にじいろ☆プリズムガール (4) (ちゃおフラワーコミックス)

著者 : 中原杏

• 小学館 (2012年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

虹架、若手ナンバー1女優とのW主演に挑む

12歳だけど16歳のフリをして女優としてのスタートをきった虹架。なぜ16歳のフリなのかって…？ それは、亡き母・大女優の藤宮沙織が虹架を産むためにあきらめた、その年ナンバー1の女優に贈られる｢ダイヤモンド・プリズム賞｣を受賞できるのが16歳以上だから。“ママの夢をあたしが叶えたい…！！” 虹架は、夢に向かって今日もがんばっています。

初めてヒロインを演じたドラマ『魁！！ヤンキー学園』も好評な虹架に与えられた次なるステップは、なんとあのRIAが主役をつとめる新作映画のもう1人の主人公！ RIA自身が審査員をつとめるオーディションに挑むことになった虹架だけど、虹架の演技を観たRIAの口からは、衝撃的な言葉が…！？

【編集担当からのおすすめ情報】
小学生女子に絶大な人気を誇る漫画誌「ちゃお」で、常にトップグループの人気を誇る作品、待望の第4巻です。若手ナンバー1に君臨する女優・RIAとのW主演というまたとないチャンスが巡ってきた虹架。オーディションの結果は？ 虹架とRIAの直接対決は？ 中原先生が最も得意とする芸能界のキラキラした世界を舞台に、“本格演技もの”という深みも加わり、ますます読みごたえたっぷりの1冊となっています。

感想・レビュー・書評

[hibiki-cさんの感想 · 2012年8月19日]

【デザイナーメモ】低年齢向けの面白さは、イラストの目の大きさに代表されるような記号の違いもさることながら、現場的なレイアウトにおいては文字の読みやすさに対する感覚の違いも大きい。帯とタイトルの干渉を避けるレイアウトはよくみられるが、本作では割り切って天側に固定している。同様の理由で人物に対しタイトルやネームがイキになるようなスタイルも頻度が高く、結果としてさまざまな要素に人物が「埋まっている」ような独特の画面になる。そうした「キラキラしたものに埋まっている自分」が映っている鏡が『ちゃお』など低年齢向け漫画雑誌の表紙なのかもしれない。（カバー、帯の一部を担当）