- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091213990
感想・レビュー・書評
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こんな、こんな素晴らしい少年漫画が他にあろうか…。とても良かった…。もう終盤ずっと泣いてた。
今までのすべての魔物の子やパートナーとの出会いと、積み上げてきた思い、受け取ってきた思いの積み重ねでラスボスと呼べるクリア・ノートを倒したのが本当に良い。
そしてかつて学校に通わなくなった清麿がガッシュとの出会いをきっかけに、学校生活を楽しんで中学校を卒業する。その卒業式と、ガッシュとの別れと互いの旅立ちに重ね合わせる構図がうまい…。
全編通して、作者の雷句誠先生から読者の若者へのメッセージとエールを感じられたのが、本作は素晴らしかったのだけど、最後のメッセージもとても尊く、熱かった。
強き心の力、それを持ち続けることが大切なのだと…。
素晴らしい少年漫画作品だった。
特にたくさんの魔物の子とパートナーの関係の形があったこと、またそれぞれのキャラクターがとても魅力的に愛を持って描かれていたところがとても好き。
ちなみにキャラクターみんな大好きになったけど、個人的に好きなのはフォルゴレ。
ユーモアやギャグのシーンが多かった彼が終盤で語った過去や、ありたいと願う姿(カバさん)、キャンチョメへの愛情がとてもグッときた。
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見事な終わり方。クリアで終わらず、最後、駆け引きなしで、ガッシュとブラゴの戦いが見られて、幸せ。ギャグがすべて涙の伏線になっていたなんて。
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優しいガッシュは、優しい王様になるために、とてもとても努力しました。仲間を何人も何人も魔界におくられて、悔しい思いや哀しい思いをたくさんしながら戦いを続けていきました。
少年漫画の王道。
みんな、泣きまくる。
嬉しくて、哀しくて、切なくて、頑張ったから。
怒濤の展開に、一度は読んでみることをお奨めします。
画力は荒削りみたいな感じがしますけど、読んでいくうちに気にならなくなるし、グワッという場面では逆にこの描きかたがイイッて思います。 -
完結することの良さを知った漫画。33巻、長編漫画としては適当な長さだと思う。最終決戦はリアルタイムで本誌を読んでた。金色モードで仲間が出てくる時に顔が隠れてるのが良い演出だよね。それと術の描写が好き。キャラ的にはパムーン。掛け声の「ラララァイ!」がカッコ良い。
しかしコルルの件はどーなったんだよ。「戦いたくないものまで戦わせてどういうつもりだ!」→「戦わせているのは父上だ!」→エピローグで普通に冠授かる→おい!…おい。まぁ小学館といざこざがあったことが関係してるのかな?実は魔界編があったみたいな。けどそうするとまだまだ長くなりそうだし結果的にはこっちの方が良かったかな。
それと。3巻だかの表紙でガッシュに羽根はえてるやつあったけど、あの術結局出なかったね。 -
魔物の子ガッシュが、やさしい王様になるための戦いを描いたマンガ。ガッシュと周りのキャラクターの友情もいい!
時にコミカルに、時にアツく、泣き笑いの絶えない本。 -
序盤が本当に感動的。フォルゴレなんてフェミニズムを経由した新しい男性性のかっこよさを体現する存在であるとしか思えない。物語の締めで強さに囚われたキャンチョメに最後にかける言葉の強度がえげつなく、涙。これがあるなら中盤以降の編集による引き延ばし(そこには継続のための機能しかないといえども)も、まあ…。
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意外と面白かった