暗殺教室 16 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
4.23
  • (101)
  • (89)
  • (39)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 1871
感想 : 67
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088804859

作品紹介・あらすじ

殺せんせーが語る自身の過去…。それは1人の人間への苛酷な人体実験と、ある女性との間に結ばれた絆についてのものだった。それを聞いた生徒達は!?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ついに明かされた殺せんせーの過去。死神として生きた彼は弟子に裏切られ、柳沢の手による過酷な人体実験をその身に受けることに。その中で出会った雪村あぐりとの対話。死神だった頃の殺せんせーはまるで浅野理事長のようだった。それを「人を見る」ということを通して、人間関係のあたたかさを教えていったあぐりはまさに先生だったんだなと。

    「目の前の人をちゃんと見て 対等な人間として尊敬し 一部分の弱さだけで人を判断しない」
    人間関係の基礎でありながら、なんとシンプルで難しいことか。正直言って、現実の社会ではこの真逆がまかり通ってるんだよね。他人と比較してはマウントを取り合い、弱さを見つければ正義を建前に人を叩く。その弱さの奥にある心の問題なんて見ようともしない。それを知っているからこそ、この基礎を忘れずに人と接していけたらいいなと感じた。

    触手の「どうなりたいのか」への問いに「弱くなりたい」と答えた殺せんせーもよかったよね。触手を身につけた皆は「強くなりたい」と答えてきた中で、自分の能力で弱さを感じ取れるようにしたというのは感慨深い。その触手によってどれほどの人が救われたか。

    そんな最高の先生を、E組は殺さなくてはならない。ここで改めて突きつけられたテーマ。存在が大きくなればなるほどに、その命も重くなる。はたしてE組はどんな決断を下すのだろうか。

  • 殺せんせーの過去をまさかここまで詳細に描くとは思わなかった。っていうか、正体意外だったわー。急に話に重厚感が出て来て、どうしたどうした、と。
    ついに最終学期に入って終わりが近づいてきた。ここまでテンポよく続いてきたマンガなので、スッキリと終わって欲しい!

  • 殺せんせーの過去。
    話がつながってとても面白かった。
    雪村あぐりとのやり取りに胸が苦しくなった。
    殺せんせーも失敗して、悔いて、生まれ変わった人間。
    その事実と暗殺を突きつけられた生徒たちがどう決断するのか続きが楽しみ。
    キスで打ち抜かれたカエデがかわいい。

  • 殺せんせーと雪村先生の良き出会いと悲しい別れ………真実を知った渚達は改めて殺せんせーという存在を思い知る。せんせーを殺すという「暗殺」の意味が180度変わった。あの時と今とでは事情が異なる。悩むE組。悩んで悩んで決めた答えは殺すか?救うか?暗殺が結んだ絆の輪が解れてしまうのか、それとも………?

  • 殺センセーの理解深まり度★★★★★

  • 話数と題をメモ。

    第134話 過去の時間
    第135話 過去の時間・2時間目
    第136話 過去の時間・3時間目
    第137話 過去の時間・4時間目
    第138話 過去の時間・5時間目
    第139話 過去の時間・6時間目
    第140話 過去の時間・7時間目
    第141話 終業の時間・2学期
    第142話 迷いの時間

  • 過去編突入。殺せんせーの本名って結局分からずじまいなのか。

  • 柳沢誇太郎の言葉が、カバー裏に収録されている。

  • ビッチ先生の言葉がここにきて更に強い意味を持ってきている。普段はあれだけど、本気の時の一言一言が重い。

  • ついに殺せんせーの過去が語られる16巻。
    いよいよクライマックスに突入していくという感じですね〜。
    この「過去」が、キャラクターたちの心情や行動に
    どんな影響を及ぼしていくのかが見物です(≧▽≦)。
    それにしても、過去のキャラクターと殺せんせーのギャップが…(^^;。

全67件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

松井優征(まつい ゆうせい)
1979年生まれ、埼玉県出身の漫画家。2001年に「ラビングデッド」で第51回天下一漫画賞審査員特別賞受賞。
2004年に 「魔人探偵脳噛ネウロ」で第12回ジャンプ十二傑新人漫画賞準入選。同時に漫画家デビューを果たす。テレビアニメ化もされた代表作の一つとなる。
2012年、『週刊少年ジャンプ』31号から『暗殺教室』を連載開始。恩師を殺すことが最終目的、という設定から極めて高い人気を誇り、アニメ化、実写映画化される大ヒット作・代表作になった。

松井優征の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×