学園天国 4 (ヤングジャンプコミックス)

著者 : 遊人

• 集英社 (2005年3月18日発売)

感想・レビュー・書評

[キじばと。。さんの感想 · 2018年8月19日]

あやのとつむぎに二股をかけることになってしまったまことは、良心の呵責に苦しめられることになります。そんな折、（まねき）ミケとタマの姉妹による「モーレズ猫夜叉組」が、浮気性の男への敵意をあらわにして、女子生徒たちをレズ・プレイの道へと引きずり込んでいきます。まことに対する不信感をいだくあやのまでもが、レズの道におびき寄せられ、まことの心は揺れ動きます。

その後、ソフトボール部のエースを務める宇津九藍（うづく・あい）という美少女がまことに相談をもちかけてきます。キャッチャーの少女が猫夜叉組に入ってしまい、試合中にもアプローチをかけてくるために集中できないというのです。ところが、まことがワインを飲むと欲望を抑えきれなくなるという秘密を知った瞳が、猫夜叉組からの挑戦状を装ってまことに手紙を出し、彼を体育倉庫におびき寄せて彼と肉体関係を結んでしまいます。

さらに後半は、PTA会長の娘である国広倫子（くにひろ・りんこ）が行方不明になるという事件が起こり、京子に代わって学園にやってきた兄の身延金次郎（みのぶ・きんじろう）が、学園を指揮することになります。その結果、臨時採用教師であるまことや美術の丹沢（たんざわ）先生、そして侍教師の精進左膳（しょうじん・さぜん）らと、本採用の教師とのあいだに垣根がもうけられることになります。