銀の匙 Silver Spoon(7) (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2013年4月18日発売)
4.11
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感想 : 214
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091242853

感想・レビュー・書評

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  • 文化祭を経て、秋から冬の入り口へ。
    少しづつ成長していく八軒達が、頼もしく。

    努力が報われる事、報われない事、
    その積み重ねが青春ですかね、なんて。

    そして次巻より冬に突入でしょうか、
    北海道の冬は長そうだなぁ、、と。

    地味に増えていく伏線も気になりますが、、
    それより、引きの駒場の話が、うーむ。。

  • 泣く。これは泣く。

  • 失敗した時もう一度飛ぶチャンスを貰える
    というのはとても良いですね。
    トラウマになり難いでしょう。

    一方失敗を認めない八軒君のお父さん。
    多分本当は悪い人ではない、のでしょうが
    言うことが一々キツイです。
    勉強ではなく学祭の準備で倒れてなんて、
    という言い方も引っかかります。
    先生が「あんなに準備頑張ってたのに
    出してやれなくてごめんな」
    と言ってくれるのが泣けちゃいます。

    逃げるのか、と言われて
    逃げます、とはっきり返すお兄さん。
    お母さんはお父さんに対して
    本当のところどう思っているのでしょうか。

    八軒君本人はいないけれど、
    八軒君が声をかけておいてくれたから人が集まり
    馬術部の出し物が滞りなく終わります。
    お父さんに言われて卑屈になっていた八軒君ですが
    お客さんが書いてくれたノートを見て涙するのが
    良いシーンです。
    アキちゃんの方言も可愛いです。
    先輩達の目から見て、アキちゃんも感情を抑えて遠慮していたのが変わったというのも
    良いエピソード。

    八軒君が戻ったと聞いて西川君と別府君も顔を出してくれて
    みんなでおいもを食べるのも楽しいです。
    出来損ないには出来損ないの闘い方がある、
    名言だし、八軒君が求めていた答えに近いものがあります。
    参加できなくて残念ですが、写真を撮っておいてくれるのも優しい。

    大蝦夷神社に行くエピソードもいいです。
    寮の女の子たちがあんなに協力して常磐君を引き止めてくれたのに、
    結局みんな来てしまいますが、
    まぁそれはそれで可愛いです。

    相川君が、獣医を目指した後血が駄目になった
    という話をしてくれます。
    「「今から何にでもなれる」って思うと楽しくならない?
    八軒君の夢はここから際限なく広がってるんじゃないのかな」
    という言葉、とても嬉しいです。
    八軒君はこの時見た景色と一緒に、相川君の言葉を
    一生覚えているのではないでしょうか。

    トラクターの運転にチャレンジするのも、
    その後「なまら楽しかった」と言って
    アキちゃんときゃぁきゃぁしているのも可愛いです。

    野球の試合中、関西弁を喋る敵チームの人に
    北海道弁で「標準語喋れ」と言うのがリアル。

    頑張ったのに報われない、八軒君が辛かったあの現実が
    遂に駒場君にもまた降りかかることになります。
    ここからはまたちょっと辛い展開です。

  • 八軒家の家族の問題は気になるなぁ。そして、駒場君はいずこへ。それぞれのバックグラウンドと、高校生らしい悩みが交錯してきて、これぞ青春。八軒と御影ちゃん、くっつくのか、つかないのか、鈍感同士?どうなるのやら。

  • 八軒の両親が病院に…。ばんばの感想ノートを読んだ八軒と同じく、読んでるこっちも顔ぐしゃぐしゃになった。良かったね、八軒!の後、牛の出産と駒場の道大会、そして駒場の謎。

  • お父さんと八軒くんの間の溝が深まるばかり...なぜお母さんはあんなお父さんを選んだのか甚だ謎である...。
    いっちゃんがこれからどうなるのか、気になる。
    そして雨竜さんにいっちゃんがかけた言葉に感動。チームメイトっていいなって思った。

  • 泣いてしまった。どうしてこんなに、胸にぐっとくる漫画なのだろう。

  • 評判どおり、大きな展開はない。

    しかし、小ぶりな展開たちだが色々な演出がされており、非常に楽しめた。

    何気無い合間のような話でも、キチンと笑いや切なさを魅せてくれるのが素晴らしい。

    この作者は、ストーリー性もさることながら、こう言った小さくても丁寧に上手く魅せるところが、大きな魅力だと思う。

  • とりあえず泣きそうになる。今回は、切ない。
    逃げる事も有り。だけど、消化されない気持ちは切ない。

    ギャグは相変わらず楽しい(笑)

  • 表紙の痩せタマコは美人だけれども、やはり中表紙の通常タマコが大好き。(あ、中表紙は縦ロールだけど、違和感無いや。)前半は学校は学園祭の楽しい雰囲気のなか、対照的な病院での八軒一家の空気。このお父さんは恐いよ…自分の親だったら絶対にヤダというか潰れてしまいそうだよと思ってしまった。兄ちゃんは要領良くこなしていって、親が希望していた東京大学進学まで進学して「やった」からもういいだろって感じで自分のやりたいことをやり始めたけれど、弟は不器用というか優しさが邪魔をしているというか、まだまだ迷いながら自分の道を探していて途中。それを親が認めてくれないっていうか見てくれていないっていうのは、何だか寂しい気もする。難しいなーと思いながらも、親を切れない優しさもわかる。そして、仲間の大切さも八軒側からとアキ側の双方から描かれていて、凄くいいな~と羨ましく思った。後半は駒場の物語に…。一つ何か山を越えたら、また次の試練がやってくるって言うのがこの物語の飽きないところ。流石は牛先生。[2013年4月20日購入]

著者プロフィール

荒川 弘は1973年5月8日生まれ、北海道出身の漫画家。
代表作『鋼の錬金術師』(スクウェア・エニックス)、『獣神演武』(スクウェア・エニックス)、『百姓貴族』(新書館)。
1999年にエニックス21世紀マンガ大賞を受賞してデビュー。衛藤ヒロユキのアシスタントを経て独立。
大ヒット作『鋼の錬金術師』で、2004年第49回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。
2011年19号より『銀の匙 Silver Spoon』で初の週刊連載開始。同作で2013年第58回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。

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