東京喰種 トーキョーグール : re 5 (ヤングジャンプコミックス)
- 集英社 (2015年12月18日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088903316
作品紹介・あらすじ
「私があなたの神様になってあげる──」進捗をみせる「ロゼ」討伐作戦の最中、“個"を発揮し始める、歴戦の捜査官たちと、次第に“空白の20年間"に迫る佐々木琲世。疑問と真相の輪郭が、徐々に姿を現してゆく。一方、主・月山習のため、ハイセらQsの面々を消そうと画策するカナエは、「アオギリの樹」と接触を図る。月山家に近づく、数多の足音。そして、景色は縫われる。片眼が紅く蠢く存在によって──…!
感想・レビュー・書評
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5巻の扉絵、クインクス班の趣味に興じている絵だけど、六月くんは何してるの…物騒な絵に見えるけど…
『東京喰種』にはBLに描かれるであろう精神みたいなものが描かれている、と思うのが第42話のカナエを絡めとるエトの言葉。これは同性(他者とも言える)を好きになってしまった事で葛藤する人間の自問自答に非常に酷似しているのだ。誰かに「執着する心」がもんどりうってる様が描かれている…
5巻巻末収録されてるカラー絵のカナエ…女子の格好させてあげてるんだよね、作者の優しさがこう言う所にも凄く出ていると思う。自分の作り出した登場人物たちわけ隔てなく優しいよね、石田スイさん。
政よ…「敬われる」のと和修の名だけで「恐れられる」のは違うんだよ…まあ、彼も解ってて「恐れられる」方を選んでるんだろうけどね。瓜江くんを自分と同一視しない様に。人の上に立つものとして「偉そう」にする資質だけじゃ裏切られるかもね、誰かに。お父さんは大事にしとけよ、って思う。
少し前に2巻で唐突に脱いだスニーカーが描かれてる…これは誰のだ、って思ったんだがなんかちょっと以前の高飛車で身勝手な部分が抜けて「イイ男」感が増えているニシキのだ、ってこのコマで解った。ハイセたちが入ってくるのを察して、いつもモードでスニーカー脱いでくつろいでたのに急いで隠れたんだろうね、恐らく。
この「布石」の回収の仕方、洒落てるなぁ。気付かなくても作品読むのに全く支障はない、支障はないが、気付くと、やはり漫画と言うものは作者が全て「描いている」と言うジャンルで、描かれたものには全て意味がある、ってBSマンガ夜話で夏目房之助さんが行ってた言葉を思い出す。何度も。背景、そこに置かれる小物に意味がない、空白埋めだけのもの、って作品も無論多いけどね。『東京喰種』に関しては「なんか引っ掛かる」って時はやっぱ意味があるんだよ、って思い知った。そして、そこまで考えて布石を回収する作者の頭の中、どういう構造してんだろう…って恐れおののく。
什造好きにとって5巻は什造出てこない巻でもある訳だが、おまけ回文漫画で什造好きを十二分に満たして貰った。半兵衛に「かってくださいいいい」って駄々こねなくても、あんた結構お給料貰ってるでしょ(笑)しかもこの海パン、かなりな色遣いのカラフルなマルチカラー水玉だろ(笑)この一コマだけでかなり什造萌えが補充できるお得さ…「かってくださいいいい」の什造を目にするだけでエネルギーをチャージできる感じ。
やはり私の漫画に接する時の脳みそは「紙媒体」でこそ集中力を発揮すると思われる。アナログ~デジタルを生きている世代なので、デジタルもそれなりに生活に導入してるが、アナログの「実体がある」確実性の方を信用してるんだよな、根っこのところで。WEBで読んでて気づかなかった事に気付く…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんか苦しくなってきちゃった。。
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月山家殲滅作戦。
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月山家の淵源、執念。
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月山が、カナキが店長を助けに行った時の心情を知ったところが印象深かった
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カナエが切なかったわぁ(>_<)エトは何がしたいのかな⁈月山がカネキの気持ちを理解するのが‥…感慨深かったわぁ(>_<)
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読了