- Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091244079
作品紹介・あらすじ
放課後女子の、アナログゲーム物語!
春の京都―――――
見知らぬ街に引っ越してきた女子高生の綾。
彼女とはじめて友達になったのは、
引っ込み思案な同級生の美姫。
ある日の放課後、委員長の翠の後をこっそりつけて綾たちが訪れたのは、
アナログゲーム専門店、その名も「さいころ倶楽部」!!
思わずやってみたくなる、本場ドイツのボードゲームも満載!!
「楽しい」を探す少女たちと、心躍るゲームの世界へ!!
感想・レビュー・書評
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女の子がキャッキャウフフしながらボドゲやる話(大雑把)。私のようなボドゲ初心者には実にためになる漫画であります。「登場人物がゲームを楽しみ、それを見てる読者も楽しい」という作品であり、「人狼」回は「どう描けばこのゲームの面白さが伝わるだろう?」という趣向が効いてて面白かった。
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ボードゲーム、アナログゲームの魅力がとても良く伝わる。ルールの解説も上手。ソーシャルゲームと言いながらソーシャル(社会的、社交的)とは真逆の代物が跋扈する昨今、ボードゲームは真に社交的なゲームなのだと思う。
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単純に好きですね、こう言う漫画
既存のボードゲームやカードゲーム、しかも、ダークファンタジー色は全くなしで、個性の強い女子高生らがそれに興じて、友情をちょっとずつ深めていく、それだけの内容
そこがいいのだ。だから、肩の力が抜いて読み進められる
ただ、彼女らは和気藹々としつつも、イカサマ抜きで相手の裏をかいて、本気で勝ちを目指しているので、読み手である私たちもついつい、どうやったら勝てるか、を真面目に考え込んでしまう
勝ち負け、も大事にはしているが、単純に友達と楽しく遊ぶって事の大切を伝えてくる漫画
ハッキリ言って、マイナーな題材で漫画を描くって事を決めた中道先生を、本気で賞賛したい。あんまりにも知られていないモノを主軸にされても困るが、十人に聞いたら四、五人は知っていそうなモノをテーマにして描かれた漫画はどうしても、注目されない。しかし、それ故に、メジャーな題材を用いた、悪く言えば無難な作品より、遥かに面白い漫画が生まれるのだ
と、大層な事を書いてはしまいましたが、要するに何を言いたいのか、はですね、この手のマニア寄りな漫画は大好きです、ってコト
また、ちょっと、話の本筋から逸れた感想になるのだが、『天才の定義』について、ガラにもなく真面目に考えてしまった
どう言う人間が『天才』と称されるか、人それぞれに考えがあるだろうが、この『放課後さいころ倶楽部』を読み耽って浮かんだのが、「新しいモノを生み出せる能力を持っている上で、それを世間に発表して、一般的にする手腕を兼ね備えている」ってコト
新しい『何か』を発見、製作する、それだけでも十分に大したものではあるが、それが「新しい」事を他人に理解してもらわなければ、何もならない
つまり、アレックス・ランドルフは『ハゲタカ』って言うゲームを作り出した上で、それを発表し、ブームにさせた。なおかつ、ゲームのパッケージに自分の名を記す、そんな誇りの示し方、を新しい慣習として根付かせた。翠ちゃんがゲームに興じた後で、彼を「天才だ」と喝采したのは、子供の素直な感想としても過言じゃないのだ
誰かに「天才」と言われ、認められたい、そんな功名心が全く無い、とは言わないが、自分の作品をブログに掲載して、それを「好き」と言ってくれる人がいるだけで今は十分、と思っていたけど、ちょっとだけ欲が出てきた・・・・・・少なくとも、表紙に自分の誇りを込めたペンネームを堂々と記せる作品を書き上げたくなった
どのゲームも遊んでみたくなるモノばかりだったが、個人的に一番、のめりこめそうなのは第四話と第五話でプレイされる、ごきぶりポーカー
腹の探りあい、ブラフのかましあい、ハッタリを押し通せる胆力、どれも必要になるだけに、かなり熱狂しそう
個人的にお気に入ったキャラは、元・傭兵と言われても信じちゃいそうな容姿と雰囲気、言動が悪目立ちの店長さん。彼には今後も、面白いゲームの楽しさ、奥深さを仲良しJK三人組に教えてあげて欲しい
3DSやPS vitaのゲームも勿論、いいですが、たまには皆でワイワイ騒げる、カードゲームやボードゲームもいいよね、って気にさせてくれる漫画でした
これはちょっと、専門誌に取り上げて欲しいな -
古書で1年ほど前に購入したもの。
すごろくやの「ボードゲームカタログ」を読んでたら読み返したくなって読み。
「ねことねずみの大レース」欲しいんだよなあ、高いけど…。
世界には私の知らない楽しいことがたくさんある、っていうメッセージが素敵。
京都に住んでたことも、すごろくやに行ったこともある身としては、さいころ倶楽部店内やその雑居ビルの雰囲気、水道橋や河原町通、鴨川の描写などが嬉しくなってしまう -
ボードゲームに少しでも興味があるなら読むべき
ボードゲームの布教にも使える -
平積みになっていたので試しにと読んでみたら、アナログゲームに興味ある自分にはかなりツボ。女子高生たちがアナログゲームの世界に徐々に触れていきながら、仲間たちと世界を広げていく、という設定はメジャーなものだけど、毎回出てくるゲームの肝が要領良くまとまっていて、あーこれやりたい!と思わせてくれる。中高とカードゲームにハマってた時の空気を思い出したりもして。
あと、男子キャラの田上君、高屋敷さんに気を遣いつつも負けるのは嫌、というやきもき感がすばらしくって応援したくなるね。 -
ボードゲームでワイワイするJK。
人狼とゴキブリポーカーしかやったことないけど、盛り上がるから楽しいよね。
協力のすごろくやって、伊集院光のラジオでゴキブリポーカー挙げたときのお店だっけ。 -
京都舞台のボードゲームのマンガ。
これって、「すごろくや・京都店」のフラグ?フラグなの?と、めっちゃ興奮。*1
怪しい四条あたりの雑居ビルに希望します。
いいよねぇ、これ。
なかなか、ゲームの楽しいところを伝えている!!
特に、ゲームを始めたときのドキドキや、アルアルが伝わる気がします。
わたしも、「はげたかのえじき」をしているとき、似たようなこと考えていたよとか。
「ごきぶりポーカー」の心理戦とかは、メタゲームの楽しさですよねぇ。
「アクア・ステップ・アップ」は、基本に1話に1つのボードゲームというしばりがあって、ボードゲームを遊んでいる描写は濃厚だったのですが、それ以外の話の展開がギュッと圧縮されちゃった部分がありました。あれはあれで、けっこう、それぞれのキャラクターにドラマがあると思うんですが、そういう部分は、小説版でないと充分かけない部分がありました。*2
でも、「放課後さいころ倶楽部」の場合は、ゲームにいたるまでのパートも大事にしていて、そこが、楽しいなぁと思います。
まぁ、1話目読んだときは、
「ボードゲームの話、ないやん!!」
とか、思ったのですが、このペースが、すごい深みをだしていると思います。
これ読んで、ボードゲームって楽しそうと思ってくれる人が増えるといいなぁ。 -
アナログゲーム×女子高生マンガ。本屋のアナログゲーム売り場で見かけて「そういうのもあるのか!」とゲームを買わずにこちらを買う。マンガを買うのは久々。各種ゲームを題材にそのエッセンスと絡めて心温まるエピソードを描くのは(趣味モノの類としてベタな構成ではあるけれど)非常にうまく料理されている印象。舞台が京都というのもよい。次巻は来月発売らしいので買おうかと思う。