All You Need Is Kill 2 (ジャンプコミックス)
- 集英社 (2014年6月19日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088801261
作品紹介・あらすじ
コトイウシ島で繰り返される「ギタイ」との戦闘。ふたりの兵士、キリヤ・ケイジとリタ・ヴラタスキ、その距離は徐々に近づいていく──。明日への希望が見えたその時、ふたりが辿り着く運命とは…。完結巻。
感想・レビュー・書評
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実に映画向き。
映画化したあとに言うのは、後出しジャンケン的な感じもするが、素直にそう思う。
短編で、綺麗にまとまってる。
下手に全てを解明するわけでなく。
全てに終止符をうつわけでもない。
ただ必要な部分や要素、展開はキチンと終結している。
物語は、必要な起伏はちゃんと用意されていて、筋の通っている印象。
が、正直なところ。期待していたような予想外で、胸躍らせる展開はなかった。
面白かったが、特筆して可もなく不可もなし。
個人的な趣向からいえば、全てを明かせとは言わないが、しっかりとした設定が背景に欲しかった。
もしくは、あるのだと匂わせて欲しかった。
原作は未読なので、もしかしたら原作には描かれているのかもしれないが。
期待値は、程々にしておいて素直にこの作品をフラットな気持ちで楽しむべきだったな、と反省。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろかった!なるほど、という感じ。読み終えてから、1.2巻の表紙を見て納得。
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こういう結末とは思ってなかったなぁ。なんだか消化不良だ。面白かった。あっという間に読んだけど、なんだかなぁと思う気持ちが少々。何がと言われれば、こことは言えないほどの微妙な感じなんだけれども。
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何だか話題なので、読んでみました。
タイムループもので、SF。
全2巻と言うことで、ギュっと詰まって内容が濃い。
こんな結末でしたか。
絵も良いし、ストーリーも大好物です。
なるほどね。こんなのもあるんだね。 -
女兵士「リタ・ヴラタスキ」を中心にストーリーが進みます。もう1人の主人公と言っていいかも。
「キリヤ・ケイジ」と同類の彼女。2人が共闘して戦争に立ち向かいますが、結末は何とも感傷的になります。とはいえ、いい終わり方なんじゃないかなと! -
2冊で簡潔にまとまっていて、読みやすかった。
トム・クルーズ主演で映画化するとのことですが、
日本人的な描写があったりするので、その部分はどうするのでしょうか…。
ハリウッドでは好まれそうな話の展開。
ですが、今まで意外とループものの映画って少なかったのかも?
日本のラノベ原作ですが、結末は「ハリウッドっぽいな」というのが率直な感想です。
テンポもよく楽しめました。
そして小畑さんの作画が綺麗。これに尽きる。 -
2巻完結ので原作が小説のSF漫画。
小畑さんの絵は綺麗だは、と。。
そして、なんか話良くわからなくなってきたなーうーん。これいつ終わる?
って思ってたらどんでん返し展開もあって面白かった。
ただ、恋愛要素が必要だったのかは疑問が残ります。 -
素敵やん?
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無敵の戦闘少女というのがストⅡ以来のアニマだねえ。「戦争のある世界に生まれてよかった」はジャンヌ・ダルクのような回天の使命を享けたことか、厳密にはギタイは戦士とは言い難いから戦争じゃないけど。出会う前だが「貴男に出会えたから」と続けらればなあ/「もう次はない」戦闘、しかし今までも記憶が移転しただけで、〈この私〉は死んでいた。私が死んだあとの世界もパラレルに残っていないとは思えない/結末でタイトルの意味が回収されたが映画の方がよかった/生存本能だけがあって自我を持たず恐怖を持たないAIとの戦いは果てしない…
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全2巻。購入済み。
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小説は読んでおらず、映画版は見た。
だいぶ時がたってしまっていて、あまり覚えていなかったので、新鮮。
ループする理由が特定のエイリアンを倒したことだったとは!
忘れてるだけのような。 -
映画を見ているような迫力。
この作品がハリウッド映画化された経緯が、日本側からなのか、あっち側からなのか(きっと日本だろうけど)気になる。
小説も読みたくなったし、映画も見てみたい。 -
全二巻。程よいボリュームでとても面白かった。終わり方がいかにも日本らしく、好みが別れるか?
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リタ・ヴラタスキの物語から始まる2巻。彼女がキリヤ・ケイジと出会うところから、キリヤ・ケイジ、リタ・ヴラタスキの2人のストーリーが合流する。
てっきり前巻までは、ギタイという未知の生命体に人類が如何にして立ち向かい勝利(あるいは敗北)していくのか?そこが物語のメインだとばかり思っていたけど、ケイジとリタの激しくも切ないラブロマンスがメインであったのか。1杯食わされたという気持ちで胸がいっぱいになって青い空にむかってこんちくしょ~!と叫びたくなった。なんなんだこのプラトニックラブ、モーニングコーヒーの香りとか、好きすぎる。血なまぐさい戦場を舞台にこんなに美しい愛を描き出せるとは…原作の桜坂洋さんも漫画の小畑健さんもあっぱれすぎる。
ラストのケイジのセリフがたまらない…
(あーそれで1巻の表紙が青で2巻が赤なのか。)
実は昨年の大晦日にたまたまトム・クルーズの同作品の映画をテレビでちら見したのだけど、今年はじっくり見てみたいものだ。 -
敵の正体や時代背景など細かい説明を省き、ケイジとリタを中心に据えてストーリーが展開されたのが読みやすくて良かった。
どんなときも孤独は辛い。 -
2巻完結。両方読了しました。
最初は即死してた主人公が、最後はヒロインの屍を超えて立派な戦士になりました。伏線回収がお見事。ちょっと鳥肌が立ちました。
1巻のレビューでこの作品のことを「久々に食うラーメン」に例えましたけれど、はい、久々に食ったラーメンうぅまいっすね!