舞妓さんちのまかないさん (2) (少年サンデーコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091277268

作品紹介・あらすじ

京都からお届け!大人気お台所物語第二巻!

キヨは京都のど真ん中、花街にある屋形でまかないさんとして暮らす16歳の少女。
キヨは中学卒業後、舞妓さんを目指して青森から京都にやってきたものの、舞妓さん候補をクビになってしまいます。
ただし、踊りにはてんで才能がなかった彼女には、
一つだけ、得意なことがありました。
それは、故郷のおばあちゃんに教えてもらった、日々のごはんづくり。
ごはんを作る才能をおかあさん(女将さん)に見込まれたキヨは、倒れてしまったおばちゃんに代わって、屋形の台所をまかされることに。

一方、一緒に青森から上京してきた同級生・すーちゃんは、着々と舞妓さんデビューへの道を歩んでいるのでした。

華やかな花街の舞台裏、普通の日のごはんを通して、
温かな人間模様が描かれるお台所物語第二巻!


【編集担当からのおすすめ情報】
舞妓さんをめざし、どんどん前に進むすーちゃんと
青森にいたときと変わらず、毎日を大切に生きるキヨちゃん。

今回はキヨちゃんと幼馴染すーちゃんの絆も読みどころです!

感想・レビュー・書評

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  • すーちゃんが早くも百はなとして店出しをすることになる。
    友達が100年に一度の逸材と言われることを、妬んだり悔しがったりするでもなく
    自分のことのように喜べるキヨちゃんはとても貴重な存在だと思う。

    雪かきの音で郷愁を覚える感じ、よくわかる。

  • お止め(躍りの稽古に集中できない、京言葉が覚えられないなど、舞妓さんとしての振る舞いができない仕込みさんに宣告される辞職通告)を受けたものの、青森のおばあちゃんに仕込まれた料理の腕を見込まれた才能が役に立ち、おかあさん(市の屋形の女将さん)から新任のまかないさんとして、再起動を果たした野月キヨ。そんな中、共に青森から京都に上京してきた親友の戸米すみれが、同期生の中で1番に舞妓さんデビュー(店出し)が決まります。舞妓さんデビューを果たしたすみれ(百はな)と、毎日を大切に過ごすキヨ。みんな、毎日の食事で元気になれそうです。

  • 舞妓さんちのまかないさん 2(少年サンデーコミックス)
    第9話〜第19話

  • エビチリ、とんかつ、グラタン、シチュー、オムライス、かに玉、ギョーザをひとりでどんどん作っちゃうキヨちゃんすごい。ホットケーキもいいなあ。からあげ食べたい。コバラおやつありがたいね。なべっこ団子おいしそう。久しぶりに焼きそばも食べたいな。

  • ※レンタル → 電書購入

  • これ読むと台所に立つ気力がちょっとだけ復活する。
    けど、ジェンダーのこととか考え始めて、もやる。

    舞妓さん・芸妓さんの存在は、確かに西陣織をはじめ、あらゆる京都の伝統文化の屋台骨になっている。けど、それが成立するのは男性が経済の主役になって遊興にお金を落とし続けているからであって、っていう構図とか、舞妓さんを「おぼこいなぁ」と愛でる小児性愛的文化が許容される下地があって、っていう性の問題とか、いろいろ。

    作者さん、意識して描いてるのかなぁ。
    とすると、これ読んだ感想として「ほっこり」はまずいんじゃないのか?
    それとも単に目に入ったこと、耳に入ったことをスケッチ的に描きこんでるだけ??

    ……うーん。

    ドガじゃないけど、踊り子問題って根が深い。

  • おばあさんに料理とか教えてもらわなかったら、舞妓さんになれないまま、挫折を味わうところだったでしょうが、まかないさんとして舞妓さんを支えるキヨちゃんはすごいです。作中のごはんも美味しそうです。

  • 今回もほっこり!最高!

  •  キヨちゃんと一緒に、青森から京都へ来たすーちゃんが、舞妓さんになるまでの話が詰まっています。そしてそれを支えるキヨちゃんも大活躍です!

     1巻に引き続き、絵のタッチや細々とした小物などがとても丁寧に描かれ、素敵な内容になっています。作者の方が、舞妓さんやそれを支える人たち、そして京都という場所に尊敬というのか、敬意というのか、そういうものを払っていると感じました。

  • 舞妓さんオンリーの話でも良さそうだけど、裏方の話がやりたかったんだろうか? いや、それだとスポ根に過ぎるか?

  • 【花街の用語等の覚え書き・感想つぶやき】

    第9話
    ・店出し
    舞妓デビュー

    第11話
    ・男衆(おとこし)さん
    さすがに「おにいさん」呼びなんだな

    第12話
    ・舞妓さんは地毛を結い、芸妓さんはかつら
    舞妓時代の地肌への負担から禿げやすいとは聞いたような

    第13話
    ・舞妓としての名前
    これについては(付け方を)あまり知らなかったな
    京都じゃなくて江戸の辰巳芸者は男名だよね

    第15話
    ・お茶屋見習い
    これも私は知識が曖昧だった
    仕込み→舞妓見習い(お茶屋見習い)→店出しの順か

    第17話
    ・舞妓さんのだらり帯、見習いさんの半だら帯
    だらり帯は知ってたのに、半だらまでは気づかなかった!

    第18話
    ・百はなちゃん(すーちゃん)の店出し
    冠婚葬祭のようなせわしなさ……

    第19話
    花街関係じゃないけど
    ここでラグノオささきが出てくるとは……
    (このアッブルパイは昔の職場の女の子が地元青森からお土産で買ってきてくれて、みんなで食べたよ
    あと、つまんでりんご好きだったのになあ)

  • すーちゃんの舞妓デビュー。キヨのことを思って手を離したすーちゃんを抱きしめるキヨ。「キヨちゃんだけはすーちゃんでええよ。」も、すーちゃんのお願いごとも、いつもの味もみーんなすーちゃんを支えてくれてるんだな。すーちゃん頑張り過ぎて倒れなきゃいいんだけど…

  • この巻では主人公で祇園の屋形のまかないさんであるキヨと同郷のすーちゃんが見習いから舞妓へと成長していく話を中心に。

    芸事の才がなく舞妓になる事を諦めたキヨとは対照的に、すーちゃんの方は天賦の才と人一倍の努力で周りからも将来を期待される存在に。

    そんなすーちゃんを嫉妬する事なく見守り、支えるキヨもまた、まかないさんという他人より秀でた部分で屋形を支えている。

    この2人のお互いを思う気持ちと信頼関係が読んでいて心地よい漫画。

    また、祇園を舞台に芸舞妓の世界の裏側も多少は垣間見る事ができるのが魅力。

    とはいえまかないとしての料理はストーリー展開に即して意味あるものが登場する事が主題であり、レシピ漫画としての実用性にはあまり期待できないので、単純にストーリーを楽しむ為の作品なのかなと思う。

    それにしても週刊連載は発行ペースが速くて、既に3巻が出ているのだがまだ購入できておらず、追いつくのに必至である

  • 断捨離よろしく、
    運命を好転させるのに必要なのは、
    「捨てる」ことなんです。
    これ、
    意外に難しいし、できてないし、「捨てる」って事がわかってない方が多い。
    流れながら受け入れることなんですけどね。。。
    「キヨ」ちゃんを見習わなければ!


    第9話・キヨちゃんとすーちゃん
    「すーちゃん」とは幼馴染なんですか。
    青森からの同郷からの友達さんと同じ職場で働く。
    しかも、
    「すーちゃん」はかなりの天才!
    で、
    ついに舞妓デビューってことでプリンアラモード!
    ぷりんはご褒美ですからね!


    第10話・特別な日のためのごはん
    「すーちゃん」が舞妓さん頑張れば、
    「キヨ」ちゃんは仕込みさんを頑張る!
    レシピ増やしてるみたいね。
    つか、
    「キヨ」ちゃんコーヒーだけでなくクッキーもお手の物ですか!
    いいなぁー。
    で、
    「すー」ちゃんにはがんばれではなく、
    ごはんで伝える友情がステキ!


    第11話・秘策のごはん
    男衆と書いて「おとこし」さんって読むんだ!
    芸妓さんや舞妓さんに着付けする男性のことらしいね。
    つか、
    20kgもあるの舞妓さんの衣装。。。
    死んじゃうよ。
    夏は暑いよね。
    無理ぽ、かぐりんには無理ぽ。

    うらやましいね。
    こういうとき思い知らされる。
    郷土料理っていうのかな?
    懐かしい味を持ってる人が羨ましい。
    埼玉育ちなんで、
    そういうのないし、母親は料理できない人だったんで母の味ってのも知らない。
    そういうのがある人を羨ましいと思う。
    だからかな、
    自分の味を模索したいって思って料理するのかも。
    まだまだ初心者で下手すぎですけどね。。。
    料理でもないしな、まだ調理や。

    ちなみに、
    ちょっと食べてみたいで「イカメンチ」さん。
    美味しそうやね!


    第12話・眠れない夜のために
    舞妓さんって髪を結ったら1週間そのまま?
    もちろん寝る時もそのままですから寝れない!
    つか、
    髪の毛洗うのも1週間に1回ですか!
    相撲取りの髷なんかもそうなのかな?
    で、
    寝れないから甘酒ですか!
    太るぞ!


    第13話・ずっと決まっているもの
    子供のころは確かに「名前」って気にしてたね。
    かぐりんの本名は素朴すぎて。。。
    苗字も名前もありきたり。
    占い師の名前をいただいたときはちょっと嬉しかった。
    「かぐら」ですよ。
    苗字だったり名前だったりしてますが基本は「神楽」です。
    今は「神楽ひかる」
    ちょっと年を重ねて「ひかる」ってのがちょっといらないかな?
    そのうち、
    「神楽」のみで行こうかなって思ってる。
    で、
    「すみれ」っていいと思うけどな「すー」ちゃん!
    で、
    「すー」ちゃんの、
    舞妓ネームが「百はな(ももはな)」に決定!
    でも、
    「キヨ」ちゃんは「すー」ちゃんと呼ぶ!
    それがいい!


    第14話・同じ雪を見ている
    「キヨ」ちゃんの雪かきは特別なんです!
    by1巻


    第15話・仕込みさんの朝
    仕込みってのは舞妓さんになる前の修行期間のこと!
    舞妓さんの身の回りの世話や洗濯や掃除にお使いをすると。。。
    パシリやん!


    第16話・私の食べたいもの
    あまりにも「からあげ」が食べたくって、
    つい口に出ちゃうと。。。
    末期症状やね。
    もう、
    「からあげ教」に入るしかない!
    で、
    「キヨ」ちゃんも「すー」ちゃんも食べたかったものが一緒!
    「からあげ」は最強やで!
    でも、
    マヨネーズは邪道!


    第17話・見習いさんの夜
    舞妓さんは帯の長さで見習いかどうかわかる!
    短いのが見習いさん。
    つか、
    クッキー食べたくなってきたなぁ。。。
    「森永」の「ムーンライト」が好き!


    第18話・店出しのいちにち
    「店出し」とは見習いを卒業し舞妓さんになるデビューの日!
    お祝いの日でたくさんの来客があると。
    で、
    青森では「なべっこ団子」なるものがハレの日のおしるこスイーツなんだそうです。
    いただきたいな、それ!
    つか、
    火打石って素敵よね。


    第19話・憂える時のごはん
    まいっとるの時は美味しいものを食う!
    基本です!
    でも、
    焼きそばかぁ。。。
    た、
    食べたくなる!


    3巻は帰省するの?
    楽しみにしてるんで早く出して!
    って、
    秋に出るの?
    意外に早いね!
    待ってる!

  • ふんわりしっかりしている。
    生活や状況に合わせた気配りとしてのご飯やおやつ、という空気感が優しくて好きだなあ。

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著者プロフィール

12月28日生まれ。青森県出身、横浜市育ち。2001年、まんがカレッジ努力賞受賞。同年、『少年サンデー超増刊』に「日常戦線」でデビュー。

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