カッパの飼い方 1 (ヤングジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 268
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (116ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088765143

感想・レビュー・書評

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  • なんちゃって民俗学者の
    もっともらしい解説がかなり
    ツボ。
    河童愛、河童道をまったり
    極めたくなる。

  • カッパ、飼いたい・・・

  • 全巻読破。ゆるーい感じの作品だけど、たまにウルっとくる。
    もし、カッパが飼えるならどんな感じなんだろう。

  • 純粋で暖かい
    不思議と懐かしさも感じる
    そんな作品

  • お正月のゆるゆる気分で読んだ本。
    カッパがいるのが当たり前という前提で話が進んでいくのがシュールです。
    (なんてね)というボケがいつかくるだろうと思って読んでいくものの、ボケるどころか、どんどん詳細な飼育法について語られていくため、(この本は一体どこへ行くんだろう)と気になりながら読み進みました。

    時代設定は、高度経済成長期の昭和40年代。
    幼少時から、拾ってきた野良カッパと暮らしてきた主人公は、上京し社会人になって、ペットとして家カッパ「かぁたん」を飼い始めます。
    なんと、ペットショップで78,000円で売られているとのこと。
    これは高いのか安いのか、リアルな価格設定です。

    カッパの生態について、とことん詳しく紹介されており、驚きます。
    これまで、カッパについて知ってはいたものの、幻の存在として、あまり詳しいことは語られていなかったため、「偏平足だから相撲強い」などとこと細かに書かれているのを読んでいると、なんだか本当にカッパがいて、ハウツー飼育本を読んでいるような気になってきます。
    作者のカッパへの愛で充満している本。

    はじめは、見慣れなかったカッパも、だんだんキュートに思えてきます。
    野良カッパと家カッパの違いなども詳細に語られています。
    賢いらしく、お手をしたりするカッパなんて、いいですね。
    ただ、犬より知能があり手も使えるため、首輪を自分で外せてしまい、リードは意味がないそうです。

    日本カッパ連盟サイトに5千以上登録されている、なんてさりげなく書かれているため、(本当にそういった団体があったりして)と、検索してみたりしました。
    もちろん、ギャグベースのコミックですが、その割には大真面目なので、嘘か誠かわからなくなってくるほど。

    トリュフを探し当てるのが雌豚なら、温泉を探し当てるのがカッパという理論には笑ってしまいました。
    さらに、カッパがダウジングで探し当てる図には、吹き出しました。

    主人公は自分のカッパを公園デビューさせます。
    その公園で出会ったのが、こわもてのカッパ。
    カウボーイハットをかぶったベスト姿で、眼光鋭く、妖怪のように迫力ありまくりです。
    人も恐がるそのカッパは、風貌からヘラクレスと呼ばれていますが、本名はチーちゃんで、飼い主は幼稚園児だったということがわかって、そのギャップにヘラクレスが一番好きになりました。

    カッパの泳ぎの練習も語られます。
    カッパは初めから泳ぎが上手なわけではないとは、知りませんでした。
    ダイビングの水抜きのように、カッパの場合は、おしりから体内に空気を入れないと浮かないとのこと。
    その技を習得しないと、川流ればかりしてしまうそうです。
    ユニークなカッパ用浮き輪も売られていて、笑えました。
    また、公共プールはヤクザと同列で禁止されていました。

    全てのエピソードが淡々と語られて、そこがなおおかしみを誘います。
    途中まで気がつきませんでしたが、主人公初め、人の顔は一切描かれていません。
    正面を向いていても、のっぺらぼうという思い切りの良さ。
    そのせいか、後ろ姿がよく描かれています。

    ゴルフ場のキャディーさんの98%がカッパだという話も楽しくなりました。
    特に池ポチャの時に、活躍するそうです。
    池に入らないと、お皿が乾いてしまいそうですけれどね。

    ノスタルジーとシュールなギャグが混ざった、楽しい本でした。

  • お借りした全巻を1日で読破。
    何ともこう、キュンでホロリなのである。
    故郷に帰りたくなった。

  • ななさんからお借りし、15冊一気に読了しました

  • 全15巻

  • 時は昭和40年代、世の中は高度経済成長を終え、本当の豊かさを求め始める人々の間で、ちょっとした河童ブームが起こっていた。
    都会でひとり暮らしをする「私」も、この度、新しい家族として仔河童の「かぁたん」を迎えることしにた…。

  • 石川優吾

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