僕等がいた 16 (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.03
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本棚登録 : 770
感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091343178

作品紹介・あらすじ

ついに完結…!!

累計1000万部突破!実写映画も話題(前篇公開中!後篇は2012年4月21日公開!)の、国民的ヒット少女漫画の完結巻が、いよいよ発売!

山本有里の母が亡くなり、有里と決別した矢野。矢野はついに、ひたすら自分を責め続けてきた、そして自分自身を縛り続けてきた過去と向き合う。一方の七美は、矢野に連絡をとろうと決意する。

互いを思いながらも、長く離れていたふたりの距離が、一気に近づこうとしたそのとき。七美の身をトラブルが襲う。それを知った矢野は…。

誰もが胸を焦がし、泣いた、大人気作品がいよいよ完結。号泣必死の結末は…!?



【編集担当からのおすすめ情報】
「僕等がいた」の完結巻です。
名シーン、名ゼリフの数々を思い返していただきながら、七美と矢野の物語の結末を見届けてください。

感想・レビュー・書評

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  • この巻は、勢いに任せてわあっと読んでしまいました。
    結末を知りたくて、知りたくて。
    矢野や七美も、お互いに逢いたい気持ちが強くて
    空回っている気がして、読むスピードを上げたのかも。

    このお話の七美が矢野を待ち続ける辺りの話は、
    とても共感してしまいました。

    何度か読み返すたびに、現実であたし自身が
    しがみついている過去だとか、そういったものを、
    丁寧に紐解いてくれているような気がしました。
    そういう意味で、いろいろと泣かされた物語です。

    最後は、なんとなく自然な姿に立ち戻った気がしてます。
    高校生の頃の2人のような。
    でも、いろんなことを乗り越えて2人が居ることが、
    とても尊く感じました。

    なんとなく、終わって寂しいというよりも、
    2人が肩を並べてる結末を嬉しく思う自分がいます。

  • 購入はイラスト集つきの方。
    1枚1枚に小畑先生のコメント、ロングインタビューもあり良かった。

    本編は、ひさしぶりに少女マンガで泣けた。
    七美と矢野が、やっと、やっと穏やかな日を迎えられて本当に幸せな笑顔だった。
    矢野の、「家族になってください」というセリフが胸に響いた。

  • もう10年になるんだ。初めに思うことはそれ。私も高校生で、遊びたい盛りであったことを思い出す。惹きこまれた。10代後半特有の不安定さ。「それでも前に進むんだよ」学べたかどうかはわからぬけれど、僕らがいたに出会って心から感謝している。又作者の小畑さんが伝えたいことは何かなと考える。読むのが辛くて投げ出してしまった作品でもある。綺麗なものだけを目にしていたくて、逸らしたい。そんな感情で蓋をした。
    連載当初には私の母親も生き生きと過ごしていたなあと胸が焦がれるように熱い。失くしたものから得た喜びは、この先の人生を照らしてくれるはず。願わずにはいられない。最終巻、読了。幸せになろうと思った。なりたいと思った。

  • うーん、終わったねぇ。

    病院へ運ばれ連絡が取れない七美の携帯に、メッセージを吹き込む矢野のシーンが好きでした。
    「今度こそ迎えに行くから待ってて」というメッセージ。

    あきちゃんも竹内くんも好きなキャラクターだったけど、彼らは主役じゃなかった!特に竹内くんね。あんなに一生懸命だったのにね。。。

    この巻ではないですが、山本さんのシーンも好きでした。
    お母さんの死を契機にいろいろなものを吹っ切ることができて、矢野がいなくても生きていけるようになったシーン。

    タイトルの「僕等がいた」。
    ちょっとまだ響いていないなぁ。どいう気持ちが込められたタイトルだったんだろう?

  • 最終巻。
    作者様のロングインタビューがきになって、限定版の方を購入しました。
    ラストの「僕等がいたに傷つけられ・・・」の言葉に、
    自分が辛かった理由がなんとなく実感できました。
    きっと、作者様の迷いが出ていた作品だったから、
    自分も読んでいて辛くなったんだろうな。

    この最終巻もやっぱり、
    迷いがあるようなまとまっていないような、そんな印象を受けます。
    幸せに向かっている事は前の巻からの流れてわかってはいたけど、
    なんだか自然じゃなかったような気がして。
    ところどころ書きたかったシーンが浮いている、そんな印象でした。
    もしかしたら、作品としては映画の方がまとまっているかもしれません。

    ともあれ、10年という長い間、本当にお疲れ様でした。
    最後まで見届けられてよかった。

  • 竹内くん、ええ人や...
    ええ人なのに実らないっていう少女漫画のあるあるやね笑

  • ※全16巻

    映画の主題歌が好きで、読み始めた。
    (私にしてはそんなパターンはかなりレア。さすがミスチル!!笑)

    小学館の少女漫画界隈って、このテの話―現在・過去・未来をつなぐ純愛―好きだよねw
    真っ先に芦原妃名子さんの『砂時計』思い出したわ。
    でも別に似てるわけじゃないので、これから読む方はご安心を。ヾ(´∀`)

    重い話のようでいて、わりとさっぱりしている。
    (いや、矢野にとっては終始つらいばっかだったけどさ)
    ただ、この情報社会においてこういうすれ違い方って無理あるというか…違和感。(☉_☉;)
    今回の場合、矢野が「過去を捨てる」という選択をしたから成立した話だったかなと。

    ラストも私にはちょっとよくわかんなかった。(゚∀゚;)ゞ

  • 私の青春

  • ハッピーエンドでよかった。
    絵柄や話の展開は、北海道にいるころが好き。

  • 『僕等がいた』を読んでたときはまだ子どもで、恋に恋する感じだった。だから他の少女漫画とは違う暗いこの話がなんか好きだったんだと思う。でも大人になっていろいろ経験して、自分なりに恋なんかしちゃったりするとあれ?ってなる。そんなに感動的だったのかなって。わからなくなる。多分少女だったからよかったの。あの時に読んだから好きだったの。

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