式の前日 (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 5102
感想 : 695
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091345851

感想・レビュー・書評

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  • 評価は高かったけど、ちょっと狙い過ぎかなぁ。嫌いじゃないんだけど。

  • 2020.2.6 読了

    少女マンガ…ではないですね。小説の短編集のようです。どの話も最後に そう来るか、というトリックの種明かしみたいなオチがあって良いストーリーです。初回読む時より再読の時の方が良く、目頭が熱くなりました。
    8年も前のコミックなので、なぜ今?と思ったらあさイチで紹介されたそうですね。

  • 評判はあちこちで見てて‥でも店頭ではなかなか会うことができなくて読めなかった本。

    めちゃめちゃよかった‥全編泣いてしまった。
    何度も読み返して今夫にも読んでって勧めているんだけど。

    6編の短編集なんだけどいやこれホントどれもすごく良くて。
    強いて言えば‥あずさ2号が1番好きかな。

    ずっと、離婚した理由を探しながら読んでいて。
    最後に出て行く時、お父さんの感じから、もしかして会えるのはこれが最後なのかな?職業がアレっぽいから何か命に関わることがこの後あるのかも‥なんて思ったのは一瞬だった‥
    喪服のお母さんが帰ってくる。
    まったくそういうことだと気づけなかった。
    お母さんの指にはちゃんと、結婚指輪がはまっていて。
    何年前に亡くなったかはわからないけど、彼女の記憶にまだあるくらいの年数しか経っていないのかな‥
    お母さん似てくる娘の寝顔を、切なく見つめるお父さん。もう少しいられたらお母さんに会えたのに。

    もう一つはカカシかな。
    「今度は」「あなたの番よ」
    ここでうわーーーっと泣けてしまった。
    やっぱり兄側目線で見てたんだな私は。いつもそうだけど。トトロも、サツキに感情移入してしまうから、メイを探す後半の一部分はいつも見たくなかった。

    たった2人の時間の積み重ねとか。
    故郷に蓋をして忘れようとする毎日とか。
    2度と会えない辛い日々を、一日いちにちなんとかやり過ごしたりとか。

    歳とったからかなぁ?
    若い頃に読んでいたらあずさ2号とか泣いてたかなぁ〜


  • 短篇集。
    どれもちょっと切なくて、最後になるまで本当の話が見えなかったりして、読み返したくなるものばかり。
    面白かった。
    この人の他の漫画探してみようかな。

  • ドラミっち推薦。連載漫画が長編小説、4コマ漫画が俳句とすれば、これは短編小説集にあたる。少しだけファンタジックな、日常の情景の読みきりが6編で、おトク感。人物の画は一辺倒でも、コマ割りとか、同じコマの繰り返しとか、なんというか間(ま)の取り方がうまい。行間ならぬコマ間を読む楽しみがあるとは、コミックも文学になってきた。好きなのは「式の前日」と「夢見るかかし」。前者は鮮やかなラストの叙述トリック、後者は伊坂オーデュボンちっくな擬人ファンタジー。ゴッホの作品も読んだらちょーだい、ドラミさん。

  • 表題作の『式の前日』 良かったです。てっきり式を迎える二人かと思っていたら…。ほんの20ページ足らずの作品なのに二人の深い思いが伝わりました。
    『あずさ2号で再会』も好きです。こういう話の描き方がとても上手い作家さんだと思います。セリフのないコマが雄弁に物語っていて、余韻が残るというか忘れられないというか…。
     そしてこの本で一番好きなのは『それから』で卓袱台の上で、でろーんと寝そべっているニャンコ。そのニャンコから見た『式の前日』の姉弟の『それから』。人間くさい一冊でした。

  • 短編なので手軽に読めた。
    ショートショートのように結末で驚かされるような話がちらほらあったが、そこがまたツボだった。

  • 「式の前日」「あずさ2号で再会」「モノクロ兄弟」「夢見るかかし<前編・後編>」「10月の箱庭」「それから」を収録。
    やっと見つけた!最後の1冊…。表題作を2度読みしてから「あずさ2号で再会」を読む、思わずしちゃいました。想定外のどんでん返し、そりゃ確認したくなりますよ。絵も演出も、新人とは思えない上手さだと思う。特に髪の描き方が好き。「あずさ2号で再会」が1番のお気に入りかな。2度読み、表題作よりこちらの方が切ないはず。全作品、登場人物たちの関係が恋愛でないのが良かった。他のお話も良作ばかりで、話題になっただけはあります。カバー下も好き、購入した方はぜひチェックしてみて下さい。

  • 心にじーんとくる一冊だった。
    あらすじと帯に誤りはなかった。
    ほんとに短編でこんなに心に訴えかけてくる漫画を読んだことはわたしはない。出会えてよかった、ありがとう。

  • 心の細かい動きが美しい線とセリフで書き出されていて、じんわり身体に染みてくる。これは必読。

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