ヒカルの碁 1 (ジャンプコミックス)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088727172

作品紹介・あらすじ

ある日小6のヒカルは蔵で古い碁盤を見つける。その瞬間、碁盤に宿っていた平安の天才棋士・藤原佐為の霊がヒカルの意識の中に入り込んだ。佐為の囲碁に対する一途な想いが、徐々にヒカルを囲碁の世界へと導いていく…。

感想・レビュー・書評

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  • 【囲碁ブームを再燃させた傑作漫画】

    皆さん、囲碁というゲームをご存知ですか???

    皆さんの中には私達のようにご親族が楽しまれているのを見か
    けた方もいらっしゃるのでは???

    ”見かけたことが無いよ?”と言われる方の街にも”囲碁”と
    大きく書かれたサロンがあると思います。

    そこは”碁会所”と呼ばれる碁を打つための集会所であり全国の
    主要都市で沢山見かけることができます。

    因みに2007年度のデータでは日本全国で200万人超の方が囲碁を
    楽しんでおられるので大変面白いゲームなのですが・・・
    残念ながら身近に嗜んでいる方がいない限り、囲碁の面白さなんて
    わからないですよね??

    そんな知らないけど身近な囲碁は諸説ありますが中国発祥と言わ
    れており、対戦者は白と黒の碁石を持ち、盤上の自地の多さを
    競いあう極めて難解なゲームであり、その難解さからかなり勉強
    してもどこに石を置けば良いのかすら理解できない、とっつき
    難いゲームであります。

    因みに噂ですが子供のうちから囲碁を嗜むとIQが飛躍的に
    上がるとか???

    調べてみると清少納言や紫式部、織田信長や徳川家康も好んで
    打ったとされるほどメジャーなゲームだったようで本当かも
    しれませんね???

    そんな難解な囲碁をぐっと身近にしてくれた作品が今回ご紹介する
    『ヒカルの碁』です。

    この作品は2000年に小学館漫画賞、2003年には手塚治虫文化賞
    新生賞を受賞しており、発祥の地である中国はおろか韓国、米国
    仏国、タイなどで発売され、日本でも囲碁ブームが起こったほど
    の傑作であります。

    原作は名古屋市在住のほったゆみさん、作画は”デスノート”を
    手がけた小畑健さんであり、1998年から2003年まで週刊ジャンプ
    に連載され、現在でも累計発行部数は二千部を超えて未だにファン
    を増やし続けています。

    作画は初期の頃を除き大変綺麗で緻密な描写と動きがなさそうな
    囲碁を題材にしているのにもかかわらず、登場人物の緊張感漂う
    心理描写を最大限引き出した女性ならではの丁寧なネームに、
    囲碁を知らない方でも読み進めるうちにぐいぐいと作品に引き込
    まれてしまう魅力を持った作品に仕上がっています。

    そんな”ヒカルの碁”は、囲碁が盛んであった平安時代から現代
    まで存在し続けてきた幽霊である藤原佐為が主人公である進藤
    ヒカルに取り付いたことから話が始まります。

    最初は囲碁に興味が無かったヒカルも”犬コロ?”のような佐為
    の泣き落としによって囲碁の世界に足を踏み入れる事になり、
    塔矢アキラという強敵を得て囲碁を通じ人間的に大きく成長して
    いくのです。

    そんな本作品は2001年からアニメ化され、佐為編が放映されて
    いたようで・・・
    一応、例によって下記に添付しておきますね!!

    【Youtube ”ヒカルの碁全曲メドレー”】
    http://www.youtube.com/watch?v=GsIMhssVuvI

    【Youtube ”梅沢由香里先生のGO GO 囲碁”】
    http://www.youtube.com/watch?v=CH8GulBSj-k
    (結婚されて現在は吉原さんになっているそうです)

    本作品に見る事を躊躇するようなシーンは一切有りませんので、
    囲碁を嗜む方なら全年齢、囲碁をご存じない方なら小学生から
    40代位までの方が心から楽しめると思います。

    それにしても囲碁ってこんなにも熱いゲームだったのですね??

    囲碁を嗜む義父の誕生日に子供達で相談して市谷の日本棋院本院
    で碁石を購入してプレゼントした・・・むう達でした!!

  • 実家の片付けで発掘。
    一時期、家族全員で夢中になった漫画。
    今度はちびちゃんが夢中で読んでいる。

    「はるか高みからボクを試す一手だ」
    「いかんな、貫禄がついてきよった」
    この2つの台詞が頭から離れない。
    いつか使ってみたい。S17

  • 全巻読了。

    囲碁は全く知らないのに、どんどん物語にのめり込んでいける。
    対局の時のスピード感は凄く堪らない!
    見所は佐為の圧倒的強さとヒカルの成長だと思う。

    よく、佐為編で終わっていれば最高だったと聞くけど、自分はこの終わり方でも良かったと思う。
    出来ればもう少し続けて欲しかったけど…。

    なにより、こんなに熱中して読んだ漫画は久しぶり。
    凄くワクワクして楽しかった!

    読めて良かった。

  • アニメから先に入りました。特に藤原佐為が消える前・消えた後のヒカルの後悔や成長の描写は、物語としてとても見事だと思いました。アニメでその辺に感動して、コミックを買う決心をしました。アジア編は真偽のわからぬ裏事情も含めて賛否分かれますが、佐為抜きで人気を維持するのは難しかったと思います。しかし佐為が復活していたら作品としての価値は下がっていたと思います。近年安易に生き返る設定の作品が多いのでこの点は原作者の志の高さを評価したいです。『囲碁』という難しい土台でこれだけの結果を残したのだからとてつもない快挙だと私は思います。

  • 連載中も誌面で読んでたけど、つい最近友達とたまたま話題になったので思い切って全巻読み直してみた。相変わらず囲碁のルールはあまりよくわからないけれど、主人公ヒカルの成長過程が読んでいて面白かった。佐為がいなくなってからヒカルが立ち直るまであたりがこの漫画のピークかな?弟子は師匠を目指し、師匠は究極の一手を目指す。この目指すべきベクトルが師匠の段階で止まらないのが良い。全ては過去と目指すべき未来をつなげる存在なのだ。

  • 藤原佐為という幻の碁打ちが登場し、少年ヒカルが囲碁をするようになります。
    ヒカルの碁を読んで、子供が囲碁をするようになってもらえて、本当にこの漫画(コミック)には感謝しています。
    全国、各地で、ヒカルの碁を読んだ子供達が、囲碁教室に集まって来ました。
    日本棋院中部総本部の囲碁教室に、子供が少し通いました。
    ありがとうございました。

  • 小学生のとき、水曜日の7時半からやっていたのを観ていました。すごい好きだったのにNARUTOがこの時間帯に来て放送終了になっちゃったので、NARUTOのこと大変うらみました(^^)大蛇丸が出てきたあたりからNARUTOに夢中になりましたが。

  • 仕事先の方が囲碁関係の仕事をされていて、薦められました。
    囲碁なんてジジくさいと思ってましたが、おかげで変な先入観はなくなりました。
    これ読んで囲碁が出来るようになるわけではないですが(笑)

  • 周りが囲碁ブームだったのを思い出します。

  • 囲碁がこんなに熱いとは

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