レディ シノワズリ (1) (フラワーコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 155
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091341594

作品紹介・あらすじ

運命の美女が貴方を惑わす傑作ファンタジー

中国美術に造詣が深い、ミステリアスな美女レディ・シノワズリ。

一度出会った人に忘れがたい印象を残しながらも、
幻のように姿を消してしまう、謎に包まれた彼女の素性とは…?

ファム・ファタール、骨董趣味、そして遠い異国への憧れ…。
波津ワールドのエッセンスがいっぱい詰まった、
ファンタジーの名手による待望の最新シリーズが登場です。

通常コミックスより大きなA5判、そして美麗なカラー口絵付きで、
優雅にして不可思議なその世界をご堪能ください!

感想・レビュー・書評

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  • 謎の中国人骨董蒐集家レディ・シノワズリとエドワード少年との不思議な縁を描いた話の第1巻。最初のこまっしゃくれた子供が良かったんだけど、子供時代の話をもっと読みたいかも。

  •  従兄につれて行かれた屋敷であったのは、チャイナドレスを着た金髪碧眼の美女だった。
     古き良き時代のイギリスを舞台にした、ファムファタールと中国骨董の連作。

     物は、ただの物ではなく、想いのあり様なのだと、思う。
     ようするに、イギリスに流れてきている中国骨董が、正しくない扱いをされてるところに、美女は現れ、少年はその姿を追い求める。
     そこにあるのは、<憧憬>なのだと思う。
     
     だからこそ、物語は優しく美しい。

     この美しさがあるからこそ、世界は廻るのだと、まぁ、何の根拠もなく思うのである。 
     信じられるのである。

     そういう、善良な物語…。

  • 筆が遅いことで定評のある波津先生.そんなにいろんなシリーズ展開して大丈夫なんですかと心配になりますが,またしても新しいシリーズ展開.

    レディ・シノワズリは中国趣味の骨董があるべき場所にいられなくなりそうになると現れて,それらが本来おちつくべき場所へと導く.どうやら白虎のようなこの世ならぬものを伴っている様子.本巻ではそこまで.秘密は次巻以降でおいおい明らかになることだろう.

  • 金髪碧眼のチャイナドレスの女なんて想像すると胡散臭げだけど、波津さんのは麗しいんだよな~w
    “シノワズリ”って中国“風”だそうなのだが、響きがすきだ。
    ウィリアムのひねさ加減もさとい子供の範疇な気もするからもっとみてみたいな~

  • 波津先生なので
    勿論絵も綺麗でお話も綺麗で満足はしているのですが、
    タイトルになってるレディ・シノワズリは、
    やっぱり波津先生なので、
    濃ゆさのあるキャラでは全然無く

    では、ほわ~んと幻想的な存在かと言うと
    そうでもなく

    存在感があるわけでも無いわけでも無いので
    タイトルロールとして読むと、
    こ~ 、なんとなく微妙でした。

  • 英国を舞台に中国骨董に絡む事件を描いた読切短編でのシリーズもの、ややシリアス寄り。表題にあるレディシノワズリは、登場する度名乗る名前が違うミステリアスな美女。悪人というわけではなさそうだけれど…、その素姓が気になるウィリアム少年が主人公。とりあえず続き!読みたい!

  • 相変わらず、綺麗です。

  • ウィリアム青年の周りには美女・美少女目白押しだというのに、会えるかどうかも分からない謎の女にしか目がいってないとは不毛なヤツめ...www 
    個人的にはリンジー姫お気に入り♪ 
    ガートルード嬢は一人息子と一人娘(兄いるけど)で家継ぐって決めたならこれはもう諦めるしか...残念。 

    まだ続いてるみたいなので、今後のハクの活躍に期待☆

  •  骨董、特に中国骨董の周囲で起こる人間模様。骨董自体は、どちらかというとアクセントでウンチクはありません。
    波津さんの作品は、優しい結末が多いので安心して見れますわ。

  • シノワズリという不思議な響きの言葉を完璧に体現したかのような物語。波津先生の真骨頂ですね。

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著者プロフィール

(はつ・あきこ)1959年、石川県生まれ、在住。81年、「波の挽歌」でデビュー。著書に『雨柳堂夢咄』『幻想綺帖』『女神さまと私』『レディ シノワズリ』『ふるぎぬや紋様帳』『お嬢様のお気に入り』、「うるわしの英国」シリーズ、「波津彬子選集」シリーズ(『鏡花夢幻』『牡丹灯籠』『燕雀庵夜咄』『秋霖の忌』)など多数。画業40周年を越えてなお、少女漫画界の第一線にて作品を発表し続けている。

「2021年 『幻妖能楽集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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