夜叉の瞳 (少年サンデーコミックススペシャル―高橋留美子人魚シリーズ 3)
- 小学館 (2003年12月18日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091277435
作品紹介・あらすじ
▼第1話/舎利姫▼第2~3話/夜叉の瞳[前・後編]▼第4~5話/最後の顔[前・後編]●主な登場人物/湧太(元は漁師。人魚の肉を食べ、500年間不老不死のまま生き続けている)、真魚(まな。人魚の里で育てられた少女。いけにえにされる所を湧太に救われ一緒に旅をする。気が強い)●あらすじ/湧太が人魚の肉を口にしてから120年。元の体に戻るため、人魚を探す旅を続けていた湧太は、人魚の肉を売りにする見世物興行の親娘に出会う。その人魚は偽物だったが、人魚の肉を食べたという娘・なつめは、湧太と同様に傷がすぐに治ってしまう体を持っていた…(第1話)。●本編の特徴/表題作「夜叉の瞳」では、湧太が昔雇われていた屋敷に幽霊が出るという噂を聞き、真魚と共に確かめに行く。そこで出会ったのは、かつて姉と心中したはずの長男・新吾に良く似た男だった…。また「最期の顔」では、湧太たちが、海辺の街で傷がすぐに治るという粉薬を飲む少年・七生と知り合う。人魚の肉が招く不老不死にまつわる短編シリーズの第3集。
感想・レビュー・書評
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人魚シリーズは高橋作品のなかでも、人の欲望が、直接描かれていて背筋が寒くなる思いがします。
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人魚の肉を食べて不老不死になった湧太の昔の話と、
直近の話が交錯する、シリーズ最終巻……らしい。
いくらでも続けられそうな、やっぱりここらが潮時のような。
年を取る者と取らない者が別離の後に再会するのって、
吸血鬼テーマの物語と似ている気がする。
だから引き込まれてダーッと読んじゃったのかも。 -
高橋留美子は短編が面白い。
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手元にある「人魚の傷」は、初版第1刷なので、1993年には購入して読んでいるはず。ざっと18年ぶりに続編を読んだ。「夜叉の瞳」以降、おどろおどろしい雰囲気が少なくなった気がする。それにしても、「人魚の森」、「人魚の傷」とは装丁が違ったり、「人魚の傷」と収録作品が重複したりで、統一感がないこと甚だしい。別のシリーズだから、仕方がないけど。
収録作品:「舎利姫」、「夜叉の瞳」(前編、後編)、「最後の顔」(前編、後編) -
人魚とタイトルに付かなくなったり人魚の肉が細かく違う形で使われてたりと変化球で攻めてきた感じ。この巻から未読だったんだけどやっぱり面白い!連載再開して欲しいなぁ~てかこの巻で終わりじゃ無い事を願いたい。やっぱり最後は湧太と真魚は死んじゃうのかな?何か死が救いなお話な気がしてきて続きがひたすら気になります。
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人魚の肉を喰らうと不老不死の肉体が手に入る………湧太と真名の旅は続きます。結構グロいです。
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全01巻 完結
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「炎トリッパー」や、「忘れて眠れ」みたいな、過去と未来が巧妙に交錯した話を期待していたから、どの話も一本道をターッと駆け下りる感じで終わってしまって、ちょい物足りなかった。
登場人物の抱えている情念とか怨念とかも、過去2巻に比べるとネタ切れっぽく、ちょっと大味だった。
あと、人魚の肉の効果が、どんどん後付けされていくのもなんだかなぁ、と。 -
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あっ、それだ!>和製ポー 続く続く。でも自然死はないから、人類や地球が滅亡する未来まで2人で見れますね…何千年先とかのお話か^^; それか、...あっ、それだ!>和製ポー 続く続く。でも自然死はないから、人類や地球が滅亡する未来まで2人で見れますね…何千年先とかのお話か^^; それか、どっかで捕まって、不老不死の研究される人体実験エンドか? どっちにしろ寿命って大事。せつねー☆ミ 人魚は繁殖しないんじゃない? 長生きすると外見が婆ァになるから、人魚の血で不老不死化した娘を食って、その娘の姿・若さを手に入れるんでしょ。だから元々の絶対数は変わらないはずだけど。人間に殺されたりしてだいぶ減ってんだろうな。2011/01/21
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だよね!>和製 なんだかのんびり地球滅亡まで生きてるイメージが強すぎて捕まって云々は想像つかないかも。繁殖については説明して貰ってやっと理解...だよね!>和製 なんだかのんびり地球滅亡まで生きてるイメージが強すぎて捕まって云々は想像つかないかも。繁殖については説明して貰ってやっと理解したw2011/02/06
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