くちびるに歌を (1) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

  • 小学館
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本棚登録 : 105
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091244055

作品紹介・あらすじ

青春の歌声は、海風に乗って…

広い海に囲まれた離島の中学校。
三年生になった少年少女たちが集うのはーー合唱部。
それぞれに、それぞれの事情を抱えた彼らは今、
一つの「目的」に向けーーーー歩き出す。

全国書店員絶賛!
2012年小学館児童出版文化賞を受賞した話題の感動小説を、
青く、切なく、鮮やかにコミカライズ!!

感想・レビュー・書評

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  • 原作はまだ読んだことがありませんが
    中田 永一さんの作品というので購入。

    表紙がとても綺麗で、
    漫画のほうの作画も、主人公桑原サトルの表情がコロコロ変わることで、心情が読み取りやすくて良かった。
    女の子も可愛い。
    特にサトルが想いをよせる長谷川コトミは本当に天使の様に可愛いです。
    ギャップがあるのもまた良し。

    物語にはあまり関係ないが、
    サバンナ高橋を意識したような(というか意識してる笑)キャラクターが出てるのが笑えました。
    コトミにはしょっぱなから凄まじいことをボソッと言われてましたが…。笑

    これからの展開も気になるので、
    是非原作の小説も読みたいと思う。

  •  小さな島の中学校合唱部で繰り広げられる青春群像劇。主人公が持つ思春期ならではの悩みに心が締め付けられました。

     ぼっちのプロが送る初めての青春。自閉症の兄を持ち、その兄の世話するためだけに生まれてきたと思いながら生きていた主人公桑原サトル。そんな闇を背負った少年が出会った自分の隙間を埋めてくれる美しい合唱の響き。そんな自分の好きな娘も所属している合唱部に入りたいとおもった矢先、兄を疎ましく思ってしまい、サトルが罪悪感を感じるシーンは心が締め付けられました。しかしその罪悪感があったからこそ、その後の合唱曲である手紙を聞き、今を生きる勇気をもったサトルの決断シーンがとても活きていました。モリ先生の愛くるしくもどこか影のある作画も相まって良い演出となっています。中学3年生というほとんどの人が自分の将来について悩む最初の場所でこういった主人公がどんな学生生活を送るか非常に楽しみです。

     マジメにやらない男子、男嫌いがMAXなナズナなど色々問題づくな合唱部ですが、雨降って地固まる的な青春部活を送るんでしょうか。15年後の手紙の演出が冒頭と巻末にありましたが、こういった演出も青春度をあげていてとても良いです。また、楽しみの一つとしてモリ先生が盛り込んだ漫画的追加要素も個人的萌えですね。原作も漫画版が読み終わったら読みたいと思います。

  • 学園/合唱部
    16.09.09 新規up

    全03巻 完結

  • モリタイシ先生はどう考えても江口寿とか窪之内英策コースだよなぁ。いや、好きですけど。

  • 原作を読んで感動し、どうしても娘に読ませたい。
    と言う思いから、探し出したコミック版の「くちびるに歌を」全3巻。来年、映画化もされるらしい。

    原作読んだ後なので、ちょっと物足りなかったかな・・・
    娘は、「コレもらっていいの?」と喜んで読んでました。もうちょっとしたら、感想聞いてみたい。

  • ゲッサン連載をずっと読んでました。完結したのでまとめ買い&一気読み。連載当初は「?」だったけど、終わりが近づくにつれて「これはコミックス買わねば」ってなった。

  • あーもう!面白い面白い面白いよー!!!
    青春始まったばかりの15歳。
    真っ直ぐ真っ直ぐな15歳。
    合唱部の青春もの。青い。
    私も、サンデーのレンジマン打ち切りに涙した一人だったから
    これは運命。

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著者プロフィール

1978年福岡県生まれ、2008年『百瀬、こっちを向いて。』でデビュー。他の著書に『吉祥寺の朝日奈くん』『くちびるに歌を』『私は存在が空気』。別名義での作品も多数。

「2017年 『僕は小説が書けない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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