お慕い申し上げます 1 (ヤングジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
3.67
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本棚登録 : 468
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088793061

作品紹介・あらすじ

ここは俗界から切り離された浄域、祥願寺――。清玄さんはそこの跡継ぎ坊主でございます。 もちろん欲望などはない枯淡の境地…と言いたいところですが…そこは、若い男子ですから、まあ、いろいろとあるわけです(お察しください…)。
そんなモンモンライフをさらに加速させるのは、仏門に救いを求める押しかけ弟子の節子さん。元マラソンオリンピック 代表選手で美人!!な彼女にも、何やら深い業の影が…。
煩悩&業!! 愛は節子を救う…のか!? 「お寺系」ラブストーリーの始まりです!

感想・レビュー・書評

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  • 泣けました。
    おススメされたときに出だしのストーリーを聞いてギャグ漫画かと思ったら全くそんなことはなかった。
    執着を捨てて生きていくことは何て難しくて残酷なことなんだろう。
    普段の生活が執着だらけだったことに気づかされた。

  •  私にとって大ヒットなマンガに当たりました。久々に感想書きたくなったくらい面白いマンガでした。お坊さんの悶々ライフの描写がよいですが、それよりも、とくに気に入ったのが、一見清楚なヒロインが実は憎しみ、妬み、嫉みまみれで、そういう黒い想念にさいなまれ、むしばまれると、ぽたぽた、ひょこひょこ、ぽろぽろと小さい餓鬼?ミニ魑魅魍魎?を身体のあちこちから発生させるさまが強烈でした。かわいい顔して、黒い気持ちとか邪な気持ちを垂れ流してて、それが読者にはダダ漏れに、さとられ的に見えるとこが面白いです。気持ちの独白がないときも餓鬼がみえると、この人、かわいい顔して、しらっとまた邪なこと考えてるなぁ、とほほえましく見えてきます。そして途中からの清徹の登場。このヒトとても好みです。なんだか、ニヒルで、清々しくてイケメン僧侶なんて最高にいいです。ヒロインが妬み嫉みの餓鬼で埋もれそうになってるところを清徹がキス、というよりこの場合、和的に接吻で?っていうかどっちでもいいけど、その時の描写がすごいので、一見の価値ありです。黒いヒロインに一筋の光が、蜘蛛の糸が、、、衝撃が、、、、ってカンジです。その後の清徹のセリフも秀逸。「仏教では不変を否定します。変わらないものはありません。あなたはずっと苦しんでいた場所を去りここへ来た。前と同じように続くわけがない。あなたは世間から逃れて寺へ来た。ここ(寺)は世間ではありません。気がすむまで妬んだらいい」完全に主人公である清玄は出遅れてますけど、実はヒロインのファンだった上に完全に魅かれて悶々してますのに、かたくなに拒んでいるのですが、、、、どうなるんだろう、この3人、二巻がものすごく楽しみなんですけどっ、早く八月になれーっと久々にマンガの発行日に悶える私なのでした。とくに黒い想念にさいなまれ苦しんだことがある人とか、最近はやり?の美坊主好きにはおススメです。

  • 螟夜擇莨シ闖ゥ阮ゥ縲∝?蠢?ヲょ、懷初縺」縺ヲ縺ョ縺後≠縺」縺溘↑縺ゅ?ゆク咲官縺ォ縺ッ縺ェ繧後s縺九▲縺溘?縺銀?ヲ縲ゆサ雁セ後◎繧薙↑繧ュ繝」繝ゥ縺悟?縺ヲ縺阪◎縺?↑豌励b縺吶k縲

  • 1-6巻。煩悩モヤモヤお寺ラブコメかと思ったら最後のあたりかなりディープな仏教のお話だった。

  • 予想外に人間的

  • 「いまだ 修行中の身でありますゆえ」この言葉って究極の言い訳だと思う(笑) 清徹!きたわ、目つきの悪い坊主! 死んだらどうなるのか?これは小学生ぐらいからたまに考えてたこと。まぁ、肉は火葬で無くなるとして、魂は、というか、この気持ちはどこに行ってしまうんだろう?←小学生時代に母にこんなこと聞いた記憶がある。答えは覚えてないけども。

  • 煩悩に撃ち勝てない生臭坊主の恋愛とボケた爺との世襲問題、親友の病気、父の存在、いろいろ詰め込んだ坊主漫画。人間の葛藤を描かせたら本当にうまいとおもう。面白かった

  • 説法部分が難しい。
    清沢さんから出てくる何かがリアルでこわい。

  • 煩悩だらけの坊主が人間味溢れてて魅力的。
    描写がちょっと古臭い感じがするけど、
    この作品にはマッチしていて味になっている。
    それにしても…あのエッチしている女性は
    どんな関係で知り合った方なんだろう?
    この先読んでいくと出てくるのかな。

  • 節子さんがどうして清玄にそこまでこだわるのかよくわからずもやっとしてましたが、最後の清徹のキスに全部持ってかれました。
    子鬼みたいなのがポコポコ出てくるのがちょっと不気味でした。

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著者プロフィール

栃木県出身。1997年、「コミックライズ」に掲載された『きのうの裏庭』でデビュー。
以後、成人誌から青年誌に活躍の場を移し、『つゆダク』 『ハクバノ王子サマ』 『セルフ』(以上全て小学館)を発表。人間のエロスと葛藤を描き出す骨太なストーリーで、男女問わず人気を集める。
また、仏教をテーマに「生と死」を真摯に問いかけた『お慕い申し上げます』(集英社)も大きな反響を呼んだ。
2013年に、『ハクバノ王子サマ』はテレビドラマ化されている。他の著書に『黒髪のヘルガ』(太田出版)などがある。

「2019年 『神様の横顔(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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