- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088804859
作品紹介・あらすじ
殺せんせーが語る自身の過去…。それは1人の人間への苛酷な人体実験と、ある女性との間に結ばれた絆についてのものだった。それを聞いた生徒達は!?
感想・レビュー・書評
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ついに明かされた殺せんせーの過去。死神として生きた彼は弟子に裏切られ、柳沢の手による過酷な人体実験をその身に受けることに。その中で出会った雪村あぐりとの対話。死神だった頃の殺せんせーはまるで浅野理事長のようだった。それを「人を見る」ということを通して、人間関係のあたたかさを教えていったあぐりはまさに先生だったんだなと。
「目の前の人をちゃんと見て 対等な人間として尊敬し 一部分の弱さだけで人を判断しない」
人間関係の基礎でありながら、なんとシンプルで難しいことか。正直言って、現実の社会ではこの真逆がまかり通ってるんだよね。他人と比較してはマウントを取り合い、弱さを見つければ正義を建前に人を叩く。その弱さの奥にある心の問題なんて見ようともしない。それを知っているからこそ、この基礎を忘れずに人と接していけたらいいなと感じた。
触手の「どうなりたいのか」への問いに「弱くなりたい」と答えた殺せんせーもよかったよね。触手を身につけた皆は「強くなりたい」と答えてきた中で、自分の能力で弱さを感じ取れるようにしたというのは感慨深い。その触手によってどれほどの人が救われたか。
そんな最高の先生を、E組は殺さなくてはならない。ここで改めて突きつけられたテーマ。存在が大きくなればなるほどに、その命も重くなる。はたしてE組はどんな決断を下すのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
殺せんせーの過去をまさかここまで詳細に描くとは思わなかった。っていうか、正体意外だったわー。急に話に重厚感が出て来て、どうしたどうした、と。
ついに最終学期に入って終わりが近づいてきた。ここまでテンポよく続いてきたマンガなので、スッキリと終わって欲しい! -
殺センセーの理解深まり度★★★★★
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過去編突入。殺せんせーの本名って結局分からずじまいなのか。
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柳沢誇太郎の言葉が、カバー裏に収録されている。
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ついに殺せんせーの過去が語られる16巻。
いよいよクライマックスに突入していくという感じですね〜。
この「過去」が、キャラクターたちの心情や行動に
どんな影響を及ぼしていくのかが見物です(≧▽≦)。
それにしても、過去のキャラクターと殺せんせーのギャップが…(^^;。