双亡亭壊すべし (6) (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091278586

作品紹介・あらすじ

惨劇を阻止すべく、屋敷の亡者を一掃せよ!

凧葉と紅に救われ、
一命を取り留めた破壊者達は
屋敷の深部へと歩を進める。
その先で、侵略者達の
恐るべき目的が明らかに…!!
そして総理らと共に、
遂に双亡亭の門前に立った青一と緑朗。
迫り来る絶望を打破すべく
命懸けの攻防戦が始まる…!!



【編集担当からのおすすめ情報】
双亡亭の”弱点”を発見し、攻勢に出る破壊者達。
青一や緑朗も合流し、前半戦クライマックスへ…!!

感想・レビュー・書評

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  • 双亡亭から撤退をしようとする能力者たちへの凧葉の説得の熱さ。これぞ藤田作品!ですよね。
    能力者たちが協力し、ようやく敵の弱点らしきものを見つけたものの敵が地球的な脅威になることも判明。外の青一たちも双亡亭に到着し…と双亡亭の中も外も大きく動き出してもうジェットコースター状態の展開でした。

    フロルの過去と窓の話には涙出ました…。彼女の命を張った試みが成功するのか次巻が気になります。

  •  前半戦を締めくくる決戦の7巻である。双亡亭に巣食う侵略者たちの弱点が知れた巻でもある。
     突入組に覚悟を問いかける凧葉から物語は始まり、双亡亭では奴らの目的にメスを入れていく展開が組まれている。その過程で彼らの弱点も見つけ出した形だ。
     また、青一・緑朗がついに双亡亭に到り、青一のドリルが双亡亭を正面から破壊する象徴的なシーンが描かれた巻でもある。

     そして、数多の敵に取り囲まれながら決死の覚悟で液体窒素のアポーツを敢行したフロルが、双亡亭内部の決戦で中心的に描かれている。
     フロルの過去と、語られる思い、そして覚悟は率直に胸を打つ凄まじさだ。彼女の見た末期の風景、心象風景における空の青さはあまりに儚い。

     恐ろしくドラマティックな前半戦のクライマックスである。星五つで評価するしかない物語だ。
     フロルの覚悟がどのように報われるのかは、次巻に委ねられている。心憎い引きだろう。

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著者プロフィール

北海道旭川市出身。1964年生まれ。88年、『連絡船奇譚』(少年サンデー増刊号)でデビュー。少年サンデーに連載された『うしおととら』で91年に第37回小学館漫画賞、77年に第28回星雲賞コミック部門賞受賞。ダイナミックかつスピーディー、個性的ながらエンターテインメントに徹したその作風で、幅広い読者を魅了し続けている。他の代表作に『からくりサーカス』(少年サンデー)がある。

「2007年 『黒博物館 スプリンガルド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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