めだかボックス 10 (ジャンプコミックス)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088702247

感想・レビュー・書評

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  • 終わりそうで、終わらない、早10巻。

    西尾ブランド。

  • 人吉母子VS球磨川・江迎の会計戦の続きからスタートです。

    死に際したときに出会った安心院なじみによって、相手の視界を獲得できる「欲視力」(パラサイトシーイング)の能力を与えられた善吉は、江迎を圧倒します。これに対して球磨川は、巨大な植物を作り出すよう江迎に命じ、人吉母子を追いつめます。善吉は江迎をマイナスから救い出そうとし、彼の説得に江迎の心は動かされますが、それを見た球磨川は、彼と人吉瞳の手首にはめられた爆弾の鍵穴をなかったことにしてしまい、引き分けに持ち込もうとします。が、爆発の一瞬前、江迎が2人のブレスレットを腐敗させて自身の身体の内に取り込み、2人の命を救います。

    これで、誰も死ぬことなく会計戦が引き分けで終了し、次の副会長選へと物語は進みます。マイナス・サイドは蝶ヶ崎蛾々丸が、生徒会サイドは不知火によって光化静翔(テーマソング)の能力を与えられた日之影空洞が立ちます。身体能力では日之影が圧倒しているにもかかわらず、受けたダメージを他の場所に押し付けることができるという蝶ヶ崎の能力「不慮の事故」(エンカウンター)によって、日之影は苦戦を強いられますが、最後は、地面に身体をつけた方が負けというルールを利用して、辛くも勝利を手にします。

    そしていよいよ会長戦。球磨川は安心院のもとを訪れ、「はじまりの過負荷」を取り戻します。こうして、みずからの声で語るようになった球磨川と、めだかの勝負が幕を開けます。

    今回は、めだかと日之影の出会いを描いた回想シーンが、個人的には一番の見どころでした。

  • 【救われたって、変われたって、それが過ぎたらまた日常に戻るだけ】

  • 4〜5

  • 10巻

  • レ。

    副会長線なんか短かった。日之影先輩ドンマイ。
    不知火ちゃんひねくれてるけど自分に純粋で可愛い。

    「相手の視界を得る」能力、そのチートとも思える能力をレンタルしている状況というのも面白い。


    そして、この漫画の、真の主人公誕生。

    表紙ではしれっとしているけど、彼は完全なる少年漫画の主人公になれる存在。

    人より少しひねくれていて格好をつけてしまっただけ。

    物語に既に主人公が居ちゃっただけ。ビューティフル。

  • 『それではみなさんご唱和ください It' All Fiction!!』
    正統派ジャンプ漫画の主人公になれなかった私たちは球磨川の勝ちたい気持ちに共感する。
    主人公vs読者、となってしまうような変な感じがとてもよかった。
    それでも私は私のままで勝ちたい。

  • 2011/05/06購入・07/18読了

    今まで球磨川はずっと「カッコツケテタ」のね。
    江迎ちゃんがかわいく感じられる。表紙の江迎ちゃんは格好良いけど。

  • 会計戦は珍しくハッピーエンドなのに、副会長戦は微妙と。めだかちゃんの可愛いさ少なすぎた。次巻に期待するしかないかね。

  • 生徒会戦挙編書記戦から副会長戦終了まで収録。
    『めだかボックス』では完璧超人の主人公を始め、ヒーロー側の人間は異常に優秀で悩まない。負けることもなければ、間違えることもない。そんな集まりなので、どうも感情移入しにくい。
    それに対して、ヒール「球磨川禊」は今巻で苦悩や葛藤が描かれる。これまで圧倒的な気持ち悪さを前に出して描かれてきただけに、彼がカッコ付けない素の自分を見せたときは、そこに正統派ジャンプヒーローの姿を垣間みた。
    誰が主人公であるかなんて西尾維新の世界には関係なく、ただ読者を魅了する剥き身のおもしろさがこの作品の良さだと示されたのだ。

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