マギ (28) (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
3.86
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本棚登録 : 1020
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091266958

作品紹介・あらすじ

世界を揺るがす大戦勃発!煌帝国編佳境!!

練紅炎率いる西軍と、白龍率いる東軍。国を二分する煌帝国の戦が始まった。金属器や兵の数で勝る西軍有利で戦況は進むが、追い詰められた白龍にはとっておきの秘策が…!? そして、見知らぬ大地を旅するアリババとジュダルは、意外な“人物”から世界に迫る危機を知る。壮大な魔導冒険譚、最新巻!!


【編集担当からのおすすめ情報】
この巻の見どころは、練紅炎と白龍の兄弟対決! 国に残った紅炎と、飛び出した白龍。時を経て、二人は互いに皇帝として戦場で激突! その想い、そして戦いの行方は・・・!! さらに、漆黒の大地を旅するアリババとジュダルの珍コンビも必見です!!

感想・レビュー・書評

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  • 煌帝国内紛決着の巻。

    紅炎に対して自らの王位の正当性を主張し、圧倒的不利とみられる挙兵を行った白龍。
    最前線で白龍の首を取るよう命を受けた紅覇と紅玉は、紅明の指示を受けながら戦場をひた走る。
    ところがある人物の介入により戦局は大きく傾く。
    他方、「黒い世界」に飛ばされたジュダルとアリババは、何かを知っている風のアリババに言われる通り、ある人物(原始竜)に会いにいき、彼らがいる場所が暗黒大陸の端だと知る。
    もはやイル・イラー(ダビデ)と世界が完全につながっていることを察したアリババは、一刻も早く元の世界へ戻ろうとする―――。

    まず、煌帝国の内紛の結末から。
    ずいぶん長い伏線張ってましたね!
    シンドバッドが半分堕天している、という伏線がここにきて生きるとは。忘れかけてました。
    そして、シンドバッドが白龍と紅玉ちゃんに仕掛けていた罠もここで生きましたね。
    うーん、驚きましたが、ここまできたらラスボスにこれ以上ふさわしい人もいまい。

    そしてきっと唯一そのシンドバッドに向かってもの申せそうなアリババくんは・・・
    はにわっ・・・・・
    ジュダルとの道中、見てて存外和みました。
    意外にジュダルくんのほうがウェットな雰囲気。
    竜の背中でもなにげなく膝のあいだに座ってたね。
    オッ・・仲良いの・・・?て凝視してしまいました

    しかし見ないあいだにアリババくんの雰囲気が随分変わったような。
    いや、変わったか変わってないかもはにわだからわからないんですが。
    彼がどんな経験をしたのか、元の姿に戻ったときどんな人間になっているのか、これからが楽しみです。
    というかアリババファンとしては、はにわアリババそろそろつらいです笑

    辛い展開が続くマギですが、どんどん物語が重厚に壮大になっていっていますね。
    先を楽しみにしています!

  • 2019/12再読
    普通に白龍が負けるか、逆転するとしても何か胡散臭い手を使うのだろうと思っていたら、予想しなかった展開。

  • 煌帝国の東軍と西軍の闘いが始まって、紅覇が紅玉を気にかけてあげるところとか、紅玉が紅覇を守ろうとするところとか、もう始まって早々に泣きかけた。鬼倭王国だとかササン王国とかなんか新しいの出てきてややこしいなーと思ったらシンドバッド率いる七海連合だったとは。白龍率いる煌帝国が七海連合の同盟国になっていてその内紛を収める形で介入するっていうなかなか卑怯なやり方。同時進行するアリババとジュダルの2人旅ではマザードラゴンに出会いダビデが神に取り憑いたとか、そのダビデと共鳴し一つに繋がった男がシンドバッドだったとか、もう驚愕の事実が次々と。しかもシンドバッドが紅玉に施した術で紅覇の首に刃を向けたりもうシンドバッドが信じられない。最後の敗戦の将となった紅炎と白龍の会話も悲しいものがあったけど、今回は紅覇と紅玉の兄妹想いなところが一番だったかな。ただ最後のおまけ漫画のアリババとジュダルの奇妙な冒険で違う意味で全部持ってかれた。面白すぎない?

  • あぁ、最後のおまけマンガ含め、
    ジュダルとハニワアリババ和むな。

    それぞれ、みな正義のために戦っている。
    大事な愛するものを守るために。
    それは、現実社会でも、いつの時代でも同じこと。

    紅炎あっさり、投降?
    いろいろ考えてのことなのだろうけど。
    玉艶の顔が今だに怖い…。
    紅玉はいい子だね。

  • ここにきてまた新たな国が出現しますか!
    ヤマトタケルって日本そのものじゃないか(笑)

    もう煌帝国の内紛はまさかのあの人まで絡んできて、
    混沌としてきましたねーやはり黒だったか。

    紅覇が紅玉の事を気にかけているシーンにウルッと。
    白龍にしても紅炎にしても、皆自分のやり方で戦争を止めたいと思っていて、何が正義で何が悪だなんてわからない。
    どこまでも平行線なのがあまりにも切ない。

    一方のアリババとジュダルの珍道中。オマケ漫画に笑いました。

  • 練紅炎率いる西軍と、白龍率いる東軍。国を二分する煌帝国の戦が始まった。
    金属器や兵の数で勝る西軍有利で戦況は進むが、追い詰められた白龍にはとっておきの秘策が…!?
    そして、見知らぬ大地を旅するアリババとジュダルは意外な「人物」から世界に迫る危機を知る。

    始まってしまった煌帝国の内乱。戦力的には圧倒的に白龍不利何だけど、どうするんだろうと思っていたら予想外の展開に転んだ。
    とりあえず前線で活躍する紅覇くんと紅玉ちゃんがすごく思いやりあふれる王族っぷりで、大変見直した。正直初登場時と性格変わりすぎてる気がするけど。
    前回登場した明らかに怪しい女の子・七海の正体というか、背後関係が思ったよりあっさりと判明する。ありゃ第三勢力だったか。
    それにしても白龍のバックでまさかのシンドバッドさん登場だもんな。七海連合ここでまさかの敵対ですか。もはや誰よりも黒く見えるシンドバッドが怖い怖い。
    一方でようやく進展があったアリババとジュダル組。どこの異次元に飛ばされちゃったのかと思っていたら、まさかの場所だった!そっかそう言われれば有り得たわ。
    おまけにやけに落ち着いているアリババ君の爆弾発言。ちょっとまって、それ想像したらものすごい恐ろしい状況じゃん。いっそ悟り開いてる感じだけど、そこに至るまでがもう…。

  •  煌帝国の内乱にひとまずの終止符が打たれた28巻である。ただ、これで終わりではないだろうことは、折り返しに書かれた「後半戦」という文字からも容易に理解できるところだ。
     物語そのものも、南半球をウロウロしているハニワの視点を挟みながら急速に勢力図を入れ替えつつある。煌帝国の内乱を収めたのも、七海連合による介入に依っていて、なおさらシンドバッドの存在がクローズアップされている。
     そしてそれに加えての、巻末に置かれた紅炎の台詞。あの女は本当に死んだのかと。物語は次の舞台に向けて急速に体裁を整えていっている、そんな印象である。

     間の巻であり、華安平原の戦いそのものは割合呆気なく終わったこともあって、ここでは星四つ半相当と評価している。
     次か、あるいはその次に大きな動きが出てきそうだ。楽しみに待ちたいところである。

  • 雑誌で漫然と読んでるとただの能力バトルファンタジーなんだけど、単行本できちんと通して読むと濃厚世界設定と多種多様でたくさんのメインキャラクターたちがそれぞれストーリーを担っていて素晴らしいマンガ。

    どんどん展開ひっくり返して今までの流れから斜め上に進んでいくところが好きです。
    主人公がいつまでたっても強くならない(というか強くなるけど他がもっと強い)というワールドトリガーなところも良いと思います。
    主人公あっさり死んだ、からの連載中の今の展開も好き。

    各巻末におまけがたくさん書き下ろされているのもうれしい。

  • 本編がドキドキシリアスなだけに、巻末のマンガが面白かったです
    ジブリのある作品を思い浮かべます

  • 話の流れは七海連合が白龍側で参戦してきて、煌帝国ピーーーンチ!なんだけど、なんだあのジュダルアリババコンビは。力抜けるわ(笑)埴輪姿であるアリババに何考えてるのかわからない、、、そりゃ埴輪だから表情がないからと一人ツッコミするジュダル(笑)二人の奇妙な冒険は末尾の数ページにもあるけど、この二人いいコンビだと思うよ。さてさて、紅炎は首謀者以外の罪を問わないという申し出により、白龍に投降。最後のページのあの顔、重荷を捨てたようなそんな表情に見えるなぁ。そしてシンドバッドが胡散臭い。

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著者プロフィール

漫画家。 週刊少年マガジン(2018年26号 ー2021年6号 )→別冊少年マガジン(2021年3月号 ー) にてこの本の原作である 「オリエント」連載中。
作品に「マギ」「すもももももも ー地上最強のヨメー」がある。

「2022年 『オリエント(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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