封神演義 15 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088727233

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  • 十天君との戦いも後半戦へ!袁天君の寒氷陣!普賢真人の宝貝・太極符印が恐るべき力を発揮する。普賢のキャラに加え、この太極符印の能力とデザインが大好き。もしも宝貝がもらえるなら一番にもらいたい。二番目は禁鞭かなあ。太極符印とは最悪の相性とも言える袁天君。情けはかけるも、受け取らないなら容赦ない普賢の涼やかな意思がいいよね。

    崑崙勢が勢いに乗るかと思いきや、王天君の放った寄生宝貝によって次々と倒れていく。決死の覚悟で王天君を追う楊戩!寄生宝貝が効かない哪吒と韋護も合わせた三人は、姚天君と金光聖母の罠に捕まる!この能力の取り合わせは殺意が高い。韋護がいなかったら以後はなかったと言っても過言ではない。目に見えるものがすべてじゃない。心で見ればわかる本当の形もある。「想像から真実は生まれない」という普賢の言葉も印象深い。

    そして、楊戩は王天君、通天教主と向き合うことになる。王天君から語られる楊戩との因縁。仙人界の血の如き赤黒い闇が広がっている。自分の存在すら揺らぐほどの激流の中で、自分からも相手からも逃げないことを選んだ楊戩。
    「自分の弱さを他人にさらす事が本当の勇気なのだと知りました」
    すべてをさらけ出した楊戩の強さ。通天教主の慟哭、崩れゆく金鰲島。余韻が続く終わり方だった。

  • 王天君と楊戩との因縁。

    太公望の存在が薄い。

  • 十絶陣の戦い・下巻。十天君との戦いも最終盤に。
    個人的に思い出深いのが普賢真人と袁天君の戦闘。太極封印の化学的な能力描写がこれまでの宝貝とは異なる魅力を発揮する。普賢のキャラ性も他のキャラとはまるで違う性質なのもあり、非常に印象的なシーンに仕上がっている。化学的な知識もこれで身に着けた。
    最初のグループ分けを編成し直さざるを得ない展開や、ギャグ的に処理される十天君など、ずっと同じ流れで続けないことで飽きさせない魅力が出てくるのも巧い。
    妲己がいない分の魅力を王天君が埋める形でより魅力があって良い。楊戩と王天君の対比により、崑崙と金鰲の関係性の話に持ち込んで、仙界大戦を単なる「昔から対立していた関係が戦争になった」ものではないとするのもすごい。考えれば考えるほど、作劇上各要素が上手く効いていると思えてくるのだ。

  • ジャンプ・コミックス

  • 第125〜133話収録。
    太公望の幼馴染であり十二仙のひとり普賢(ふげん)、表紙の彼の能力発揮から始まる巻。元素操るってどう考えても最強のはず……。王天君の操るダニの宝貝のため、崑崙の仙人らはほぼ戦力外に。急遽被害を受けていない哪吒、韋護(いご)、そして王天君への復讐のため抜け出した楊戩がパーティを組むことになる。瀕死の楊戩を見てあの哪吒が「楊戩を守る」なんて……泣けるわ。その楊戩は王天君の策略により、実の親である通天教主のもとへ。王天君の昔話から互いの過去が明らかに、どっちもつらい。

  • 崑崙十二仙の一人、玉鼎真人が封神され、ついに金鰲との全面対決が始まった!6班に分かれゲリラ戦を展開、十天君を撃破していく太公望ら。しかし王天君の放った、寄生宝貝に襲われた者たちが次々と…!!(Amazon紹介より)

  • 楊戩の秘密が明らかに。十二仙と十天君の戦いは、ジャンプですね。

  • 私の一番好きなキャラ、普賢真人が表紙。中身もあたまロマンチックな毛玉と普賢の戦闘になります。この巻では普賢と普賢と太公望の関係について描かれています。私が思うに普賢という人物は 何が一番大切なのかということをよく理解している人 なのだと思います。

  • 玉鼎真人の封神により6班に分かれてのゲリラ戦を展開し、十天君を撃破していく太公望達だったが…王天君が放った宝貝により弱る者達が現れ始めた。楊ゼンも弱りながらも再び、王天君の元に向かうが…今巻も楊ゼンの話が胸にくる。楊ゼンの独白からの「妖怪です…」は受け入れてくれる仲間が居て、種が違えども与えて貰えたから言える自己の原点を認めた重き言葉だな。ナタクが守るなんて言うなんて…まぁ、不器用なり優しさが滲み出ていたからこうなるとは思ったけどこの行動は見ていて嬉しかったね。それと対比の王天君の出生と育った環境が悲しい。表紙の普賢の無益な戦いを避ける様は、太公望と被るが飄々とした雰囲気から想像がつかない強さ!宝貝が凄い科学的でなかなか好きな宝貝に入るわーー

  • 「僕は初めて他人(ヒト)に心を開きたいと思った。
     この人なら僕をわかってくれる… 信じてくれる… と。
     でも、化ける事の達人となるほどに嘘の自分を作り上げてきた僕だ。
     そう簡単に言えるはずもない。」

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