H2 8 (少年サンデーコミックスワイド版)

著者 : あだち充

• 小学館 (2004年12月16日発売)

作品紹介・あらすじ

▼第1話／あり得ん話だ▼第2話／みんなは？▼第3話／そいつはどうも▼第4話／雨も降ってるぞ▼第5話／ザワザワ▼第6話／ヨロシク▼第7話／もしかしたら？▼第8話／読まれてますね▼第9話／ストレートフォーク？▼第10話／必要ねえよ▼第11話／やっぱりやな奴だ▼第12話／くか？▼第13話／あれ？▼第14話／そうじゃなくて▼第15話／よ！名監督▼第16話／国見vs広田▼第17話／なんだなんだ▼第18話／日頃の行いだろ▼第19話／試合はこれからだ▼第20話／もちろんだ●主な登場人物／国見比呂（千川高校野球部2年。中学時代には2年連続で地区大会優勝を果したことのあるエース）、橘英雄（明和第一高校野球部2年。比呂の中学時代の同級生であり、ともに野球部で活躍した強打者）、雨宮ひかり（比呂の幼なじみ。明和第一高校2年で、現在英雄と交際中）、古賀春華（千川高校2年。野球部のマネージャー）●あらすじ／甲子園予選・準々決勝。6回を終えて1点リードの千川高校は、エース・比呂が打たせて捕る投球でここまでノーヒットノーラン。投球数の節約にも成功しており、この試合の勝利はもちろん、次の準決勝に向けても準備万端といった感じである。しかしそんな中、スタンドには、スタメン出場中の島と大竹の姿を見て不敵な笑みを浮かべる英京・城山監督と広田の姿があり…（第1話）。●本巻の特徴／因縁渦巻く千川と栄京が準決勝で対戦!! エース対決、監督対決、親戚対決…そんな熱戦の中、栄京ベンチ内では監督と選手たちの軋轢が拡大し…!?●その他の登場人物／野田敦（千川高校野球部2年。中学時代から比呂とバッテリーを組んでいる捕手）、島オサム・大竹文雄（千川高校野球部1年。広田の親戚でもある不穏な輩）、広田勝利（栄京学園野球部2年。勝つためなら手段を選ばない不敵な左腕エース）、城山義明（栄京学園野球部監督。春2回、夏2回の甲子園優勝経験を持つ名将）

感想・レビュー・書評

[まえたさんの感想 · 2020年6月16日]

日頃の性格、大事。

[ピヨピヨさんの感想 · 2010年12月24日]

「The Highschool Days of 2 Heroes and 2 Heroines」（完全版表紙より）というわけで、『タッチ』の世界と似ていながらも一味違った高校野球＆恋愛世界を展開させた『H2』。甲子園での描写や登場人物の多さが『タッチ』とは対照的。

あだち漫画の真骨頂、脱力系主人公の国見比呂が良い味出しすぎだ。木根竜太郎くんが3年夏の甲子園準々決勝で見事完投したときの涙には感動。そして国見家の飼い犬がパンチだったのには笑った。