P.A.(プライベートアクトレス) 特別編 (特別編) (フラワーコミックス)
- 小学館 (1999年2月24日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091342096
作品紹介・あらすじ
小早川志緒は16歳の高校生。でも、ウラではアブナイ仕事もやっている。個人的な依頼を受けて、人間を演じる。そう、P.A.なんだ。ヘタな演技じゃ通用しないよ。
感想・レビュー・書評
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前作のPAも結構読んでた。
あるキャラも出てきていて、少し嬉しかった -
【ジェームス・ディーンに花束を】
依頼:事故で死んだ少年に憧れていたふり
【ヘプバーンは休日中】
依頼:アラブの大富豪と見合いするお嬢様のふり
【3時間のドイル】
依頼:舞台で刺された女優の代理
(サイレント・アイとのコラボ?)
同時収録話
《かたつむりの時間》
演技派俳優と美人女優の隠し子である小早川志緒。彼女のアルバイトは、その天才的演技力で個人的に依頼された人間を演じるプライベートアクトレスだった、というお話……の外伝。
個人的に、今回の話はそんなには……な、感じ?
つーか2つの話の主人公が一緒になったせいか愛梨の顔が違うんですけどー。
そして一番謎なのが、志緒と知臣の結婚式に招待客はいないのか、いたとしたら極秘は無理じゃね? という辺りか。
まぁ、式だけ挙げて、、、て。えーとそれでも親は呼ばないか、呼んだらやっぱり極秘無理そう……。 -
全8巻と特別編。
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「ジェームス・ディーンに花束を」
交通事故で死んだ男のために花を供えてほしいと依頼された志緒。事故現場に添えられた花束って気になります。志緒、相変わらず負けず嫌いなのね。知臣もその嘘にのっちゃうし…。
岬君いい人ですね。友達のためにそこまでしてあげたいと思うなんて…確かにバカにされてるのは嫌ですからね。
今回も志緒の設定は完璧だな。それにしても男の人って電車とか飛行機とか乗り物好きですね。特別走行とかは多少は興味ありますけど。
“友達はたくさんいれば勝ちってものじゃない、邦彦君はあなたがいただけでそんなに悪い人生じゃなかったよ”という言葉はすごく心に響きます。岬君嬉しかっただろうな。
志緒、今回の演技は大げさすぎるような…きちんと出会いのシーンまで考えていたんですね。素晴らしい! 写真を撮られるのは苦手ですが、相手によってはどんな風に見えたのかな? って興味がわく時もあります。ありのままの姿がうつしだされますからね。
お互いに殺されたなんて言ってるのを聞いちゃうと気になりますよね。邦彦君は優しい人だったというし…。
でも、世間って狭い。知臣の隣りに入院していた人と偶然会っちゃうなんて。
バカっぽいけどショータ、案外鋭いですね。事故の話が交換条件じゃなければ絶対に喋ったりしないんでしょうけど…でも、焚きつけたのが自分だからショータも後ろめたかったんでしょうね。
レイプされて自殺するような女の子が今時いるなんて信じられないだなんて…軽く考える人のほうが信じられません。まあ、俊のことをカッコイイままでいさせたい気持ちもわかるけれど、人間として何をすべきか考えるべきです。
好きな女の子のために命をかけて死んでいったなんてカッコイイけど切ないです。でも本当に、真実って見えないものですね。
「ヘップバーンは休日中」
大富豪の見合い相手をやんわり断るためにお嬢さま役を演じることになった志緒。なんか今回の志緒は楽しそうですね。しかも振りまわすつもりがかなり積極的にこられてはちょっと困ってしまうでしょう。一目ボレの相手に似ているんだからムリもありませんが…。
劇でやったことがあるからって、ダンスの誘いに応じることが出来るなんてかっこいい! 堂々としているからかえってバレないんですよね。
街に出た志緒はすっかり役のこと忘れちゃってますね。日本って本当に思っているほどいい国じゃないですよね。サイードカッコイイじゃないですか。志緒といたら魅力が引き出されてくるみたいですよね、みんな。
志緒、知臣と離れてる時期ですから、こんなサイード相手だとよろめきそうになっても無理はありません。今は痴漢を撃退してくれるような強い人ってなかなかいませんからね。
知臣以外の人に嫉妬するなんて志緒らしくないです。それほど魅力的だったんですね、サイードは。
嫌われるというか、突き放すために言ったことは、ちょっと志緒の本心入ってますよね。自分がつばさだったらこう言うだろうな〜というか…かわりにされたら嫌ですもんね。
でも、素直にそうかもしれないと考えて、実行に移せる所は本当にかっこいいと思います。しかし、サイードの好きな人が志緒だなんて…最初から志緒にしか惹かれていなかったのね。それでは志緒も罪悪感を抱くでしょう。ヘップバーンの休日のことを持ち出したのは気付いたからなのでしょうかね。
「3時間のドイル」
愛梨と志緒の共演って何か嬉しいです。でも、志緒と知臣って本当に絵になる2人だから撮りたくなるのも無理ないですよ。知臣ますますかっこよくなってるし。
大女優になってもP.A.の時の友達を気軽に訪ねるのは志緒らしいですね。P.A.はある意味、即興のお芝居だからどちらかというと舞台向きなのかもしれません。
礼子が指輪を預けたのは何かの予感だったのでしょうか? それにしてもよく事件に巻き込まれること(笑)。志緒はお芝居が好きな人には暖かいですね。確かにカメラは1人だから、仲間がいるのは羨ましいでしょう。
劇団に色男がいると苦労しますね。それでも仲間だと思ってやってきているのに鴻ノ森という男は…。
志緒って意外と頼まれたら断れない性格ですよね。真実を知りたいと思ったんでしょうが…。礼子さんの間でやれるなんて本当にすごいな。
愛梨のカメラにうつった17枚目の真実と、志緒の目で犯人がわかるなんてちょっとドキドキしちゃいました。写真を見ただけで犯人がわかっちゃうなんて愛梨が興味を持つのも無理はありません。
嘘の情報を流して犯人をおびきよせる技はさすがですね。けれど志緒は罪を裁くことではないという所はすごく好きです。革命団、いい劇団じゃないですか。今回のことで鴻ノ森は心を入れかえるだろうし…。
それにしても志緒、5時から式だというのに何をやっているんでしょうかね。いくら人助けっていっても…。まあ、最後まで志緒らしいけど(笑)。
しかし、とうとう知臣と結婚ですか。おめでとう!