金色のガッシュ!! 33 (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.10
  • (95)
  • (41)
  • (67)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 722
感想 : 58
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091213990

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • こんな、こんな素晴らしい少年漫画が他にあろうか…。とても良かった…。もう終盤ずっと泣いてた。

    今までのすべての魔物の子やパートナーとの出会いと、積み上げてきた思い、受け取ってきた思いの積み重ねでラスボスと呼べるクリア・ノートを倒したのが本当に良い。

    そしてかつて学校に通わなくなった清麿がガッシュとの出会いをきっかけに、学校生活を楽しんで中学校を卒業する。その卒業式と、ガッシュとの別れと互いの旅立ちに重ね合わせる構図がうまい…。

    全編通して、作者の雷句誠先生から読者の若者へのメッセージとエールを感じられたのが、本作は素晴らしかったのだけど、最後のメッセージもとても尊く、熱かった。
    強き心の力、それを持ち続けることが大切なのだと…。

    素晴らしい少年漫画作品だった。
    特にたくさんの魔物の子とパートナーの関係の形があったこと、またそれぞれのキャラクターがとても魅力的に愛を持って描かれていたところがとても好き。
    ちなみにキャラクターみんな大好きになったけど、個人的に好きなのはフォルゴレ。
    ユーモアやギャグのシーンが多かった彼が終盤で語った過去や、ありたいと願う姿(カバさん)、キャンチョメへの愛情がとてもグッときた。

  • 見事な終わり方。クリアで終わらず、最後、駆け引きなしで、ガッシュとブラゴの戦いが見られて、幸せ。ギャグがすべて涙の伏線になっていたなんて。

  •  優しいガッシュは、優しい王様になるために、とてもとても努力しました。仲間を何人も何人も魔界におくられて、悔しい思いや哀しい思いをたくさんしながら戦いを続けていきました。
     少年漫画の王道。
     みんな、泣きまくる。
     嬉しくて、哀しくて、切なくて、頑張ったから。
     怒濤の展開に、一度は読んでみることをお奨めします。
     画力は荒削りみたいな感じがしますけど、読んでいくうちに気にならなくなるし、グワッという場面では逆にこの描きかたがイイッて思います。

  • 完結することの良さを知った漫画。33巻、長編漫画としては適当な長さだと思う。最終決戦はリアルタイムで本誌を読んでた。金色モードで仲間が出てくる時に顔が隠れてるのが良い演出だよね。それと術の描写が好き。キャラ的にはパムーン。掛け声の「ラララァイ!」がカッコ良い。

    しかしコルルの件はどーなったんだよ。「戦いたくないものまで戦わせてどういうつもりだ!」→「戦わせているのは父上だ!」→エピローグで普通に冠授かる→おい!…おい。まぁ小学館といざこざがあったことが関係してるのかな?実は魔界編があったみたいな。けどそうするとまだまだ長くなりそうだし結果的にはこっちの方が良かったかな。

    それと。3巻だかの表紙でガッシュに羽根はえてるやつあったけど、あの術結局出なかったね。

  • 魔物の子ガッシュが、やさしい王様になるための戦いを描いたマンガ。ガッシュと周りのキャラクターの友情もいい!
    時にコミカルに、時にアツく、泣き笑いの絶えない本。

  • 三年越しでやっと読みました!ラストバトルをあの二人でやってくれて嬉しかった。メロンの芽を見つめるビクトリーム様に不覚にもほっこりした。

  • 確か私が中学の頃に連載が始まって、とうとう最終回でした。
    ようやく33巻、買いました。
    何年かなぁ…とにかく、長い間連載お疲れさまでした。

    最後がクリアとの戦いで終わらず、ブラゴとの原点回帰ガチンコバトルだったのはよかったなぁ。
    少年マンガの王道も王道な展開だけど、熱くて泣けて笑える素敵なマンガでした。

    1000年魔物タッグ最高。
    ビクトリーム様最高。

    33巻読んだだけで5回は泣きました。
    懐かしくなったのでまた1巻から読み返そうかな。

  • あちこちで言われてますが、
    道徳観を養うのにとても良い作品です

    敵も味方もしたいことや叶えたい夢がある中で
    なぜ悪なのか、を明示して話が進んでいきます

    味方が消えていくときは無念より納得の笑顔が圧倒的に多く、
    戦いに学びを見いだせたことが伺えました
    反省できた悪役魔物も多く、子どもたちのやり直しに期待が持てます

    すねた反抗期だった清麿も世界に触れて友情を学び、
    別れの近いガッシュに卒業を見守ってもらう姿には
    感動しました

    コメディパートはドタバタや下ネタが多く、
    少年マンガというよりはコロコロなどの幼児向けでした
    本編との関わりも薄かったので削っても良かったと思います

    もちろん多種多様な属性の能力バトルはアツく、
    相性や知恵による力押しでない戦いも楽しめました

    子どもから大人まで幅広い世代に楽しめる作品だと思います

  • 序盤が本当に感動的。フォルゴレなんてフェミニズムを経由した新しい男性性のかっこよさを体現する存在であるとしか思えない。物語の締めで強さに囚われたキャンチョメに最後にかける言葉の強度がえげつなく、涙。これがあるなら中盤以降の編集による引き延ばし(そこには継続のための機能しかないといえども)も、まあ…。

  • 意外と面白かった

全58件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

雷句誠(らいく・まこと)
岐阜県出身。『金色のガッシュ!!』で第48回小学館漫画賞少年部門受賞、『どうぶつの国』で第37回講談社漫画賞児童部門受賞。その他作品に『VECTOR BALL』などがある。

「2023年 『金色のガッシュ!! 2(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

雷句誠の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×