- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088726366
感想・レビュー・書評
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10冊ずつ借りているので、111巻から120巻までの感想です。
111巻ではついにマリアが魔法の力で本当の女性に!!
作者もずっと女性のつもりで書いていて、もう女性にしていいよねということらしい。
すぐにでも両さんと結婚したがるマリア。
しかし本物の女性になったら両さんの粗暴さや不潔さ、人の気持ちよりお金が最優先!などの粗が見えてしまって…。女心は難しい。
両さんを巡ってマリアと早矢の美女対決が起こりますが、両さんの無神経により、美女二人の両さん奪い合いは譲り合い…というか押し付け合いになってみたり(笑)
遠のく美女あれば近づく美女あり。
弓道の達人磯鷲早矢のライバル、飛鷹右京、左京(ひだか うきょう、さきょう)双子。
作者が弓道に励む学生たちを見て「弓道漫画を描きたい!」と出したらしい。両さんは優しく意志の強い右京が気になっている様子。
そして今後最後までほぼ出ずっぱりになる擬宝珠 纏(ぎぼし まとい)。キップが良くて喧嘩っ早く、両さんとタイマン勝負できる女性キャラクターとして出したらしい。
うちの近所にも「纏ちゃん」いるんだけど、「こち亀ですか?」と聞いてみたい気持ちがあるんだが聞いたら怒られるかなー、まあ聞けないだろうな(笑)
さて、マトイの実家は神田の老舗寿司屋、”超神田鮨”で、一族の女家長である夏春都(ゲパルト)おばあちゃんを中心に、父のヨロシク(名前変換面倒なくらいの字画の多い当て字)、孫の憂鬱(ゆううつ)、纏(マトイ)、檸檬(レモン)という字画の多い一家。
この一家に気に入られた両さんは、警官両津勘吉とは別に、鮨職人浅草一郎にもなる。
作者が「職人両さんを描きたい」「下町を描きたい」でこうなったようだ。
長期連載だと、辞めて別の作品とは難しいから、連載中の漫画の「〇〇編」として描いているみたい。
さて、両さんとマトイとは結婚騒動が起きるけれど、実は親戚同士とわかって双方の家族が「あいつの家との縁談なんてダメだ!!」で潰れてます。
浅草の超下町ずぼらファミリー両津家と、神田のしっかりはっきりくっきり日本人なのにスイス系ドイツ人気質の擬宝珠家、親戚ながらも壁は分厚かった(笑)
さて、両さんはガサツで破壊的で不潔でガメツイですが、昔から綺麗でかわいい女の子たちにモテる。…のはいいんだけど、
以前は「わしは脂の乗った年増女が好み」なんて言ってた両さんが最近は10代女の子たちと結婚や恋愛騒動連発、さすがにお相手みなさんが若くなり過ぎじゃなかろうか(^_^;;)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恥を忍んでアルバイト(麗子の誕生日プレゼントのため、部長と両津産のアルバイト)、傘ゴルフ大会、ニュー麻里愛(女になった)、早矢vs麻里愛弓道対決などの話が入っている。時代劇王選手権、晴嵐強奪、部長と早矢が日本的な首位のため話があるなど、興味深い内容。
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嘘は許せん!
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今更ですが、「こち亀」は面白いです。登場人物の個性の強さも、1話1話の話の展開も、よくネタが尽きないなあと読んでいて常に唸らされます。僕のドンピシャこち亀時代はだいたい60巻くらいから100巻くらいまでなのですが、特にその辺りの巻は繰り返し読んだものです(今もたまに読み返しますが)。
今年は連載30周年で、また再び盛り上がりを見せていますよね。4年おきに登場する日暮さんが、すでにレアキャラでなくなっているところがすごいです。