いです。

    前段の少年と母親の関係が、後半に救われるのがいいですね。

    でもれもんちゃん、こわーい。

  • それぞれ立場があれば正義もある。からぶつかるんだなー。

    「教師」「生徒」「親」様々な立場と気持ちがぶつかりあって、
    でもきちんと主人公を軸にひとつの解決策を導いていて、とーっても面白いです。

  • こんな小学生いるかな?と思いつつ、話に引き込まれます。問題児が多いクラス担任を受け持つハガネこと芳賀稲子の仕事と恋愛の話。ドラマでもやってます。

  • 1巻ごとに完結。とにかくおもしろい!!

  • ハガネの女

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著者プロフィール

福島県生まれ。代表作に「ハガネの女」(集英社)「エデンの東北」(竹書房)など。2015年より発表している「夜廻り猫」が2017年手塚治虫文化賞短編賞を受賞。

「2022年 『夜廻り猫2023 卓上週めくりカレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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