少年よギターを抱け 1 (ヤングジャンプコミックス)

  • 集英社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088796635

作品紹介・あらすじ

私、坂井真琴、16歳! ロックスターを目指して日々ギターの練習に励む札幌の女子高生ッス。この学校には軽音部がないっていうし仕方なく屋上でかわいいマイ・ギターを弾いていたら同じクラスのナヨッとしたスイーツ男子 沙村杏がヘリコプターで連れ去られる現場を偶然目撃しちゃって!! 慌てて私も飛び乗ってみたらなんと世界的アーティストのM・Jとご対面!? 信じられる!? どーなってんのコレ!? 沙村杏って何者!? 青春ロックンロール爆奏中!! 私達のイントロが今、始まるっしょ──っ!!

感想・レビュー・書評

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  • ロックなバンド漫画。
    真琴を応援したくなった!
    ジュンク堂池袋にてサイン本購入。

  • 【借り本】ジャケット&タイトルは良い‼︎
    中の画は好みじゃない。でも話は好きかも。これから面白くなっていくのではないかと思う。
    楽器をしてない人でも話の流れで説明などがあるから読めると思う。

  • [fine.]や[古代ローマ格闘暗獄譚SIN]などの信濃川日出雄先生の新連載がついに単行本化。

    何故か近所の本屋にまったく置いていなくて4件ものハシゴの末にやっと購入できた、個人的にはとても素敵な思い入れエピソード付きのマンガ。


    [ヴィルトゥス]〜[古代ローマ格闘暗獄譚SIN]では強さという才能を宿命付けられた男である成宮尊と生きるために強さという才能を追い求める神尾心のふたりが描かれていた。

    [fine.]にしてもそうなのだけれども、人間離れした才能が輝く一瞬の表現が“鬼気迫る”というほどに狂気じみていて、描かれる人物たちはもはや文字通りの鬼だ。

    信濃川日出雄先生の作品の醍醐味といえば天才たちの才能のほとばしり!というアプローチで今日は適当に書いてみよっと。

    [茜色のカイト]とかいう傑作のことはこの際 忘れる。


    さて。

    テロ的に過去作のネタバレをしたところで今作のネタバレに入りたいわけだが、この作品における才能はタイトルにもある通りギターでありロックだ。

    今後の展開でギターだけではなくピアニカとかの才能も対象になるのかもしれないが、現状ではもっぱらギターだ。

    で。

    肝心の内容はというと、ギターの才能に愛された男である杏にロックスターになるという夢のために才能を追い求める真琴が大事な部分をひとつにしたいと懇願したりする。

    真琴は初めてで妊娠したりもする。

    成宮尊はすっかりイケメンな杏となり、SINに至っては女子高生として描かれるという浅ましさだが、おかげで[古代ローマ暗獄譚SIN]の暑苦しさと疾走感は瑞々しさと清涼感というのどごしにモデルチェンジしている。

    何杯でもゴクゴクいける。


    この作品の中で『おもしろいなー』と思ったのは漫才で言うツッコミが存在しないという点。

    ボケのコマも物語のジャマをすることなく大きめのコマの端っこに間借りするように小さいコマを配置してその中で遊んでいたりする。

    [SLAM DUNK]のオマケページで遊んでいたような感覚で。

    それくらい几帳面で整然としたコマ運びなんだけど、さすがは信濃川先生。

    ページのルビなんて全然ありません。

    紙面全体ビッチリと溢れ出さんばかりに絵を描いています。

    暑苦しい。

    この笑いと熱さと清涼感のバランス感覚は信濃川日出雄先生の器用さというかすごいなーと思いました。(小学生並の感想)


    単行本の醍醐味であるオマケページでは北海道在住ならではの地理感で素敵なマップなどを載せていてアニメ名物聖地巡礼もしようと思えばできるという[ちづかマップ]並の親切設計。



    まだ1巻ということでスタート地点が見えたあたりというのもあって[古代ローマ格闘暗獄譚SIN]で描かれたような尻は出てきていない。

    せいぜいセクシーさの欠片も無いパンチラくらいだ。


    このふたりがフンドシを締めてケツを露にした時、その時こそが物語が暑苦しさを帯びて疾走するときだと信じている。

    いまから2巻の発売がたのしみだ。

    次こそは本屋さんで予約をしようと思う。

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著者プロフィール

日本の漫画家。新潟県出身、現在は北海道札幌市在住。男性。代表作は『山と食欲と私』。

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