雨無村役場産業課兼観光係 3 (3) (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 627
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091331793

作品紹介・あらすじ

岩本ナオの話題作「雨無村役場」がついに完結!

東京の大学を出てUターンしたものの、なかなか地元に馴染めなかった銀一郎だったが、”桜まつり”を企画することによって突破口が開けてきた。村のみんなの心もひとつになり、いよいよフィナーレに!
銀ちゃんが企画して、みんなで準備を進めてきた村民期待の新しい村おこしイベント”桜まつり”の日が迫ってきた。東京で人気俳優になったスミオも戻ってきて、村人は大喜び。そんな中、メグはスミオと銀ちゃんが秘密にしていたことを知ってしまう…。
”桜祭り”は本当に成功するのか…?そして三人の関係はどうなる…?感涙の終幕へ。

感想・レビュー・書評

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  • 正直なところ、自分が少女漫画を衝動買いするなんて、考えてもみませんでした。
    たまたま駅のホームで電車を待っていた時、前に並んでいる若い男性が読む漫画のタイトル「○○村役場…」と帯にあった「村おこし」という単語が、目に飛び込んできて、電車を降りてからも無性に気になっていた作品でした。
    舞台は作者の出身地、岡山県の灘崎町(現在は岡山市に合併)が下敷きになっています。「自分が育った土地を舞台にした作品しか描けない」と公言するように、架空の話しながら登場人物たちの振る舞いが実にリアルで、いちいち頷いてしまいます。

    村おこしに情熱を傾ける若者たちの青春小説…とはほど遠い世界観ながら、『地域の財産は人材』であることが嫌味なく、伝わってきます。
    読み終えたあと、じんわりと心が温まる、余韻が心地いい作品です。

  • いまいち入り込めなかった。
    でも岩本ナオ先生大好きだから、
    長く続いたらどっぷりハマったかもしれない。残念。

  • 「そんな顔せんでも 桜はずっと咲くんじゃけえ」
    こういう百人一首みたいな一発をサラッと村民に言わせておく岩本先生が大好きです。
    主人公の持つ変化への不安が三角関係とも絡み、出来る事を全力でするって美しいなとスッと入ってきました。3人の関係性が変わっても幸せの形を維持する為に、スミオとメグは受け入れたんだろうな…。「あと5分」があったから生きてこられたとか一生忘れないとか言う葬式スピンオフが読みたいです。

  • 一言で言うと、つまらない。もうちょっと読んでいけば面白くなるのかな? 盛り上がるのかな? と思っているうちに話が終わってしまった。

  • 何よりも大事なのは人と人の繋がりなんだな…
    と読み終えて感じました。

  • スミオの台詞がどれも切ない~
    最後まで、この物語らしく、だったなっていう感想です。
    銀ちゃんの好青年ぶりも自然で、嫌みがぜんぜんなくて、やっぱり好きです。

    現実のどこかの似たような地域でも、懸命な人たちが少しでも報われてほしいと願ってしまいます。

    しかし、相変わらず命名センスがすごいですね。山岡県とか、人気俳優の駒夫木(こまぶき)くんとか、高名な演出家の何川(なにかわ)さんとか、やたらと道を作ろうとする政治家の道路(←名前)先生とか!

  • 最後は落ち着くところに落ち着いたって感じかな。銀ちゃん、いい男だしね。スミオも俳優になったせいなのか、普通に人と接することができるようになったし。桜祭り、ずっと続くよう木や周辺のメンテ等、村役場及び村民の皆さんで頑張って!

  • 良い漫画でした〜 愛すべきキャラ

  • 桜祭り。三人の恋の行方は…

  • 【友人から拝借】

    ここに描かれているのは、きっと昔からある日本の幸せの原風景。 かなりスレてしまった私でも、素直に「羨ましい」と感じられる人情や温かさが漂っている。

    悩んで飲んで騒いで喧嘩して、泣いて笑って仲直りして歳をとっていく。 「それらが自分の手の届く範囲にある」という、過不足のない等身大の幸せ。
    もちろん失恋・失望・失意・失敗も描かれている。 でも、すべてが必要で必然だと思える優しさがあり、それが人生だと受け入れられる穏やかさがある。
    もしかしたら、二十代の私には響かなかったかもしれない。 いまだからこそ自分に沁みる内容な気もする。
    勧めてくれた友人に感謝を。 良い作品でした!

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