双亡亭壊すべし (11) (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 260
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091285959

作品紹介・あらすじ

追手を振り切り、双亡亭に再び集結せよ!!

霊体の凧葉の檄を受けて、
病院を脱走し双亡亭へと向かう破壊者達!
鬼離田姉妹や警察が行く手を阻む中、
決死の逃亡劇が始まる。
屋敷の内部には、地下の元水路「暗渠」に
向かい穴を掘る亡者の群れ…
一刻の猶予も許されぬ中、
屋敷の深部へと連れ去られた紅に
坂巻泥努の魔手が迫る!!
無間地獄の先に、活路はあるのか…!?


【編集担当からのおすすめ情報】
坂巻泥努に攫われた紅を救う為。
「絵」の完成を阻止する為。
もっと潜れ、底が見えぬ闇の中へ…!!
戦慄のスペクタクル・モダン・ホラー、最新巻!!

感想・レビュー・書評

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  • 絵、どこまで上手くなり続けるのかしら。凄い。

  •  双亡亭に再び集う者たちを描いた11巻である。

     鬼離田姉妹と、それ以外の面々の対決編と言い換えてもいいだろう。
     どちらが操られているかはギリギリまで明かされず、「実は本当に彼らは操られているのでは?」という疑問を抱えながらの読書となった。この辺は率直に上手いなと思う。
     また、装備品を整えることで、より一層戦力として充実した形で参戦する彼らは実に頼もしい存在である。
     フロルの戦線離脱だけが惜しまれるが、彼女には彼女の役割がまたあるのだろう。楽しみにしたい。

     一巻丸々、宿木らの脱走劇が描かれた内容であった。
     彼らのキャラが活かされ、工夫が施された物語展開はなかなかの代物。
     エモーショナルという点で星四つ半相当という評価を定めているが、このシリーズにおける戦闘シーンの巧みさといい、今回の脱走劇といい、少年漫画の正道を描く内容はさすがにお上手いなと思う。

  • 本巻では再び戦場に戻っていく博士達が描かれています。

    関わった人間は、その存在を否定し壊す意志を固めさせる「双亡亭」。これはある意味「呪い」なのかもしれません。

    そして、謎が深まる坂巻泥努の行動。

    この物語はどこへ向かっているのか、現段階では判断できませんので、素直に次巻を楽しみに待つことにします。

  • 双亡亭に再度挑もうと施設を脱出する面々が熱いです。
    それぞれのプライドが双亡亭への恐怖心を上回っているのであろう姿は本当にプロフェッショナル。
    とりあえず鬼離田姉妹の洗脳?が解けて何よりです。

    坂巻泥努の過去が明かされる次巻、早く続きが読みたいです。

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著者プロフィール

北海道旭川市出身。1964年生まれ。88年、『連絡船奇譚』(少年サンデー増刊号)でデビュー。少年サンデーに連載された『うしおととら』で91年に第37回小学館漫画賞、77年に第28回星雲賞コミック部門賞受賞。ダイナミックかつスピーディー、個性的ながらエンターテインメントに徹したその作風で、幅広い読者を魅了し続けている。他の代表作に『からくりサーカス』(少年サンデー)がある。

「2007年 『黒博物館 スプリンガルド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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